雨ノ日、相合イ傘。
こんにちは、カミリアです。
今回は話作りの練習に書いてた話です。時期は梅雨……かな。
あらすじ通り、ベタです……。
多分何でもない話ですね。
ある日の放課後。
夏の図書室はクーラーのない私の学校では避暑地だ。
そんな図書室で暴れたり汚したりするバカがいる。
その度に図書委員である私は、当番が来るたびに掃除や本の整理をしなければならないのだ。
今日の当番は私だった。
「ふぅ、やっと終わった。」
終わった時にはもう6時半。
窓の外は大降りの雨が降っていた。
幸いにも、スクールバックの中には折りたたみが入っていた。
私は図書室を出て、鍵をかけた。
下駄箱まで行くと、クラスメートのあいつがいた。
部活終わりなのか、あいつはジャージを着ていた。
「あんた……何やってんの?」
「部活終わりだよ……。」
「見れば分かるけど……こんな遅くまで?」
「バスケ部なめんな」
と、こいつは言うけれど見回すと人は、こいつしかいない。
「あんたしかいないじゃん。」
「っ……別に……。ゲームで負けて、片付け押し付けられただけだし。」
「だっさ」
まぁいいや、と私はスニーカーを履いて外を出た。
あいつもスニーカーを履き、傘立てから黒くて大きな傘を取り出した。
私も傘をかばんから出そうとした。
だが。
「……持って来てるか?」
「………え?」
「傘。持って来てるか?」
「……うん」
かばんから折りたたみを出す。
あいつは少しびっくりして、
「えっ?……あ、あぁそうか……。なら、いいんだけど」
と言って、少しため息をついた。
「朝さ、お前傘持ってなかったから。」
「折りたたみだからね。」
「なんだ……待った意味ねぇじゃん……。」
とあいつは小声で呟いた。
「えっ……」
「あ、いや、別に。気にするな、うん。ほ、ほら早く帰るぞ」
と言って、あいつはバカでかい傘を広げた。
顔が少し赤いのは、気のせいではないだろう。
私はかばんに傘をつっこむと、あいつのジャージを引っ張って言った。
「入れてよ。」
「え?」
「傘。あんたの、バカでかいんだから二人入ったっていいでしょうが。」
「でもお前、傘」
「この大降りじゃ、折りたたみ小さくて濡れちゃうじゃん。それならあんたの入った方がマシでしょ。」
「……別に、いいけど。」
あいつの顔が少し赤いのは、見なかった事にしてやろう。
最後までお読み頂きありがとうございました♪