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第二十三話 甦る悪夢と修学旅行(後日談)

完全コメディです。シリアスを期待している方はいないと思いますが、箸休めのようなものだと思ってくださると嬉しいかと(笑)

 後日談


 あの後、有坂兄妹にこれでもかという程どつかれた僕は、そのまま病院に搬送された。

 殴られることを覚悟はしていたけれど、病院送りはちょっとひでぇような気がする。

 検査だけで済んだのが不幸中の幸いというか、とにかく体に残る傷は鞠さんにつけられた刀傷くらいしかなかった。

 ……まぁ、それも、医者に説明するのがかなり大変だったケド。

「と、いうわけで帰ってきました懐かしの我が家ってとこか。ありきたりに百年くらい帰ってなかったような気がするよ」

 比喩でなく死にかけたので、本当に懐かしい。思わず涙ぐんでしまいそうになるくらいだ。

 涙を堪えて、いつも通りの笑顔を浮かべて、家の扉を開けた。

「ただいまー、今帰ったよ……ってちょっとなにしてんのォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!?」

 家に戻って0.3秒でツッコミを入れる羽目になった。

 家の玄関ホール。ウチの屋敷で一番広い場所であり、お客様を迎える場所でもある。

 そこに、彼女たちは羞恥に顔を染めて立っていた。

 彼女たち、つまり複数形なわけだけど……その中でわりと『それなり』な服装をしている京子さんが軽く手を上げる。

「よ、坊ちゃん。お帰り。けっこー遅かったな。ちょっと待ちくたびれちまったよ」

「あの、京子さん……この有様は一体?」

「ああ、こっちのミスでつまんねーことになっちまったから、お詫びみたいなもんかね。しっかしアレだな、このメイド服ってのもなかなか馬鹿にしたもんじゃねーな。見た目のゴテゴテしたのとは裏腹にかなり動きやすい」

 などと言いながら、『メイド服姿』の京子さんはその場でくるりと回転する。

 ちなみに、見た目だけはまるで少女な京子さんに、メイド服はそれはそれはもうすごく似合っていた。

 思わず、ずっと見ていたくなるような衝動に駆られるが、僕はなんとかそれを振り切った。

「いや、ちょっと待ってください。少し考える時間が欲しいっていうか、ねぇ、一体なにをしでかしたんですか?」

「坊ちゃんが部屋で養殖してたクワガタを全滅させちまったんだよ」

「………………な」

 一瞬、目の前が真っ白になる。

 クワガタ全滅。つまり、それは、あの。

 ……いや、待て。早計だ。早まるな。ここで迂闊なことを言えば速攻でばれる。抑えろ、ここは様子を見るんだ。

 僕は内心の動揺を抑えながら、ゆっくりと息を吐いて問いかける。

「あの……京子さん。これは一体なんの罰ゲームでしょうか?」

「ん? 男ってのはこーゆーのが好きなんじゃないの?」

 好きですよ。好きですが、それを口に出したら人間としてはちょっとアレな気がします。

 僕は即答しそうになりながらも、少しだけ溜息を吐いて言った。

「まぁ、嫌いとは言いませんけど……問題なのは、ただ謝るだけならこんな『コスプレ』は必要ないでしょってコトで」

「『ただ謝る』だけならこんなコスプレは必要ないだろうケドね、……フツーは、世話してた虫なり動物が死んだら悲しいもんさね。それが売るつもりだったもんでも、多少の情は移るだろう?」

「……ま、そりゃそうですが」

 小さい頃に飼っていた猫のことをちょっと思い出す。僕が拾ってきて、父さんに懐いて、母さんが可愛がりすぎて神経失調症にした挙句、結局他の家に飼われることになってしまった子猫。……今は元気にしてるだろーか?

 僕がほんの少ししんみりしていると、京子さんは四人を急かすように手を叩いた。

「ほら、全員で練習しただろーが。小学校の卒業式みてーに機械的(※1)でいいから、誠意と真心くらいは見せとけ」

 どーでもいいんですが、機械的では誠意と真心は見せられないような気がします。

『………………』

 コッコさんに美里さんは顔を赤らめて俯いている。舞さん(らしきもの)だけは表情を読み取れなかった。

 唯一、冥さんだけが普通の表情だったけど。

 そんな痛々しい沈黙の中で、美里さんがようやく口を開いた。

「あの……坊ちゃん。今回は私の監督不行き届きが原因でこのような結果になってしまい、申し訳ありませんでした」

「えーと……えっとですね」

 いや、言葉が出てきません。っていうか、それ以前になぜ『女子高の制服』なんぞを着てるんですか? そんなにグラマラスな女子高生は存在しませんし、制服ってのは着る人間によっては凶器になるんですよ?(※2) 僕を殺すつもりですか?

 疑問は顔になって出ていただろうが、美里さんは顔を赤らめて俯くだけだった。

「はい、じゃー次は舞。ちゃっちゃと済ませてね」

「……………ぐっ」

 舞さん(らしきもの)は屈辱に震えているのか、カチャカチャと硬質的な音を発しながら、ゆっくりと頭を下げた。

「坊ちゃん……えっと、ごめんなさい。後で覚えてろ」

「いや……その、気にしなくてもいいよ。僕も黙ってたのはわる……ぶっ」

 思わず吹き出すと、舞さん(らしきもの)はものすごい形相でこちらを睨んできた。いやいや、すさまじい形相だ。あんなおっかない顔は今までに見たことがない。まるで鎧武者が身につける鬼面のようなっていうか、鬼面そのままの形相だ。

 僕は即座に目を逸らすが、ちらちらと彼女の姿を見てしまうのは仕方ないことだと思う。

 だって、鎧武者(※3)なんだもん。鬼面つけてるもん。顔まで覆う全身鎧(フルアーマー)だから最初誰だか分からなかったし。

 舞さん(鎧武者)はなんだか色々なものと葛藤をしているのか、プルプル震えていた。

「なんで……なんで私だけこんなクソ重くて着るのにも脱ぐのにも時間がかかるものを……っ!」

「アンタってわりとコスプレ慣れしてるじゃん。それじゃあ罰にならんでしょーが」

「京子さんはフツーにメイド服じゃないですかっ!!」

「それなんだけどさ、ちょっとサイズが合わなかったみたいだわ。身長はちょいとアンタの方が上だけど、胸が」

「それ以上言ったらぶっ殺しますからねっ! 本気ですからねっ!!」

 なんだか半泣きになりながら模造刀を抜いて、正眼に構える舞さん。

 っていうか、正直今はちょっと『刀』って聞くと縫合した傷が痛むから勘弁して欲しいのですが。

「うーい、それじゃあ次は冥。ちゃっちゃと済ますように」

「はい」

 冥さんはテクテクと普通に歩いて来て、ぺこりと頭を下げた。

「本当に申し訳ありません、坊ちゃん。舞ちゃんのせいとはいえ、私の監督が行き届かなかったのも事実。すみませんでした」

「冥ちゃんっぶぐっ!?」

 ものすごい勢いで振り向いて、そのまま鎧の重さに潰れる舞さん。痛そうな音が響く。

 ……うーん素晴らしい。ここまでベタなのも見たことがない。今日の舞さんは完璧だ完璧すぎる。

 まぁ、それは、ともかく。

「……京子さん。なんでYシャツに袴なんですか?」

「おや? 男は大正浪漫もけっこー好きだと思ったが違うの? ま、あたしが大正時代好きなだけなんだけど」

「………………嫌いではないですがね」

 むしろ好きですけどね。大正時代は好きですけどね。あの和洋入り混じった感じがいい。

 しかし……だが、しかし!! ここまでやっといてなんで『男装』なんだこの野郎!! 大正時代には僕的ランキングのブッチ切り一位に輝く『着物に袴』という最高のコンビネーションが存在するじゃないか! 近年市場に蔓延る『萌え』などというふざけたものとは一線を画するあの素晴らしい造形美! 露出は少なく、しかしそれでいて和服の色っぽさも忘れず、少女らしい純情さも残したという、ある意味では『神』が作りたもうた秘儀にして神秘!!

 なぜ『男装』させるっ!? 袴に着物でいいだろうが! 意味が分からん!

「坊ちゃん……アンタ本当に和服好きだね」

 僕の表情から言いたいことを悟ったのか、京子さんが刺すような視線で僕を睨んできた。

 僕は憮然としながら、一応答える。

「趣味です(※4)。男にはなんか一つ譲れんものがあります。僕の和服はともかく、友樹なんて『メイド服』ですよ? まぁ……それはそれで僕にはさっぱり分からない領域の話なんですが」

「……あたしにゃどっちもさっぱり分からんよ」

「そう言う京子さんだって、この前学ラン着た陸くん見て、「これだよこれ」みたいにめっちゃ頷いてたじゃないですか」

「趣味だ。女にはなんか一つ譲れんものがある。ちなみに美里は執事服、舞はカジュアル系、冥は甚平、山口はスーツ……」

 そこまで言ったところで、京子さんは四人に一斉に取り押さえられた。

 全員が笑顔で誤魔化して、京子さんの口を押さえながら、ズルズルと僕の目の届かない場所に引きずり込んでいく。

 五分後、どうやら話がついたらしく、五人は息を切らしながら戻ってきた。

「……じゃ、最後に山口。ちゃっちゃと謝れ」

「…………はい」

 不承不承頷きながら、コッコさんは僕の前に出てくる。

「……その、えっと、すみませんでした。もう本当に二度としませんから許してください。後生ですから」

「………………」

 いや、なんつーか、その、こうやって改めて直視すると……あまりの痛々しさに見ていられません。

 可愛いですよ? めちゃめちゃ可愛いですとも。しかし二十代も中盤に差しかかろうという女性に『髪の色に合わせた猫耳と尻尾』ってのは人間の人格とか尊厳の問題として果たしてどうだろう? そーゆーのは若さ溢れる十代がやってこそ後々の笑い話になるけど、二十歳を過ぎた女性にとっては『最悪な思い出』、もしくは『人生の汚点』くらいにしかならないわけで。

 そもそも『猫耳と尻尾』が似合うのはこれはもう『猫』しか存在し得ない。ただ、これを友樹に言ったらなんか『(ゴミ)』を見るような目で見られたので大喧嘩になったというわりと情けない経緯があるから、それ以来あまり言わないようにしているのだけれど……しかし、コッコさん猫耳似合うなぁ。可愛いとかそういう問題じゃなくなってるぞ、これ。

 僕はあまりコッコさんを直視しないようにしながら、深々と溜息を吐いた。

「……ま、ここまでされたんじゃ仕方ありません。部屋に入るなとも言ってませんし、掃除をしてくれたのは善意からのことでしょう。次はありませんけど、今回は不問にします。言ってなかった僕にも責任はありますしね」

「ほら、ちゃんと謝れば許してくれるだろ? あたしの言ったとおりだ」

『………………』

 三人の恨みがましい視線が京子さんに突き刺さるが、彼女はどこ吹く風、鼻歌交じりで流していた。

 うーん……なんか、この五人の中じゃ京子さんが一番強いんじゃないだろーかと思ってしまうけど、ジャンケンのような力関係のようにも見えなくもない。……女の子の力関係は男には永遠の謎っぽいなぁ。

 僕はほんの少しだけ溜息を吐いて、にっこりと笑った。

「とりあえず、部屋に戻って荷物の片付けとか洗濯物とかまとめて、ついでにちょっと休ませてもらいますね。旅行の話とお土産は夕食頃ってことで」

「ん、了解。それじゃあなんか美味いものでも作って待ってるよ。ホラ、あんたらも仕事に戻る」

「その前に着替えさせてください」

「美里の言う通りです」

「チーフに同意しますっ!」

「似合ってるじゃん」

『似合う似合わないの問題ではなくっ!!』

 三人の声が玄関ホールに響き渡る。鎧武者(舞さん)の悲痛な叫びが一番響いたけど、それは気にしないでおこう。

 そんな声を聞きながら、僕は帰ってきたことをようやく実感する。

 さてさて、問題はどーやって三日目の話を捏造するかだ。一日目、二日目の話を大きく膨らませて三日目を誤魔化すという手もあるんだろうけど、それはそれでばれた時がやばい。確実に殺される。

 ま、なんとかなるだろう。こんなこともあろうかとパンフレットは山のように持ってきた。これでなんとか誤魔化そう。

 ……ただ、その前に一時間だけ寝させてもらおう。いくらなんでもちょっと疲れた。

 僕が欠伸交じりに階段を上がろうとすると、Yシャツに袴という服を着た冥さんが、僕の横に並ぶ。

「ねぇ、坊ちゃん」

「ん?」


「これって、やっぱり見られちゃまずいものなんですか?」


 冥さんが取り出したのは、一冊のアルバム。

 全身から冷や汗が噴き出し、緊張が爆発する。目を見開いて、僕は力ない笑みを浮かべた。

 ………………見られた。

 一瞬で歩く屍と化した僕は、ゆっくりと手を伸ばして、こっそりとアルバムを受け取る。

「……見たよね?」

「はい」

「……誰かに言った?」

「言ってません」

「………そっか」

 ほんの少しだけ安心して、それでも力なく笑いながら、僕はアルバムを開く。

 そこには、笑顔が可愛い可憐な美少女が映っている写真が並んでいる。

 その写真の下に、日付と僕の名前が書かれていなければ、微笑ましい写真だったのだけれど。

「これって……坊ちゃんなんですか?」

「そーだね。こう見えても、幼稚園の頃はモテたんだよ。……男にね」

 思い出したくない過去を振り返りながら、僕は空虚な微笑を浮かべる。

 あのオオクワガタ達はつまるところ『守護者』のようなものだったわけだ。誰かが僕の部屋に無断で侵入しても、押入れを開けてオオクワガタを見ればまず間違いなくなにもせずに部屋を出るだろう。泥棒だってあんなかさばるものはパクりゃしない。

 そう、オオクワガタを一斉に全滅させて、『ケージを全部運び出したり』しない限りは、この忌まわしい過去が外に出ることもなかったわけで。

 僕は溜息を吐きながら、天井を見上げる。

「ねぇ、冥さん」

「なんですか?」


「なんか欲しいものとか、行きたい所とかあったら、言ってね♪」


 あんまり賢くはない方法かもしれなかったけれど、

 ……とりあえず、僕は目撃者を買収するところから始めることにした。



 第二十三話『甦る悪夢と修学旅行(後日談)』END

 または、

 第二十三話 後日談『コスチュームプレイ&知られざる知られたくない過去』END

 第二十四話『コッコさんと羅無霊侘阿』に続く





 注訳解説を大事にしないやつなんて大っ嫌いだ!!(ゲド戦記)


 ※1:小学校ってのは重要だけどつくづく『誠意』ってものが感じられない場所だと、なーんとなく思わなくもない。まぁ、右も左も分からないお子様に『式』なんつーものをぶっつけ本番でやらせるのはいかがなもんだと思うが、それにしたって『卒業式』の練習を五回も六回もやらせんのは果たしてどうかと思う。っていうか小学校一年の頃からやってるから、六年になる頃にはもう完璧に流れを覚えてるからね。セリフも1から10まで暗唱できるからね。練習も含めると一年〜六年までで『42回』も卒業式やってるからね。意味分からないからね。

 や、小学校の思い出はわりと楽しいものも多いから、別に恨んでるわけじゃございませんよ?

 恨んでるのはマラソン大会くらいだね。マラソン大会はもうやめよう、疲れた。っていうかバスケ大会かスポーツ大会でいーじゃん。あんな『一緒に走ろうぜ』とか言ってた友人がスタートダッシュでぶっち切ってくれて『友情ってのは砂糖菓子より脆い』ってのを実感させるような大会は果たしてどうなのよ? 子供には楽しい学校生活を送らせるように努力しよーや。……まぁ、どんなに大人が努力しようが、現実にはマラソン大会なんざ『クソ』みたいに思える苦難が人生にはつきものですが。

 だから、マラソン大会の日は「雨降らねぇかなぁ」っていつも思ってました。降らなかったけど。

 ※2:ブリー●における作者一押しキャラ『浅野くん』のセリフから抜粋。主人公のような『特殊』なタイプよりも、彼みたいに『普通』な人間の方が作者は非常に好みです。何気に『死神』や『霊』がばっちり見えるほど霊力が強いのにも関わらず、それに触れる言及すらないのが良い。

 ※3:日本風全身鎧については、ヴァルキリープ●ファイルの『蘇芳』か戦国時代を参照のコト。かっくいいです。

 ※4:人類の最良にして最悪のパートナー。これ次第で人は互いを理解し、そして決して理解できぬものには隔絶が生まれる。中には人に言えないものもあって、ちょっとアレなカンジ。人に言えない趣味を人に語るのはやめておきましょう。引かれます。

 あと、宗教を『人類が生み出した最たる趣味』って表現した上で『あの人たちはみんなキ●スト萌えなんだよ』とかほざいたクラスメイトM(決して友人認定ではない)、お前ちょっとそれ頭に『ラファエル』とかついてる学校で叫んで来い。

 自分は槍衾(やりぶすま。モズの早贄のよーなもん)になるのは御免です。

 ……あ、敬虔なクリスチャンの方には今のうちに謝っておきます。本当にすんません(謝)

同時掲載というより、後日談も含めると前回が長すぎた気がしたんで分割しました。文字数の比率的には一対二くらいです。

というわけで寄り道が多いせいで二十一話ですが、全部総合すると次で合計三十話。ちょっと初心に帰ったコメディをやっちまおうと思います。

次回、第二十二話 コッコさんと羅無霊侘阿。をよろしく♪

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