表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

大雨気を付けて

作者: 苺strawberry
掲載日:2026/04/14

水流のロック聞きながら書いてみました。

「夏だぁー!」

「うるさい。」

「本当に…」

 キラキラした目の私は、隣の男子に向かって言う。

「だって夏だよ?バイト楽しみ~!」

「ええ、そんなに…?」

「まあ、仕事の厳しさを体験してこい」

「うん、先生!」

「そこは『はい、先生』だ。それから、お前らに貸してるけど、此処は危ない時がある。屋上の鍵は俺が持ってんだ。早く帰れ」



 今日は校舎の上にある、屋上で三人で集まれる最終日。

「夏だぁー!」

 何度となく聞いた声に耳が洗われる。



「夏だぁー!」

 煩い声に俺は息を吐いた。

 長年教師をやってるだけの自分は、大学の親友たちより、給料の巡りが悪い。

「うるさい。」

 なんだかそう…色々と言いたい事があるが……。

 帰り際に俺は女子生徒に言った。

「バイト……」

 そこからは言えなくて、俺は下駄箱で止まっている二人に作り笑いをした。

「いや、何でもない。バイト頑張れよ」

「はーい!」

「社会人になると、『はい』だけで良いからな」



 今日は校舎の上にある、屋上で三人で集まれる最終日。

「夏だぁー!」

 何度となく聞いた声に耳が洗われる。

「気を付けて」

 その日、校舎の近くで、君は生きる。

 俺と先生と、の中だけで、学園生活も終わりその中で生きるのだろう。

 今回は…少し元気な振りをし過ぎている時。

「頼むから、今回も、楽にしてやってよ」

 遠い記憶の君の代わりに死ぬ俺に、どうか、慈悲を。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ