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『INFPの魔王が始める世界攻略』

作者:まこーぼ
最新エピソード掲載日:2025/12/13
泣きたかった。
 今すぐにこの場所から逃げ出して、自室のベッドに潜り込み、分厚い布団で頭まで包まって、誰とも会わずに三日間くらい過ごしたい。

 魔王城、最上階「謁見の間」。
 薄暗く、黒と赤を基調としたインテリアは、あまりにも圧迫感が強すぎた。
 私は、魔王ヴォルクスとして、その禍々しい玉座にちょこんと座っていた。

(……空気が、重い)

 私は膝の上で、微かに震える指先をマントの下に隠した。
 目の前には、数百の魔物たち。
 彼らの視線が痛い。物理的に刺さっている気がする。
 彼らは私に「絶対的な悪」を期待している。その期待という名のプレッシャーが、INFPである私の繊細な胃壁を容赦なく削り取っていく。

 怖い。みんな顔が怖いよ。
 あそこのゴブリン、牙がギザギザだし。リザードマンの鱗、触ったら絶対痛いし。
 なんで私は魔王なんてやっているんだろう。私の適職診断の結果は「図書館司書」か「詩人」だったはずなのに。

「魔王ヴォルクス様ァァッ!!」
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