表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ】対

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

見つかるまで、探し続けます。

私は『対』となるものに惹かれる質である。あの左右対称の様な、良く似た構造の中に差異を見付けるのが好きなのだ。そう思うのは何も私だけではないのでは無かろうか。

だから物を買う時、対となる様に売られているとその両方に手を伸ばしてしまう。片割れだけでは、どうにも不完全。二人揃って完全になる気がして。

そうして今日も雑貨屋に訪れた。以前購入を躊躇っていた果実の栞。すぐにレジへと向かわなかったのは、好みの真ん中を射抜かれ無かったからか。対となって売られていたからか。はたまたこの光景がまた見れると油断したせいからか。

其れは私にも分からない。ただ現実問題、片割れは売り切れてしまって、青々とした葉に彩られた檸檬だけが取り残されていた。

また、躊躇う。一緒に居なければ意味が無いのだ。並べられなくては意味が無いのだ。何処までも似ている様で、対称的でなくては、心が擽られない。

けれども意を決して私はその栞を購入した。


家に帰ってアルバムに仕舞った栞の整理を行う。片割れ同士が逸れない様、対となる組み合わせで並べていると同居人が声を掛けてきた。

「で、片割れが増え続けているのか」

檸檬の、熊の縫いぐるみの、招き猫の隣が空白。片割れが此処を居場所とするまで、ずっとこのままだろう。その事に小さな申し訳無さを覚える。

「もし次に檸檬が無くなって、もう一方が売られていたら、其れは私の落ち度だからね」

対となる物を組み合わせるのが好きなのだ。並べるのが好きなのだ。だから今度こそ離れられない様に、私が探して見付けなくては。探し続けなくては。

「……点数制限があるって事は皆が買っていくという事。だから店側も需要を理解しているから売ってはくれると思う。…ただその店のオリジナルでは無いからなぁ……」

……他でも買えるならば、別に此処で売らなくても良い。オリジナル商品の方が独占販売が可能になるから、もしかしたら復刻もしないのかも知れない。

「良いんだよ。死ぬまでに見つけられれば。例え見つけられなくても、あると思って探し続けるから」

さてと。またスタンドに並べて、小さな美術館でも開こうかな。本物とは何もかも違うけれども、今の私にはこれで十分だから。


オマケ

「あ、そうそうそう。雑貨のお兄さん、綺麗な顔してたんだけど、マスクで顔隠れちゃってたんだよ。勿体ないよね。病気とか風邪とか花粉とか流行らなれば良いのにね。

でもどっかで見た事ある気がするんだよね。瑠衣たんのお人形シリーズのどれかかなぁ……」

「栞を買うと本が読みたくなるよねぇ。これ、読者用の栞。うーん……どっかで見た事ある気がするんだよね。テレビじゃなくて、美術館でもなくて、何処で見たものだろ。

……幼稚園とか、教科書かな?」

「……クマに対となる、ネコちゃんの栞も……実はどっかで見た気がするんだ。あれ、本当に売ってたのかなぁ」

記憶と言うのは曖昧で、例え存在しなくても脳が都合良く補いに掛かる。そうして恋焦がれ続けるのだろう。好きな栞を探して。

タイトルは『(つい)』です。

(つがい)』でも良かったかな。同じ意味だし。


昔からセット品とかシリーズ物に目がないんです。

ひたすら並べて、差異を見るのが好きなんです。

良く物語で『対比』ってあるんじゃないですか。あれを見るのが好きなのと似てると思います。


でも最近は片割れだけを購入する事も増えました。

セットで売られて、セットで買うんですけど、片方だけが売られていることも多いので。

もどかしいですよ。片割れが居ないのは。私の中で中途半端に終わってしまったみたいで。こしょばい。


でも見付けたらきっと合わせて上げたいと思います。

その時、片割れが居るように、一つじゃない様に。


栞を買うと本が読みたくなります。

でも最近はご無沙汰してるんです。

電子書籍はしっくり来ないし(読みながら本の厚さを楽しむ事が出来ないから)、紙の本は置き場がないし(土地代が結局一番お金掛かる)、借りると返すの面倒だから借りないし(これはただの惰性)。

って。


時間もないですしね。それに今の事をどれも削りたくない。

またドクマ・マグラが読みたいな。


『ちはやふる』の栞はあって、『手向山』の栞がないのは何故なのか。

あと商品化の話で、紫式部には勝てない気がする……。

短歌書いて、小説まで書いてるとなると、そっちに分があると言うか……。

小説のウエイトが大き過ぎて、何かもう勝てない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ