ギルドに着きました
数十秒で反対側に着いた。
やはり黒龍の恩恵の効果は凄まじい。
これはほんとに貰えてよかったと心底思った。
そして教えてもらったギルドに着いた。
ギルド名は"カタストロフィ"…まるで厨二病だな。
そんなことを考えてはギルドの戸を開ける。
中にはよく漫画にあるような
大剣を持った大男などが沢山いた。
その大男の中の一人に俺は声をかけられた。
「おいおい…迷子にでもなっちまったのカァ?ガキがこんなとこに来ると危ないでちゅヨ〜」
そいつは煽るかのようにそう言ってきた。
周りの奴らも笑っていた。俺は腹が立ってきた。
「おい、そんなに煽っていると痛い目見ても知らないぞ〜?」
俺も煽り返した。
すると周りの奴らが先程よりも笑っていた。
「おいおい、なに子供に煽られてんだよダッセーなぁー」
一人の男が野次を飛ばした。
すると男はキレたのか俺の胸ぐらを掴んだ。
「舐めてっと殺すぞ?」
大剣を片手に持っており、
転生前なら間違いなく
失禁していたくらいには怖い顔をしていた。
が、このときの俺は黒龍と戦った後。
こんなやつ怖くもなかった。
「ほれ、かかってこいよ雑魚が」
笑っては挑発した。
「ガキが…死ねぇぇぇえ!!!」
するとやつは大剣で俺のことを斬ろうとしてきた。
周りの奴らも少し驚いていたが、
俺は黒龍の恩恵の3を利用し、
その攻撃を簡単に防いだ。
なんなら大剣のほうが粉々に砕けてしまった。
「「「は…?」」」
周りの奴らと男は目が点になっていた。
「はぁ…面倒くさいからやめてくれないかな?」
俺はイラついていることを表現するかのように
男を睨みつけた。
「くっ…だったら殴るだけだぁぁぁあ!!」
やつは拳を俺に容赦なく叩きつけようとした。
が、大剣で無理だったのだ、
拳なんてもっと不可能。
俺でも骨折したのだから。
そいつの拳が鱗に当たると
そいつの拳の骨も粉々に折れた。
「うがぁぁぁぁぁあ!!!???」
男は痛がりながら悶絶した。そこで俺は…
「これで清々しなっっ!!」
足に2と3の効果をつけて思いっきり股間を蹴った。
勿論軽気で。
本気でやると殺してしまうからね。
男は声にならない悲鳴を上げて倒れ込んだ。
周りの奴らが男を助けに来る。
俺はそんなことを気にせずに
ギルドの受付人を呼んでギルド登録をした。
どうやら最初はFランクかららしいが、
俺が黒龍を倒した話、戦利品を見せると
Aランクまで上げてくれた。
Sランクは国の審査を受けなければいけない
とのことらしい。
戦利品をとりあえず売ろうとすると、
「今、これら全てを買えるような金はギルドにはないから武器や寝床等を用意するので少しの間、買い取るのは待ってほしい」
とのこと。
俺は武器や寝床が手に入れれて
買い取りもその後できるのなら上手い話だと思い、
その提案に快く乗った。
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