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すれ違い

作者: 齋裕有

「この小説を見て、気持ちが変わらなければ迎えにきて」


そう女は言い残し、男との連絡を断ちました


その小説とは、三角関係 


彼女がいる男性が、やはり恋を捨てきれずお金もない他の女のところにいく話


だからこそ、彼女のいる男に対し見て欲しかった女


最後に選ぶのは安定の道より、本当の愛がある女と結ばれること


それを伝えたくて、それを読んでもらった後に必ず自分を選んでくれると信じて連絡を断ちました


頭のいい男なら、一週間もすれば連絡をくれることでしょう



一か月が経ちました


連絡はありませんでした


女は信じます

「あの人は忙しい人。必ず見てくれるし、見た後で必ずわたしを迎えにきてくれる。」


一年が経ちました


連絡はありませんでした


女は諦めました


「あの人の愛は偽物だったんだ、私を愛してるんじゃなかったんだ」


男を忘れるために沢山の男性とデートして、女だけを愛してくれる人と付き合うことにしました、男への未練を残したまま、恨みを残して




男は今でも女を探していました


連絡を断った次の日に彼女にバレ、全ての連絡先を消され、その彼女とは別れて、女を迎えに行きたいけれど、他の連絡先どころか、携帯番号も、職場も聞いていなかったので迎えに行きたくても手掛かりは本名のみ


ソーシャルネットワーク嫌いだった女はインスタもフェイスブックもやっていない


彼は何の手掛かりもなく、ひたすら女を探します


いつか女と一緒になれることを信じて


探し続けます




女は恨みをもち


男は絶望して


お互い幸せになれることなく


会えることはありませんでした


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