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6話 ユリウス、1日の活動

おはよう、ユリウスだ。

俺の起床はメイドに叩き起こされるところから始まる。


「殿下。お目覚めの刻限にございます」


目を覚ますと今日も清々しいくらい無なアリスが顔を覗き込んでいた。

俺が薄目を開けたのを確認した彼女は、手慣れた手つきで脇に手を差し込んで問答無用でベッドから引き剥がし、勝手に椅子に座らせて朝支度を始める。

これがカゲツかカロラインことカロンならもっと丁寧なのだが、生憎とアリスは他の目が無ければ割とおざなりだ。

適当ではないが遠慮もない、そんな感じ。

皇子には基本専属メイドが1人、それを補佐する雑用が主なメイドが2人付いている。

専属メイドはシフト制で日勤と夜勤の交代制を3人で回す形だ。

だから今は専属メイドなのにカゲツもカロンも居ない。

化粧台の前でウトウトしていたら服を剥ぎ取られて着せ替えられ、あっという間に外に出れる格好になる。

毎度よくこんな事できるなと感心する。

前世で自分のじゃねぇが子供の面倒を見たことのある身としては非常に気になる。

そして出来ればその技術を前世で知りたかった。

アリスが手際よく仕上げの身なりを整え終えると、背中を押す様にして部屋の外に導く。

廊下に出れば流石に後ろに控えるだけになるが、突っ立っていても仕方が無いので嫌々ながら朝の目的地へ向かう。

無駄に広い宮殿を不便に思いながら向かうのは、朝食を取るための食堂だ。

その途中、無駄に元気な声で後ろから名前を呼ばれる。


「ユリユリ!」


トタタタタと早歩きで近づいてきたのは双子の弟のクロードだ。

最近やっと呂律が回る様になったが幼い喋り方がそう簡単に変わる訳もなく、今もユリユリなんて言うあだ名で呼ばれている。

それにしても今日も光に反射する銀髪が目に悪い。

俺は機嫌が悪そうに目を細めるが、クロードは気にすることなく話しかけてくる。


「ユリユリはきょうも顔がすごいね。きのうは早く寝たの?」


「毎日早寝の健康生活だよ。顔が凄いのはお前の頭が眩しいんだ」


「メルシルがいっぱい髪をすいてくれたからね!」


クロードは俺から髪を褒められたと勘違いしたのか、専属メイドの手入れを誇らしげにする。

この言い方で喜ぶとかどんだけポジティブなんだ、コイツ。

俺が「あんまデカい声を出すな、頭に響くだろ」と言っても話しかけるのをやめないクロードに辟易としながら歩いていると目的の場所に到着する。

部屋に控えていたメイド達が俺とクロードを出迎えると席へ案内される。


「ユリウスにクロード、おはよう」


椅子に座ると一番最初に席に居たであろう人物が朝の挨拶をしてくる。

色こそ違うがクロードと同じで、光沢が目に優しく無い金髪が特徴の一番上の兄、第一皇子のヴィンセトンだ。

9つ上の今年で12歳の少年のハズなんだが、無駄にある落ち着いた雰囲気と身長のせいで小柄な成人とも思える見てくれだ。

例に漏れず面が良い、ケッ!


「ヴィンお兄様、おはようございます!」


「…はようございます」


クロードは子供らしく元気よく挨拶を返すが、俺にそんな元気は無いので適当にする。

そんな対照的な俺達を見てヴィンセントはいつも面白そうに笑う。


「クロードは今日も元気そうだね。ユリウスはもう少し時間がかかるかな」


「寝起きなんて誰でもこんなもんでしょう。元気そうな所を見るにヴィンお兄様は無駄に早い朝ですね」


「今日の昼までにやらなきゃならない書類があったからね。お陰でこうして一番乗りすることができた」


ヴィンセントは俺の棘がある物言いに変わらず朗らかに対応する。

これが面の良い奴の余裕ってやつか。

子供扱いされている感じに俺は心の中で舌打ちをする。


「相変わらず次期皇太子は忙しそうですね」


「そんなことないよ。むしろユリウスこそ、その歳で早起きは凄いね。僕が同い年の頃なんて朝が全然起きられなくて」


「起こされるのが早いんですよ。俺はもっと寝ていたいです」


俺のくだらない願望と仏頂面がお気に召したのか、ヴィンセントは楽しそうに笑う。

見た目といい、笑いどころといい父親にそっくりだな、コイツ。

他愛のない雑談をしていると扉が開き、3番乗りの人物達が入室してくる。


「朝から楽しそうね、ヴィンセント、ユリウス」


ヴィンセントと同じく目によく無い金髪を編み込んだ女性は今日も凛と済ました顔で話しかけてきた。


「母上、おはようございます。ええ、家族との会話はいつも楽しいですよ」


「ミカエラお母様。俺は全く楽しくありませんよ」


俺とヴィンセントは尋ねられたことに正反対の答えを言う。

この女性はヴァレス帝国の皇后、ミカエラ。

俺とクロードの義母でヴィンセントと第二皇子、第一皇女、第二皇女の実の母親だ。

あと最近生まれた第五皇子。

めちゃくちゃ子供を産んでいるのにも関わらず、見た目が20代前半な36歳。

因みに旦那のジルヴァは34歳だ。

そして、もう1人の同行者、キラキラ光ってもみえる銀髪をを揺らしながら入って来たのは第二皇女のルミナリアだ。

歳は6つ上だから9歳か。

やっぱり食い物と環境のお陰かこっちもヴィンセントに負けないくらい発育が良い。

俺と同じで眠たそうにしながら横で小さくあくびを噛み殺しながら、一応の聞く姿勢をとっている。


「母上もユリウスとクロードがこの歳で早起きで偉いと思いますよね?」


「そうね。けれど、いくら眠いとは言えユリウス。その姿勢はやめなさい。それとミルヴァもいい加減その顔をどうにかしなさい。2人ともみっとも無いわよ」


ミカエラは整った顔に色を浮かべることなく注意を飛ばす。

力が入らずに食卓に身体を預けている俺は見られていたから当たり前なんだが、何故後ろにいて見えないルミナリアのあくびまで分かったんだ?

最初から予想できていた俺は渋々と身体を上げ、逆にまだ意識が醒めていないらしいルミナリアは少し驚いたように肩を跳ねさせてから姿勢を正す。

それに満足したのかは表情がピクリとも動かないせいで分からないが、もう言うことは無くなったようで所定の席へと向かい始めた。


「ミカエラお母様、おはようございます!」


その途中、クロードが待ち侘びていたと言わんばかりに大きな声で挨拶をする。

うるさいから大声をだすな。


「おはようございます、クロード。貴方も元気そうでなによりね」


「はい、今日も自分で起きれたので元気です!」


「それは何より」


ミカエラはやはり無表情でクロードに挨拶を返す。

人によっては威圧されてる様にも見えるし、子供なら少しキツめな顔立ちに萎縮しそうなもんだが、見慣れてるクロードは元気よく答える。

ちなみにだが、俺達が側室の子供だから煙たがられてるのかと聞かれればそうでもない。

ミカエラのこれは別に機嫌が悪いとか嫌っている訳じゃ無くて、ジルヴァとカンナを除いて大抵がこんな感じだ。

普段からずっとこんな感じで外じゃ笑わないナンタラとか言う異名があるくらいに顔に感情を出さない。

因みに、ジルヴァに向ける表情は呆れで、カンナには微笑だ。

権力争いが絡むことから皇后と側室の間柄は不仲なんじゃないかと思ってたが、何でも学園って言う教育機関に居た時に仲良くしていた先輩と後輩なんだとかで意外と良好な関係だ。

ジルヴァは理由は言わなくてもなんと無く想像できるだろう。


「ルミナリアお姉様もおはようございます!」


「おはよう、クロード」


クロードは次に隣のルミナリアに朝の挨拶をすれば、彼女は尻すぼみになりながらも挨拶を返す。

ミカエラに注意をされて目は冴えたらしいが、まだ眠いことに変わりは無いんだろうな。

まだぼうっとした反応だ。


「おはよう、我が愛しの家族達」


そうして、我が家族の中で最も騒々しい男が登場する。

再び扉がギィと重そうに開けば、俺達の父でありこの国の皇帝であるシルヴァが朝から騒がしい様子で姿を現した。


「「「「「おはようございます」」」」!」


「クロードは今日も元気でいいね!ヴィンセントも朝から仕事お疲れ様。ルミナリアとユリウスはまだまだ眠そうな顔が可愛いね。あぁ、今日も我が子達は皆んな…」


「陛下、早く席に着いてください」


シルヴァは俺達の挨拶を聞き終えた途端、顔をだらしなくしながら1人1人に声をかけていく。

今日も今日で相変わらず鬱陶しい。

そのままにしていれば幾らでも子供語りをしそうな勢いだが、それはミカエラの一言で中断される。

一応この国の頂点なんだが、シルヴァは厳しい言い方をされても気にした様子もなく「すまない」と笑みを浮かべて謝る。

それから従者に案内され一番豪奢な席へと案内される。

こうして滅多に食事を共にすることの無い母カンナと第二皇子、産まれたばかりの第五皇子を除いた皇族が揃った。

第一皇女は現在城の外だ。

カンナと第二皇子は体が弱いから基本的に自主参加だ。

本来皇族や貴族は生活習慣が不規則だったり、仕事の都合で家族全員で食事を摂るということは無い。

しかし、家族大好き人間シルヴァはミカエラやカンナにできる限り一緒の時間を作るために、せめて食事は全員で共にしたいと我儘を言ったらしい。

そのせいで今でも皇族でありながら家族全員で食事をとる様にしてるんだと。

こんな感じで我が家はシルヴァとクロードが騒がしくしながら朝食を取ることになる。


朝食が終われば勉強の時間だ。

今俺がやってるものは語学、算術、マナー、魔術の四つで、この内の2つを午前と午後に分けて習う感じだ。

ガキの頃からお勉強とか皇族様も楽なもんじゃねーな。

それで肝心今日の午前授業なんだが魔術だ。

前世魔女の弟子の俺からしたらこりゃラッキー…って思うだろ?

俺も最初は楽勝だと思ってたんだが、これが中々に苦行なんだ。

まず、忘れちゃならないのがそもそもの身体の年齢が3歳だということだ。

そんな体もできていないどころか善悪の判断もついちゃいないガキにどんな授業をすると思う?

座学と坐禅だよ。

修行僧か!!

あれだろ、子供に配慮しつつも魔術の才能は伸ばしたいって意向なんだろ。

と言うのも、魔素を感じ取るだけのことをしていても魔素の操作精度はごく僅かばかりでも向上する。

所詮は感じてるだけで限度はあるが、アホみたいな魔素を持つ子供には充分な修練だ。

皇族はどいつもこいつも保有魔素量が多いし。

真の問題は座学だ。

精霊との関係性だの術式や詠唱の重要性だのどうでもいいわ!

精霊が魔素との関係が深いのは分かるが、所詮言葉の通じねースピリチュアルネイチャーだし、魔術なんて最終的に魔素の操作精度と暗記の話だろ。

てか、魔素のコントロールを極めれば詠唱も使わねぇし。

まぁ、3歳から教師がモルゲンに変わって多少マシにはなったが、それでも魔素のコントロールをするための坐禅は未だ継続中。

なんでも集中力を上げることができるとのこと。

なんちゃって魔術士を名乗れるくらいの俺には効果は無いが、そんなことは言い出せないので我慢する。

それはそれとして辛すぎる…

基礎練習が1番重要なのは分かってるんだが、身体強化しか使わない戦士には素振りをさせた方が良いに決まってる。

そんな文句を内心で垂れながら、朝食を取って暫くしてから始まった魔術の勉強は昼前に終わる。

やっと終われば昼食。

これでやっと気が休まる…と思うだろ?


「ユリウス殿下、もう少し脇をお締めください」


「もぐもぐ…」


後ろで微動だにしないモルゲンから文句が飛んでくる。

実質テーブルマナーの授業なんだよ。

朝食はシルヴァの我儘もあって家族全員で取るが昼食は基本1人だ。

態々予定を合わすのもだだっ広い城を移動すんのも面倒だし当たり前っちゃ当たり前だ。

定期的に仕事をほっぽり投げてきたシルヴァが乱入したり、血の繋がったクロードかカンナやそれ以外の家族とも同席することはある。

そうで無い時の昼食は一人の時大体テーブルマナーの授業になる。

やっぱ俺、修行僧かもしれん。

これが終わるとまた修行…と見せかけて昼寝。

3歳児の頭に無駄に詰め込ませるくせにここは常識的なのかよ。

それが終われば再び勉強。

午後は算術だが、前世の見た目に似合わず意外にも学のある俺は師匠の本を読み込んだり、実験の手伝いをしていたから算術は苦労はしない。

坐禅やマナーに比べれば何倍もマシたが、それでも退屈なのは変わらない。

まぁ、勉強なんてそんなもんで、やってるだけ楽しいと無意識のうちに思ってんのかも。

…将来は修行僧になろう。

これが終われば夕食で、こっちも各自で取る感じだ。

とは言え、まぁまぁな確率でシルヴァから夕食の誘いが来るからあんまり変わらないな。

そうじゃなけりゃ、俺の場合はクロードと食う感じで調子が良ければカンナも同席する。

特権階級の奴らは基本夜行性なので他は大体予定が合わない。

合う時はジルヴァがお膳立てした時くらいだ。


「今日はね、先生から新しい魔術を教えてもらってもう使えたんだよ!先生も凄いって褒めてたの」


「まぁ、さすがクロードね」


最近急に流暢に喋り始めたクロードは実に饒舌だ。

そんなことより、朝食時よりも人が少ないのに煩さは上ってどういうことだ?

あと、話を聞いているかを確かめるために肩を揺らすな!

今すぐ教会に入りたい。

神なんて全く信仰してねぇが今なら祈れる気がするぞ。

騒がしい夕食が終わると後は風呂に入って手入れをしたら寝るだけだ。

夜勤のために交代したカロンに成すが成されるままに一時間強色々とされる。

女性の手入れが面倒なのは知ってたがこんなに長かったか?

多分俺がやれば長くても10分で終わる自信があるんだが。


「それではユリウス殿下、おやすみなさいませ」


今日の業務が終わり、俺がベッドに入ったのを見届けたカロンは部屋の明かりを全て消し終えると挨拶をしてから部屋を出ていく。

こうして俺の一日は終わ…る訳ねぇだろ。

時間は日が沈んでまだ2時間経ったくらい。

ここからが俺の自由時間だぜ。

何人用のベッドだよって思う寝床から音が出ない様に転がり出る。

扉の外に見張りの兵と夜勤のカロンと雑用のメイドが居るからな。

盗賊業に精を出していたから奇襲夜襲はお手のもの。

音を出さないなんて慣れすぎたことだ。

次にクローゼットに向かいちょっと前に強請ったデカいぬいぐるみを引っ張り出す。

遊ぶために出したんじゃない。

何が悲しくて中身初老のオッサンが人形なんて強請ったと思う?

身代わりにするため以外に無いんだよなぁ!

手慣れた手付きで布団の中にぬいぐるみをセットして準備完了。

次に窓を開く。

うーん、何度見ても高い。

この城の中とは言え、それとは別に敷地内に建てられてる宮殿なので、横にアホほど広いが高さは精々が四階建て程度。

いや、やっぱり高いな?金持ちが高いとこに住むのは習性か何かか?

防犯や警備のために〜とか聞いたことがある様な気がするが、こんなん崩すなり火炙りにされれば逃げ道無くなんないか?

そんなことはどうでもいい。

一見飛び降りれば子供なんて挽肉になる高さだが、俺には全く問題ない。

縁に足をかけ、窓の枠を掴めば準備万端。

身を投げ出して音一つ鳴らさずに窓を閉めて自由落下。

あとは魔素で身体強化しつつ衝撃を地面に逃がしてやれば、あっという間に脱出成功だ。

だが、これだけじゃあ終わらない。

外に出たからってここはまだ城の中。

もう探検なんて遠の昔に飽きたし、なによりそこらかしこに警備の兵がウヨウヨしてるからな。

おちおち遊んでもいられない。

ここからは隠密行動でささっと城壁に向かう。

そしてその壁だがまたしても高い。

家2軒分かそこらの高い壁だが、そこはサクッと身体強化した体で登り切る。

コツとしては足に溜めた魔素で壁くっ付きつつ、結界を超える時だけ魔素を完全に仕舞い込むことだな。

こうしないと結界が俺の魔素に反応して警報が鳴る。

壁を越えればやっと外だ!とはならない。

これは内壁で外壁はまだまだ先。

帝城は城を中心に第一層、皇族や来賓のための居住スペースが第二層、最後に騎士団本部や宮廷魔術士団本部、その他研究機関などの国重要機関が第三層の壁に守られてる。

だが、先は内よりはザルになるからそこまで苦労する事はない。

外側に向かって走り抜ければ次は内門よりもさらにデカい城壁が立ち塞がるが、もう一回壁を乗り越える…ことは出来ない。

こっちの壁にも結界が貼られているんだが、こっちは物体の侵入を防ぐ結界のせいでさっきみたいにすり抜けることは出来ないからな。

じゃあどうすんのかと訊かれればコッソリ出る。

内壁に設置されている門は人以外にも魔術的な警備が厳しすぎて無理だったが、こっちは人目だけ。

正門はこの時間じゃ開いてないが、貴族達が仕事で出入りする門は年中無休で空いてるからザル。

馬車の出入りに合わせれば簡単に外に出ることができる。

こんな風に俺は毎日外に脱走している。

夜はまだ始まったばかりだ。


補足。

ユリウス少年の睡眠時間は2〜4時間程ですが、蛮族の持ってるメンタルとインチキ魔術がそれを可能としています。

因みに、弟のクロードは8〜10時間ほどで、本来はユリウスも同じ時間が設けられています。

一応、子供なのでお昼寝の時間が1時間ありますが、それにしても寝ていません。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

面白いとおもったらブクマと評価のほどをよろしくお願いします。

モチベーションの維持になりますので何卒。

一作品目の『社会不適合者の英雄譚』の方もよろしければ読んで頂ければ幸いです。



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