8話 自己紹介?僕はパスで
前回のあらすじ
確かに俺が悪かったかもしれない。でも俺は後悔してない。by雅人
〜side太陽〜
僕とボロボロなバカは僕のクラス5年1組の教室にいる。これから自己紹介などと言うアピールタイムが始まるため周りは文字どうりザワザワしている。
「ほ〜ら静かにしろ〜」
このテンションの低い先生は達神 守(たつがみ まもる)先生だ。
「自己紹介は勝手にやってくれ。佐藤、後はたのんだぞ」
テンションも低ければやる気もない先生だ。しかも、もう寝てるよ・・・・
佐藤くんと僕は2年生のころから友人で去年もうちのクラスの学級委員だった。
「え〜っと。学級委員になった佐藤です」
いつなった!?今のか!?今のやりとりに僕の知らない何かがあったのか?
「まず風くん、お願いします」
そして、教壇の前に一人の少年が出てきた。
「八神 風です。好きな物はサッカー。得意な物はサッカー。趣味はサッカーだ。よろしく!!」
こいつの名前は八神 風(やがみ ふう)。サッカーが好きな奴で僕の常識人ランキングの第2位だ。(2位より下はランキングできない)
「おはようウズっち」
「おはよう風。春休みに見かけなかったけど何してたんだ?」
「いや。単なる一人旅・・・・」
意外な答えだ!?ただのサッカーバカではないらしい。
「しながらサッカー!!」
訂正。ただのサッカーバカだ。
「風くん早く座ってください♪」
「ハイ、ワカリマシタ」
佐藤くんが風に注意をすると風は恐れながら席に戻った。え?なんで恐れながら?だって佐藤くんの見た目完全にター○ネーターだもん。シュワちゃんだもん。怖いんだもん・・・・
そして次の人物は僕の期待の人
「天上院桜です。これからよろしくお願いします」
彼女は天上院 桜(てんじょういん さくら)。長くて綺麗な黒髪をしている、まさに大和撫子の様な人だ。いつも本を読んでいて、僕の常識人ランキングのな、な、な、なんと第1位だ。
「天上院雫です。これからよろしく!!」
こっちは桜の姉で天上院 雫(てんじょういん しずく)である。
え?説明?なんで?特に興味ないんでいいです。
「興味ないってどうゆうことよ!!」
「うわ!!いきなり心を読むな。お前は風でも見ておけ」
「えぇ!!いや・・その・・・ふ、風は関係ないでしょ!!」
はい!!この子風大好きです。すごくツンデレです。でも当の本人は寝ていて気づいてません。たぶん起きていても気づいてません。
「座ってください」
「ハイ、カシコマリマシタ」
すると雫は大人しくすわった。すごいよ佐藤くん。
「・・・・・・座らないと・・・・・撃つぞ。。。」
怖いよ佐藤くん。
「次は進道くんの番ですよ・・・」
怖w!!もしかしてさっきの聞いてた?とにかく立とう。
「進道太陽です。よろしく」
あっさりしてるって?だってめんどくさいし。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そして自己紹介もほとんど終わった。なぜ省略したかって?ごめんなさい寝てました。
「進道舞です!!」
ん?おや?なにか変なことが聞こえたような?
「将来の夢はウズくんと革命軍ができるくらい子供がほしいです」
あれ?さっきから聞こえてくるのは幻聴かな?つうか、多すぎだろ!!
「そして、好きな人はウ「いいかげんにしろ!!」」
決まった!!僕の必殺アルティメットブラスターフォース(普通のけり)
「なによ!!少しいたいじゃん」
あれ?僕、結構本気で蹴ったのに。
「舞が太陽のこと好きなのはみんな知ってるから〜」
何を言ってるんだ雫は!!みんな知ってるの・・・・・・・
〜side雫〜
フフフ♪さっきの仕返しよ♪あれどうしよう。太陽が動かなくなった。
「それでは、これで自己紹介を終わり「ちょっとまてや!!」なんですか薄くん」
「まだ俺の自己紹介が終わってないだろ!!」
うるさいわね薄。ちなみに薄というのは本條のあだ名。
「すみません。うっかり忘れていました」
「まぁ、たまには忘れることもあるよな」
「存在を」
「殺すぞ!!」
そして、佐藤くんが何所からバズーカをだした。
「チョ、マテ。話せば分かギャーーーーーーー」
当たった。ねぇ、この状況どうやったら収集つくの?あれ?なんでみんなそんなに冷静なの?薄の影が薄いのは分かるけど落ち着きすぎじゃない?
もしかしてこのクラスで常識人って私だけ?