28話 新学期の憂鬱
前回のあらすじ
「宿題?フッ愚問だな・・・・終わってないさ」
Side 太陽
「新学期か?ストレス溜まるんだろうな・・・・」
いつもそうだ。新学期はなにかトラブルが起きる。春だって新学期そうそう入院したし・・・・・
~授業~
「お前らよく生きて帰って帰ってきたな」
「何?そのセリフ!?」
「みんな夏休みはどうだったか聞くから答えろ。まず太陽」
いきなり当てられた!?
「えっと海水浴に行ったり、夏祭り行ったり、肝試しに行きました」
あれ?トラブルだらけだ。
「そうかそれは普通の答えだな・・・・つまらん」
「面白さを求めるな!!」
先生はそれをうまくスルーした。
「次は風」
「えっと合宿に行ったり、キルギスに行きました」
「キルギスって珍しいな」
先生知らなかったんだ。皆キルギスに行ってたから、てっきりまた先生が仕組んでたと思った。
「俺がチケット渡したの蓮華だけなんだが・・・・」
「絡んでた!?別の奴と絡んでた!?」
やっぱり何かしてたよこの人。
「次は面白みないけど雫」
「面白みって何よ!!そんなの求められても困るわよ!!」
確かにそう思うけど、どうせお前ストーカーしかしてないんだろ・・・・・
「えっと大阪に遊びに行ったり、キルギスに行きました」
【ストーカーだなー】と皆心でつぶやいてるはず。
「しかし、雫が大阪って意外だな・・・・・」
「なぁ太陽」
「どうした蓮華?」
「風の合宿の場所大阪じゃなかったか?」
「・・・・・・・・・・・・・」
なんか納得。
「次は蓮華」
「俺かキルギスとプールに行った」
きっと泳ぐ練習してたんだろうな。
「ちなみにキルギスはどうだった?」
「まあまあよかったぜ・・・・」
僕もキルギス行こうかな?
「次は桜」
そろそろ飽きてきたみたいだ。
「私はマジックの練習とか黒魔術をやりました」
マジックはいいとして、黒魔術ってなんだ!?
そもそもこいつのマジックは良くなかった!!
「ちなみに舞さんには黒魔術は向いていませんでした」
「やったのかい!!ってか僕の幼馴染にやらせるな!!」
「ウズくん。私のことそんなに心配・・・・・」
「僕に何か被害があったらどうするんだ!!」
「私じゃなくて自分の心配!?」
もちろんだ。どうせその被害の大半は僕が受けるんだから。
「黒魔術か。先生も良くやるぞ」
突っ込まない。どうせそうだと思った。
「後はキルギスに行ってきました」
まぁ、雫がストーカーに行ってるならついて行って当然だろ。
「蓮華さんとの昼食が一番楽しかったです」
えっ?
たぶん続かない。
「俺の夏休みの話聞けよ!!」