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太陽の普通じゃない日常  作者: 土屋 ハヤト
1章 道化師たちのプロローグ
29/34

27話 本條雅人の宿題

頑張って書いてます・・


前回のあらすじ


「太陽さん。また来年♪」




Side 芳賀


私の名は芳賀はが。フリーの記者であるが今はある男の部下となり働いている。


今日はある男に注目してみた。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


彼の日常は叫びごえから始まる。


「やべぇ。いつの間にか夏休み今日までじゃん。ちょっと待てよ。まだ夏休みになって9話しかたってねぇよ!?なのに宿題なんて出来るわけないだろ!!」


少年は携帯を取り出し電話をかける。


「もしもし」


「風?俺だけど」


彼が電話をかけたのはサッカー部のしきたりで7月にはほとんどの宿題を終わらせていた八神風だった。


「どうしたんだよ」


「頼む宿題手伝ってくれ」


八神風の回答はこうだった。


「悪い薄。今俺空港に向かってるんだ」


「空港」


「今暇つぶしにキルギス共和国に来てるんだ」


「暇つぶしで海外!?ってことはこれ国際電話じゃねえか!?ふざけるな!!」


少年は電源を切った。


「次は・・・・・・・・・」


少年は次の人物に電話をかけようとする。


「こうなったら蓮華だよな」


次に彼が目を付けたのは成績優秀で初期から宿題が終わっていると思われる焔蓮華に電話をかける。


「もしもし・・・・」


「あっ蓮華?俺だけど「(P-P-P-)」切りやがったあいつ!!」


彼はもう一度同じ人物に電話をかける。


「もしも「(P-P-P―――――)もうやめよう・・・・・・」


少年は疲れた顔をして部屋のベットに倒れこみ電話をかける。


「もしもし」


「あっ、桜ちゃん?俺だけど」


彼が次に目を付けたのは蓮華と肩を並べるほどの成績を保つ天上院桜だ。


「薄さんですか?」


「あのさ宿題見せてくれないかな。終わらなくてさ~」


手を付けてないの間違いであろう。


「すみません。今私家にいないんです」


「えっ?どこ?」


「キルギス共和国です」


「なんでお前もキルギスにいるんだよ」


「実は姉さんが・・・・・・・






『桜キルギス行くわよ!!』






って言いだして」


ちなみに彼がその言葉だけで全てを理解したのはよくわかることだろう。


「気をつけて帰ってきなよ」


「薄さんにしては紳士的ですね?」


そして、通話は切れた。


「しょうがない最後の頼みの綱だ」


リュックサックに宿題を詰め込んで少年は外に出た。


~太陽宅~


彼がやってきたのは彼の親友進道太陽の家である。


「これで駄目ならアウトだ」


少年はベルに手をかける。


「イッケェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!」


ピンポーーーーーーーン!!









留守の様だ。


少年は目の前が真っ暗になり、フラフラになりながら家に帰った。










少年が見えなくなったのを確認すると進道家から声が上がる。


「はぁ疲れた」


「はぁ、はぁ、息止めるのきつかったよ」


進道太陽の幼馴染である美月舞の顔は赤い。


「息を殺せとは言ったが止めろとは言ってないよ?」


太陽たちは居留守を使っていたようだ。


Q1:なぜ居留守を使っていたのですか。


「だって面倒事はごめんだし・・・・」


Q2:ちなみに今日は何していた。


「明日の準備だよ。えっ?みんなキルギス行ってるの?何で?」


Q3:彼に一言


「宿題なら一人でやれ」










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