16話 転校生って何かかっこいいよね
感想お願いします。
前回のあらすじ
~side太陽~
「あ~。なんか面白いことないかね~」
「今度はゴスロリ着たら?」
「だから、あれは誤解だ!!」
あ~。写真の一枚でも撮っておけばよかった。
「ウズっち」
「風どうした」
「梓先生が言ってたんだけどさ、今日転校生が来るんだって」
転校生ねぇ・・・・・・
「この時期にしては、珍しいな・・・・・」
「だろ。しかも海外からだってさ」
「女か女なのか!!どっちなんだ」
出た。変態。
「男はみんな変態なんだぜ」
地の文を読むな。
「ほ~ら。野郎どもだまりやがれ。HR始めるぞ」
「先生。転校生が来るってほんとですか」
よく言った杉田(仮)。
「男子は残念、子猫ちゃん達は喜べ。イケメンだぞ」
『キャーー』
「うるさい、うるさい、うるさい」
ウスが炎髪灼眼みたいになった。
「男がなんだ。イケメンがなんだ!!」
ウスがそれらしいことをまた言い始めた。
「俺がいるじゃないか」
うん。分かってたよ。
「うわごとはいいから、入ってこい」
先生に言われて入って来た少年は金髪灼眼で眼鏡をかけていて
「焔 蓮華です。よろしくお願いします。」
悲しい目をした男の子だった。
~side蓮華~
自己紹介。俺はあまり好きじゃない。
「焔蓮華です。よろしくお願いします」
~放課後~
めんどくさかった。自己紹介の何が楽しいんだ。
空を見ると落ち着く。空は全ての人間に平等だ。
「空、好きなのか?」
そこにはクラスで唯一俺に質問をせずただ見つめてた少年がいた。
「いや、演技うまかったなって思って」
「演技ってなん「バレバレだよ」」
「はぁ、なんで気づいた?自慢じゃねぇがうまく騙せてたと思うが」
「いや。ただ・・・」
「ただ?」
「悲しい目をしてるんだよ」
「悲しい目」
なんだこいつ。
「間違ってたならごめん」
「お前名前は?」
「進道太陽」
進道・・・・・聞いたことがあるような。
まあいいや。考えるほうがめんどくさい。
「焔く「蓮華」えっ?」
「蓮華でいい」
「よろしく蓮華」
「ああ!!」
俺は差し出された手を握った。
ベタですが、第一メンバーの最後のキャラです。