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太陽の普通じゃない日常  作者: 土屋 ハヤト
1章 道化師たちのプロローグ
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10話 天上無敵最強最悪破壊兵器

前回のあらすじ


道路を渡るときは右と左をよく確認しようね!!




〜side太陽〜



それはある日のことだった。





「ウズ」


「なんだよ。僕を笑いにきたの?」


「ウズ大丈夫?」


そう、これから僕は梓先生とお話(暴力にならない肉体言語)をしないといけない。理由はあの人から貰った超強化型ゴム鉄砲でためしに校舎の壁を打ったところ校舎に半径約1メートルの穴を作ってしまった。


「で?用件はなに?」


「今日桜ちゃんと図書室で調べごとしたいから帰り遅くなるね」


「舞・・・熱ないか。体調大丈夫か」


なぜこんなことを言うかというと、舞は勉強が大嫌いだ。はっきり言おう。バカだ。そんな舞が図書室で調べ物なんてまずありえない。絶対ありえない。


「ウズ大丈夫だよ!!熱なんかないよ!!勉強じゃないから!!」


よかった。安心したよ。ヒヤヒヤさせやがって。


「桜ちゃんと簡単に相手の心に深く残る拷問の仕方を調べるだけだから」


「まって、今物凄く物騒なことを聞いたんだけど!?」


僕の常識人ランキングが大きく変動した。そもそも、そんな本が小学校の図書室にあったら大問題だ。


「大丈夫だよね」


「まあ、大丈夫だ」


多分そんな本は限りなくこの図書館にはないから。・・・・ないよね?


「ウズもお話頑張ってね」


ああ。嫌なことを思い出させるなよ。






この時、舞を行かせてはいけなかったんだ。僕はここで選択を間違えてしまったのだ。





今僕はゆっくり帰っている。お話?思い出したくないよ・・・


「太陽ちゃん〜」


この露骨にムカつく甘え声は葵姉ちゃんだ。


「葵姉さん。あって早々抱きつかないでください。周りの目が痛いです」


「いいの♪愛があれば」


「愛なんてありません。100歩譲っても愛があるのは葵姉さんじゃなくて優にです」


「お前らさすがに引くぞ」


気がつかなかったが先生もいる。ちなみに守先生は僕の家に同居して(居座って)いる。


「それにしても今日の夕ご飯何かな♪」


「舞の料理はうまいもんな」


教師が何言ってんだ。あ、そういえば・・・・


「今日舞の帰りおそいですよ」
















「「なにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」」


「どうしたの2人とも」


「どうしたのじゃねぇよ!!」


「あんた舞がいないと誰が料理を作るか分からないの!!」


「誰って・・・・・・・ああーーーーーーーーーー!!」


我家で料理を作るのは舞と葵姉だ。僕はお菓子しか作れない。先生は・・・・よく分からない。しかし問題があるそれは我妹優だ。優の料理はまずい。あれを料理と呼ぶのは料理への冒涜だと思う。






「優!!」


先生がドアを蹴破った。


そして、キッチンへ走る僕達。


「お帰り。夕ご飯できてるよ」


手遅れだった。テーブルには色とりどりの料理と触手を持った黒い生物・・・・


「優さん、優さん。その黒いのは何かな?」


「何ってカレーやけど」


間違いない。あれを食べたら僕は確実に死ぬ。そもそも、あれは食べられるのか?


「お手洗い言ってくるから、先に食べといてな〜」


よし優が出ていった。


「先生、葵姉ちゃん」


「やるしかないようね」


「教え子だからって、手加減しないぞ」


キッチンを静寂が包む











「「「ジャンケン・ポン!!」」」


ギャーーー!!僕の全力のチョキが。


「太陽ちゃんも分かりやすいわよね」


「お前は、ここぞとゆう時に必ずチョキをだすんだ」


「卑怯だぞ!!」


「さあ」


「食べろ」


「いきなりそんな、心の準備がギャーーーー」


辛くて甘くて意識が・・・・・・





ここで僕は選択を間違えたんだ・・・・・




〜 no side 〜


「それにしても他のはうまそうだな」


「そうですね。舞ちゃんの教えでしょうか」


「太陽には悪いがこのうまそうな料理を」


「「いただきます」」


そして、守はオムレツに。葵はムニエルに手をつける。


「お、意外とうまい。甘さもほどよく、辛みが効いて意識が・・・」


「・・・・・・・」


【ガタン】


「みなさんお味はどうですか?ってお兄様、お姉様、先生大丈夫ですか!?しっかりしてください!!」


優が3人をさするが返事がない。


「早く!!救急車ーーーーーーーーーー!!」














数分後、やって来た救急車により3人は病院に搬送された。


次回、舞台は変わり病院編に突入!!

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