9話 通学路と桜並木とパフェ
前回のあらすじ
僕(私)が常識人だ!!by太陽・雫
〜side太陽〜
現在、僕は舞・優・葵姉ちゃんと帰っている。
「おい!!俺を忘れてるぞ!!」
「あれウスいたんだ」←太陽
「ウスいたの?」←舞
「ウスさんいたのですか?」←優
「誰それ?」←葵姉ちゃん
「酷くない!?最初の3つはまだいいとして、最後のは馬頭ですらないよね!?」
と、ウスは言うが誰も聞いてないだろう。
話は変わるが今、僕らは常夜坂を歩いている。ここは僕達の町、照樹町の一番大きな通りで桜の名所である。
「ウズ。今日帰ったら何食べたい?」
「では!舞姉様、私チョコレートパフェを所望します」
「いや、それは夕ご飯のおかずじゃないだろ」
ウスうるさい。まあでも一理あるな。僕はこんな子に育てた覚えはない。
「だめだぞ優」
「へ〜太陽ちゃんもやっぱお兄ちゃんね〜」
「だめなのですか」
「舞に手間をかけさせるな。パフェなら作ってあるし」
「作ってたのかよ!!」
「うるさい」
「ぐぼわぁ!!」
ひとまずストレートを入れる。
「危ねぇな。口の中が切れたらどうするんだよ」
「笑うけど?」
「鬼か!?」
「ウスだからしょうがない」
「しょうがなくねぇよ!?後みなさんも頷かないでくれませんか?」
「で、ウズは何を食べたいの?」
本題を忘れてたよ。
「もちろんデラックスショートケーキさ!!」
「太陽・・・・・夕食にそれはバランスが悪いとかどうかではないぞ」
「何を言ってるのさ。もちろんご飯も一緒に食べるよ」
「なお悪いわ!!」
「ほら、銀髪の天パが言ってただろ。古来より甘いものと炭水化物が合うって」
「さすがに限度があるだろ。もう俺達は宇治○時丼でお腹一杯なんだよ!!」
と言われつつ家に到着!!
「じゃあなウス。死ぬなよ・・・・」
「やめろ!!不謹慎だろ。てかこのパターンだったら食べさせてくれるんじゃないのか」
「お前に舞のケーキを食わせるくらいならワトソンに食わせた方がマシだ」
「ワトソンって誰だ。もうしらねぇ。てめえなんて死んじまえ!!」
そして、ウスは家の方まで走っていった。
あ、撥ねられた