地球最後の日
二人「はい、どうも~」
ボケ「いやー、ついに地球最後の日だな」
ツッコミ「うん?ちょっと待って。もしかして、もう何かやろうとしてる?」
ボケ「当たり前だろ!お前、漫才ってものを知らないのか?漫才はこうやって話題を膨らませていくところから始めるんだよ」
ツッコミ「だとしたら下手過ぎない!?もう少しマクラがあっても良いんじゃないの?」
ボケ「そういう話は裏でしろよな。でね…」
ツッコミ「あー、もういいや。はい、で?地球最後の日なのね」
ボケ「俺さ、この地球最後の日だから幸せに過ごしたいなって思ってな」
ツッコミ「それはみんなそうでしょうね。どういう風に過ごすのかな?」
ボケ「まず、高い栄養ドリンクを飲むだろ?」
ツッコミ「あー。まぁ眠くて何かに集中できないとかあったら困るからね」
ボケ「で、そのあと何したら良いと思う?」
ツッコミ「ギブアップ早くない!?今お前がしたことって、高い栄養ドリンク飲んだだけだよ!?」
ボケ「なんだよ。そんなこと言うならお前はどうやって過ごすって言うんだよ」
ツッコミ「え?そんな急に言われても…。でもそうだな、働いても仕方ないし、周りに気を遣っても意味がないので、
おいしいものを食べるとかするかな」
ボケ「できるわけないだろ」
ツッコミ「え?なんでよ、地球最後の日くらいおいしいもの食べて過ごす、とかでいいじゃない」
ボケ「そのおいしいものを作ってくれるコックさんだって働いてないんだから、食べられないだろってことだよ」
ツッコミ「あー、確かにそうだな。でも、コックさんがいなくてもおいしいものはたくさんあるじゃない。例えば高級なお肉を
自分で焼くだけでも十分おいしいよ?」
ボケ「お前、地球最後の日だって言うのに、まだ命を奪って過ごすってのか?」
ツッコミ「ずいぶん嫌な言い方するな…。でも、最後だからこそそういう固定観念みたいなのに捉われなくてもいいんじゃ
ないかなって思うんだよ」
ボケ「人間っていうのはな、最後の瞬間にこそ綺麗に輝くものなんだよ。わかるか?だから、終わりこそ綺麗に過ごさないと
いけない」
ツッコミ「言ってることはわかる気がするよ。でもそうしたら最後の日は何もできないんじゃないの?普通に過ごすのか?」
ボケ「だから、高い栄養ドリンクを飲むんだよ」
ツッコミ「それはわかったよ。で、そのあとは?」
ボケ「だから、それを考えてくれって」
ツッコミ「最後の瞬間まで丸投げかよ!もういいよ」
二人「どうも、ありがとうございましたー」




