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第3話 あふれる根源②

お待たせ致しましたー

 擬似コア? と言うのを破壊出来たことで……とりあえず、めちゃくちゃ出てきていたモンスター達が消えた。


 これで、少しはレイザーさん達への負担も減ったかなと思うけど……まだここは第一階層。


 コアがおそらくある場所と、フランツを抜いた階層はもっと下だ。



「多分……あと三つくらい下です」



 まだあふれてくるかもしれないモンスターを警戒しつつ、僕はジェフさん達に話した。



「だろうなあ? あのコアもどきがあるんじゃ……ダンジョンとしては、そこそこランクが高い感じだ」


「ですの。コア本体も期待出来ますの!」


「……嬢ちゃん、目的はそっちに傾けないようにしてくれ」


「……ですの」



 とにかく、僕らの目的はダンジョンコアの破壊だ。


 気をつけて、下に行く階段を探してゆっくり降りて行く。次の階層は……ちょっとランクが上のモンスター達がうじゃうじゃいたよ!?



「おーおー? 職業(ジョブ)持ちのモンスター達がうじゃうじゃいるなあ?」


「……どうしましょう」



 ちょっと息を殺しながら、コソコソとジェフさんと会話していると……フランツがテレパシーで声をかけてきた。



【さっきのコアもどきの気配は覚えたでー? ワイの操作でちょちょいとレーザーソードぶちかまそうか??】


『大丈夫?』


【ものは試しや!】



 ジェフさんにフランツがそうしたいと言ったのを伝え……コアもどきがどこにいるか僕も探したんだけど!?



(何個もある!!?)



 一個一個、レーザーソードで壊すので大丈夫かな!?


 でも、早くなんとかしなくちゃいけないから……僕は自慢の脚を使って、壁を走りながらコアもどきに近づいていった!



【いっくでー!!】


「レーザーソード!!」



 相変わらず、目をキョロキョロしているコアもどきだったけど……レーザーソードの光で破壊出来た、と思ったら!?



【……は?】


「えぇ!!?」



 ちゃんと光が突き抜けたのに、また元の形に戻った!?


 これはどう言うことなのだろうか!!?



「どうした!?」



 ジェフさんが壁から降りた僕のところに来たので、ちゃんと伝えることにした。



「ちゃんと攻撃したのに……元に戻ったんです!!」


「は?…………つーと」



 と、ジェフさんはなぜか残りのコアもどきも数え出した。



「ジェフさん?」


「…………勘が外れて欲しくねぇが…………マシュ!!」


「ですの??」



 メイスでモンスターの頭をグシャッとしていたマシュさんは、ジェフさんの声を聞くときょとんとした表情になった。


 ちょっとだけ……怖かった。



「エルフの勘を借りてぇ。コアが複数あんのに、個別で壊そうにも再生しやがるんだ!」


「?…………ですの。あの擬似コアは…………おそらく、同時に破壊しないとダメだと思いますの」


「「えぇ〜……」」



 ここのダンジョンマスターが、どんな相手かよく知らないけど。


 なんて迷惑なことをしてくれるんだ!!

次回はまた明日〜

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