表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/100

第3話 温泉地へ②

お待たせ致しましたー

 温泉……と言うのは、『かんけつせん』と言うところから物凄い熱いお湯が湧き出て、それを人間とかが入りやすい熱さまで氷魔法で出来た氷を混ぜて調整しているんだって。


 スククルド温泉と言うところは結構有名らしく、施設内に色んな温泉があるのだそうで。


 大小様々、たくさん入れる湯場が揃っているとか。


 僕としては、あの柔らかくて甘いオマンジュウをたくさん買って食べたいけど……今日の目的は僕の体を癒すことだ。


 ジェフさんに説明を受けながら、どのお湯に入ろうかまずは悩むところ。



「向こうは美肌。あっちは多少の切り傷程度なら即完治。その隣は安眠効果……ってとこだ」


「……色々あるんですね?」


「見た感じ、お前さんには切り傷が多かったから……まずは、そこだな?」



 傷を治してくれると言うお湯は、薬草茶のように濃い緑色だった。ゆっくり入ってみると、ちょっとどろっとしたけど……浸かっているうちにポカポカしてきた。


 それが全体に行き渡ると……なんだか眠ってしまうくらいいい気持ちになった。


 ジェフさんから苦笑いされたので、岩にもたれかかるといいと言われました。



「眠気が来たってことは、治ってる証拠だ。顔とかも洗っておくといいぜ?」


「……いいんですかね??」


「ちぃっととは言え、傷跡あるからな? 別に色んな人間が入るからって汚いもんじゃない」


「はーい」



 ちょっとだけ眠かったが、言われた通りに顔を洗ったら……少しピリピリしたけど、いい気持ちだった。



「治りが早いな? んだと、すぐに腹が減るだろうなあ? ここの飯は美味いぞ??」


「……美味しいご飯」


「はは。食欲も順調そうだな? もう二ヶ所程度入ったら行くか?」


「はーい」



 その後は、食欲増進とか。あと、女性向けだと思う美肌とかにも入ったけど……僕の肌荒れとかがちょっと出てたから治すに越したことはないんだって?


 たしかに、出た後はお肌がツルツルしていた。



「着替えたら行くか?」



 湯着は専用の返却ポスみたいなところに、濡れたまま入れていいみたい。元の服に防具とかだけ魔法鞄(マジックバック)に入れてから脱衣所を出る。フランツの亜空間収納はリンクしているから僕も使えるんだけど、出来るだけ鞄は使い慣れた方がいいらしい。


 ジェフさんもアークさんに収納の技能(スキル)はあるけど、冒険者として違和感を感じられないようにするためなんだって。


 フランツとアークさんは一緒だけど……今どうしているんだろう??


 テレパシーで何かやり取りでもしているのかなあ??

次回は土曜日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ