第4話 創造神の遺跡
《最東の国》《神々の島》――《ジャングル内》
探しに来たのはいいが、どうやって入るんだここ。
道すらない。
整備されていない。
当り前か。
中央に見える遺跡に行けばいいわけなのだが。
どうやってそこまでいけば...ん?
焼焦げたようなあとがジャングルの奥まで続いているのを見つけた。
フリィが通った道か。
この道を進んでみよう。
辺りから、魔物の嘆き声がするが無視する。
普通、襲い掛かってくるのだろが、レベルのせいか襲い掛かってくる魔物がいない。
安心だな。
奥に行くにつれて焦げ跡が大きくなっている。
一体何したんだか。
そうしている間に、いつの間にかついていた。
ピラミッド型の遺跡のようだ。
番犬みたいなのはいない。
中央に入り口のようなものがある。
そこから入っているか。
《最東の国》《神々の島》――《遺跡》
大きな入り口から入ると、奥はまるで迷宮だ。
見える限りトラップが10個ほど作動している。
すべて燃えているが。
フリィの仕業のようだ。
ス。
ん? 今何か飛んでこなかったか?
ス。ス。
やっぱり何か飛んできている。
『ブーブー。侵入者。侵入者。これより排除開始します』
あ、アナウンス流れた。
う~ん。アナウンスの音で周りにモンスター集まってきた。
何か武器ないのか?
マジックポーチの中を探る。
その間モンスター達が攻撃してくるのだが、痛くない。
攻撃されるたび、追い払っているのだが、ダメージは入ってないらしくまた攻撃してくる。
お?
マジックポーチからよくなついている魔剣を取り出した。
なんか握るだけで、力が湧いてくる。
でもモンスター殺せないだろ。
襲ってきたモンスターを刺してみた。
すると、魔石と何かを落とした。
「倒せるのかよ!」
まぁあとは、魔剣でずっぱずっぱの繰り返し。
さすが魔王城の宝物庫にあっただけはある。
軽く振るだけでゴブリンを一刀両断できてしまう。
オークのような大きいやつもスパッと行ける
やばいなこれ。
どんどん奥に行くとすごい熱が奥の方から感じる。
「それ以上近付いてはだめだよ。マスター」
いつの間にか俺の目の前にはフリィが立っていた。
なんか服装が違う。
「どういうことだ!」
「この遺跡は、太陽の光と熱を集めるとこだから、あの部屋に行ったら最後。死ぬよ?」
「お前が俺を不老不死したんじゃないか!」
「確かにそう。でもここには昼には来ないほうがいい」
「この暑さはつらいな。海入りに行こうぜ」
フリィに手を指す述べても何も反応しない。
いつもならすぐ握ってくれるのだが。
「すまない。私は海では泳げない」
「あ~そっか」
そう言えばフリィはフェニックスだったな。
彼女が海に入ればことごとく海が干からびてしまう。
「じゃあ、この島に涼しいとこないか?」
「右の部屋に行けばある。そなたの探し物をそこにいよう」
なんか徐々に言葉使いが別人になっている。
どういうことだ?
「分かった。先に行ってる」
「うむ」
別人か? しかし、あの慣れた口調といい。
一体誰なんだ。
とにかく部屋だな
「あれ? マスター来てたんだ」
いつの間にあの通りから転移したんだ?
やっぱ別人だったか。
しかし、俺のことをマスターていうのは俺の召喚獣ぐらいだ。
「お、おう。例の子供にここにいるて教えてもらってな」
「なるほどね。とにかく入って」
言われるがまま部屋に入る。
洋室だ。
しかし、見慣れない道具がちらほら置いてある。
「すごいでしょ」
「ああ、なんで遺跡の中にこんな部屋が」
「多分管理人の部屋かな」
「管理人?」
「そそ。奥にある器に近づくものを排除する人」
物騒なことを言っているが本当のことなのだろう。
しかし、すごい。
あちこちに魔道具がある。
例えばエアコンと呼ばれる魔道具。
これを付けとくだけで、部屋の温度が変えれる。
魔道コンロ。ボタンを押すだけで火が出る。
その上に料理器具を置けば料理可能。
その他には、洗濯機、電話? 銃、ランタン、冷蔵庫が置かれていた。
その中でフリィと俺はソファーでゆっくりしている
俺が座ると、フリィが俺の膝を枕にしてきた。
普通逆では?
「そういえば、この遺跡で誰かにあった?」
「ああ、あった。誰だったけ?」
あれ? さっきまで顔や服装。声。誰かと似ていると思っていたのに。
思い出せない。
嘘だろ。どうしてだ。
「何か言われなかった?」
「たしか、遺跡の奥に昼間には近づいてはいけない。とか、奥に行ったら死ぬとか」
「なるほどねぇ」
フリィが机にあったなんかの書類をじっと見ている。
何が書いてあるのかさっぱりわからん。
異種族の言葉も分かるようになるスキルがあったがそれを使ってみよう。
お、読める。
なになに、創造神について。
創造神はいわば太陽の神。彼女はある日我々の前に現れこの遺跡を作らせた。
まさか、神自ら我々の前に現れるとは思ってなかった。
その神が気になることを言っていた。
『数千年後。ここに我を引き連れた少年が来るでしょう。彼のためにあの器を残しておいてほしいのです』
と、よくわからん。
お偉い方はその言葉を信用し宝物殿の中に神の器を奥にしまい込んでしまった。
おかげさまで太陽の熱と光が神殿内を包み込んだ。
くそ熱い。
あ、そうだ。この熱と光を吸い込む器を我々で作ろうと。
なんだこれ、まったく意味わからん。
いかにも胡散臭い。
フリィもなんだか飽きれた顔をしている。