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第33話 帰還

 誰もいない暗い部屋で、俺は目を覚ました。

 体のあちこちが包帯で巻かれ、火傷によりかなり痛い。

 起き上がろうとすると、腹に重みを感じた。

 布団をめくるとそこには、フリィが猫のように丸まって眠っていた。

 窓の外は、黒い太陽が禍々しい光を放っていた。


「世界の終わりか」


 独り言をつぶやくとフリィが俺に抱き着いてきた。

 痛い......。

 締め付けられる力がなぜか急に弱まった。

 布団の中を覗き込むと、緋色の瞳がこちらを窺っていた。


「おはよう......。」

「おはよ~」


 笑顔で挨拶してくれた。

 ベットから抜け出そうとすると、フリィが俺の手をつかみベッドに引き寄せた。

 一瞬何が起きたのかわからなかったがフリィの顔を見てしまった途端、色々と理解してしまった。まず最初に俺は、フリィを押し倒しているのである。右手がフリィの胸を触っていた。


「えっち......。」


 頬を赤く染めて少し恥ずかしそうなフリィを見て、俺の中で何かが外れる音がした。

 俺はいつの間にかフリィを抱きしめていた。

 色々と当たっているが気にしないでおこう。


「良かった......ほんとによかった......。」


 なぜかフリィを抱きしめた途端、俺は泣いていた。

 フリィは優しく抱き返してくれた。

 すると、扉のほうから物音がした。


「きゃ!」

「申し訳ありません。邪神様」


 部屋の扉の奥からミリアと魔王が転んで部屋の中に入ってきていた。

 困ったような表情をしながら、その場にうつぶせになる二人。

 

「何やってんだ?」


 フリィを抱きしめる手を緩め、扉の方を振り返った。

何故か2人とも慌てて、そのままどこかに行ってしまった。

何やってんだあいつら……。


「2人とも心配してたから仕方ないと思うけど」

「なるほど」


この状況から一刻も早く出たくなり、少し離そうとするとフリィが抱きついてきた。

離れようとしないフリィをそのまま引っ付けながらリビングに向かった。


「おはよう」


俺が朝の挨拶をするが何も帰ってこない。

いつも座っているソファーに座り、ステータスが気になった為見てみることにした。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【名前】    『本名』櫟原兵間 『偽名』シャルク

【種族】    フェニックス  

【年齢】    17   「不老のため固定」

【職業】    召喚士 「条件解放:不死鳥召喚」

【レベル】   99999

【称号】    さいきょうなおにぃさん 神獣召喚士 伝説の召喚士 不死鳥の主

 勇者パーティー追放 死にかけ 不老不死 神々の試練を超えし者

 ゴッドスレイヤー ドラゴンスレイヤー 化・け・物・ 魔王の調教者 人間から不死鳥になりし者

【HP】     ∞/∞

【MP】     158000/999999

【攻撃力】   -2

【防御力】   2660

【物理攻撃力】 -2

【魔法攻撃力】 899950

【すばやさ】  100

【魅力】    1

【運】     測定不能 「条件解放:神の祝福

【スキル】

 召喚士の伝説

 最東炎神の加護

 神の祝福

 魔法 召喚魔法α

 テレパシー 「神との会話可能」

 全種族言語翻訳

 同時召喚可能「上限なし」

 自動回復

 召喚獣への補助魔法

 ステータス上限解放

 ステータス拡散

 召喚獣常時召喚時MP消費不要

 召喚獣のステータス増加

 召喚獣のスキル増加


【召喚できるモンスター】

 ゴールデンスライムα 

 キングゴブリンα

 ケットシーα

 ケルベロスα

 雪だるマン 「冬限定召喚」

 変なお姉さん?(変態)

 世界神 不死鳥 フェニックス (恋人)

邪神

魔王

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


色々おかしくなっている。

やべぇーなぁ…

 

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