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第26話 夢???

目が覚めると太陽の日差しが部屋に入って来ていた。

どこから入って来てるんだと辺りを振り返ると、部屋の扉が開けっ放しになっており、そこから光が入ってきたようだ。

にしても、誰もいない。

夜中は賑やかだったのにここまで静かになるとは思わなかった。


「う~む。とりあえず着替えるかぁ」


パジャマ姿だったので、タンスから服を取り出し着替えた。

相変わらず変な服だが気にしないでおこう。


ベッドの布団を整えようとすると、布団から一枚の羽根が落ちてきた。

フリィの羽根のようだ。

今日はいつもの姿で寝てたらしい。

まぁいいや、それよりも皆どこ行ったんだ?


廊下を歩いていると、相変わらず色々と別れているため迷子になりやすい。

確かここら辺に地図書いてたはずだ。


壁を見てみるといつの間にかその地図の場所についていた。

お、みっけ。

左 キッチン 右 リビング 上 個室 下 地下室

なんか増えてるような気がするがまぁいい。右だな右


歩いているといつの間にか扉についていた。


「おはよう...あれ?」


目のまえにはさっき俺が寝ていた部屋につながっていた。

放置してある着替えが置いたある。

間違いなくさっきいた部屋だ。

他の部屋も当たってみたが、なぜか毎回この部屋にである。

どうなってるし。


突然部屋の壁に何かが書かかれる。


『この試練を乗り越えて見せよ、乗り越えないものここで死あるのみ』


全く意味わからん。

いたずらにしては派手な気がする。


しかし、この警告は本当だった。

部屋の天井が突然落ちてきたり、廊下に落とし穴があったり、目の前の壁から弓が飛んできたりした。

あれ、まさかと思うけど来れの正解てあれじゃね?


「こいつだな」


俺は床にある地面のボタンを押すと、突然床が抜け無数の針がある地面にくし刺しになった。

しかし、痛くない。

傷はすぐに再生され、出てしまった臓器は修復された。

怖いことに人間離れしてるせいで、この罠の謎が解けと言ってもいい。


『試練を超えし者。ここを通るがよい』


なにこれ


罠を抜けた途端、いつもの天井に戻っていた。

いやーどういう事だったんだ。

なんか重い....。


「えへへ、マスター。大好き...」


いつもの様子のフリィが俺のベットに潜り込みねむっていた。

空は青空になっている。

一体殺気の夢は何だったのだろう。


「お~い、フリィ起きろ」


フリィの頭をやさしくなでながら起こした。

フリィが目をこすりながら、こっちを見渡してきた。

相変わらずこの角度はエロい。


「おはよ~。変な夢でもみたぁ? なんか顔げっそりしているけど?」

「気のせいだ気のせい、何でもないさ」

「ほんと?」

「ああ、変な夢てより悪夢に近いようだったがなぁ」

「え~どんな夢?」


俺はフリィに夢のことを話した。

しかし、ここまではっきり覚えているのは初めてだ。

フリィはその話を聞いていきなり俺に自分の羽根を刺してきた。

しかし、以前のように取り込まなくなってしまった。

これが不老不死の効果なのか、あるいはまた別の何かなのかはまったくもって分かっていない。

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