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第16話 会談と見たことある者たち

《????》《×●▲◆》《神々のテラス》


「というわけなんだけど、どうしたらいいと思う?」


いつの間にか記憶の世界から戻っていた。

その後邪神が接触していたこと、俺の中に一部がいることを他の神々に知らせた。


「う~ん。やっぱり殺すしかないんじゃない?」


声が聞こえてくる方に目そらすとそこには猫耳美少女がフリィとフローラの間の席に座っていた。

どっかでみたことあるこだよなぁ。

なんかこっちに手振ってくるし。


きゅぴ?(殺す?) きゅぴきゅぴぴぴ(そんなのだめ倒す)


きゅぴきゅぴと聞こえてくるのは俺の右だった。

どこかで見たことある金色のスライムだ。

やけにすりすりしてくる。


「スライムの言うとおりだ。

 しかし、久しぶりに呼ばれてみやこんなことになってるなんて思ってなかったぜ」


犬耳が頭に生えた白髪の青年が言う。

俺の視線に気づいたのか、こっちをじっと見つめ返した来た。

またどこかで見たことある雰囲気のあるやつだ。

まえは違う姿だったような?


「殺してもいいと思うんだな僕は。創造神が力を取り戻せばなんだな...」


気が弱そうなゴブリンが俺の左に座っていた。

なんか俺の服をつまんでくる。

こいつもどこかで見たことあるなぁ。

一体どこだったか?


「シャルク君の中にいる邪神を抜き取った方が早いんじゃなくて?」


なんか聞いたことある声だ。

てかなぜか俺の膝の上に乗ってるんだが。

どこでこんなゴスロリと知り合ったんだ?

あ、こいつもあいつらと同じか。


「揃ったようですわね」


ユキがすべての席が埋まると、それぞれの目の前に透明な紙が配られていた。


「ふ~ん。まぁ一番はマスターの命で文句ないよね?」


全員コクコクと頷く。

当り前だが俺もうなずいた。


「それで解放の儀式の準備完了したてことでいいんだよね?」


新しく加わった者たちがうなずく。

解放どっちの方だ?

フリィの力を解放した途端、邪神も解放されないか?

大丈夫なんだよなぁ?


「大丈夫なんだな」

「そう、てかいい加減マスターの膝から降りてくんない? リリアン」


フリィが俺の目の前の机の上に立っていた。

行儀がわるい。


「シャルク君は私のマスターよ? 貴方なんかに渡すものですか!」


なんか、突然二人の間に火花が散っていた。

熱い......。

リリアンてこの子の名前か、しかし、俺の偽名の方で君付けしてくるのて誰かいたか?


「はいはい、フリィ行儀悪いから、片方の足にでも座れ」

「ぐぬぬ...。うん」


なんか、すんなり受け付けれたみたい。

すねるフリィもかわいいが。

にしても、フリィ少し軽くなったな。

なにしたんだ一体。


「相変わらずでござるな、では拙者そろそろ時間ゆえ戻るでござる」

「私も戻りますわ、参拝の時間ですものね」

「だな、そんじゃああとはお前らに任せたわ」


一気に7人が席から消えていった。

残ったのは俺とフリィ、どこかで見たことある7人?だった。

やっぱどこかで見たことあるなぁ。

どこでだ? しかし、なんでこうなった。


「マスター。ほらあーん」


フリィがテーブルの中央に置いてあったケーキをフォークにさしてこっちに向けてきた。


「シャルク君、あーん」


リリアンが同じく向けてきた。

いや、それ俺が買ってきたケーキじゃん!

ぐぬぬ....。


仕方ないので同時に食べた。

歯にフォークが当たって何か嫌な予感がしたのは気のせいであると信じたい。

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