ギムウェリア国
◯キャッチコピー
民族浄化の嵐が吹き荒ぶ小国。
◯概要
オルキス帝国付近の島にあるギムウェリア人(ラパルリア人)の国。正式な国名はペルイパソ・パル・ペリスパソ・ルカリオス・ラパルリア族長国。首都はラピルで、人口は九万人。
国民の大部分が魔法を使えるため、魔素機関が普及しなかった唯一の国。その代わり、薬草学や医学、農業が発展している。
国名にあるペルイパソ・パル・ペリスパソ・ルカリオスとは、地母神ペルイと天父神ペリスの祝福という意味。
自然崇拝から発展した二神教であるラピルリオ教を国教に掲げている。ラピルリオ教の考え方では、この世のありとあらゆる現象、神々は、地母神ペルイと天父神ペリスの二神が変化した姿であるとされている。
国家元首は投票によって選ばれた族長で、現在のアパリオ族長になって以降、異民族の混血を弾圧する民族浄化政策が続いている。
少数民族による小国ではあるが、旧アルストゥリア王国との間で《互いの首長(国家元首)は対等である》との協定が結ばれており、現在、その協定はオルキス帝国に引き継がれている。
その為、事前申請なしにオルキス皇帝への謁見が可能な唯一の国でもある。(実際には外交儀礼的に反するため行うことはない。また、オルキス帝国皇帝も同様に事前申請なしに大統領との面会、会談が可能であるが、同じ理由で行われることはない)