ルネベネリア共和国設定
◯キャッチコピー
野心渦巻く独裁国家
◯概要
ルネベリア大陸全域を支配する国で、古代ミル・カ・サール王国の流れを汲むミルカ王国とミルカ共和国を前身に持つ。
クルエン教を国教に掲げており、公用語はミルカ語とエラローリア語。首都はミルカザードで、人口は一〇九八万人
今から八〇年前に起きた内乱で国王が暗殺されたのを機に、当時植民地支配を推し進めていたエラローリア法王国が保護を名目に進出。傀儡国としてミルカ共和国が誕生したが、やがて、政治の腐敗や当時の首相の恐怖政治によって不安定な情勢が続いていた。世界大戦が勃発すると、ミルカ共和国はエラローリア法王国軍に加勢して最前線で戦ったが、士気が低かったため戦線離脱者が相次ぎ、皮肉にもミンドリア将軍の勝利に貢献することになってしまった。
その後、終戦と同時にエラローリア法王国の支配から解放されるが、それと同時に国内で政権に対する不満が一気に爆発してしまった。大規模な内乱に発展するかに見えたが、当時、まったくの無名であった一人の青年により内乱は回避されることとなった。この時の俗にいう無血革命によりミルカ共和国はルネベネリア共和国と名を改めて再出発をすることとなった。
工業分野の技術、特に魔素機関に関する技術と映像伝達装置に代表される高度な機械に関する技術が著しく発展している。また、映像伝達技術を含む高度な機械技術は国家機密級の扱いであり、ネジ一本ですら他国に持ち出す際には大統領と首相、司祭長の承認を経て、議会の半分の賛成と国民投票による過半数の賛成票を得た上で、閣議決定されて初めて許可が降りるという複雑すぎるプロセスを経なければならず、無断で持ち出した場合は国家反逆及び国家転覆罪に値するとして極刑、もしくは無期拘留刑に処される。
街中に巨大な映像伝達装置が設置されており、一日に三回の首相と大統領の演説が行われている。
国家元首は、一六歳以上の国民の中から選挙で選ばれた大統領。任期は無く終身制。
大統領は議会で選ばれた首相の任命や罷免の承認、祭祀などの国事行為や国賓との会談を行いその他の国政及びこれに該当する行為は共和国憲法で禁止されている。
政務は議会で選ばれた首相が務める。