オルキス帝国設定
◯キャッチコピー
神となった大帝が建国せし軍事大国。
◯概要
一五〇年前に起きたアルストゥリア騒乱の終結と同時に建国された専制国家で、灰色圏の中心でもある。支配地域は、アルストゥリア大陸全域とハバーイ島を含む四島。
ルネベネリアとギムウェリア両国と同盟関係にある。
蒸気機関を中心とした『灰色の技術』が発達している。
国家元首は世襲制の皇帝で、現在の皇帝は帝国を建国したオルキス大帝の直系に当たるオルキス二世である。
権力の大部分は皇帝に集中しているが、若干、一六歳ということもあってか、政は皇太后と首相率いる内閣が取り仕切っている。
現在の帝国は、一一の州と三つの自治州、一つの皇帝領で構成されており、首都は大陸北部に位置する城塞都市でもある帝都ミンドリアン。他に学術自治州テクバスと工業自治州のテルタ、商業自治州のカーサーがある。
公用語は青色圏同様、ワールワースだが一部の自治州では異なる言葉を使う場合がある。
アルストゥリア王国の一将校であったオルキス・ミンドリアは、シシ王国で起きた内乱をきっかけに大陸全土に波及したアルストゥリア騒乱に乗じてクーデターを起こし、政権を掌握。国王に譲位を迫りクーデターから一ヶ月後、アルストゥリア王として即位した。
その後は治安維持を名目に各地を転戦。
オルキス率いる、アルストゥリア軍は、学術都市でもあった王都ツイド・ルーザで研究されていた蒸気機関や新兵器を積極的に取り入れ、連戦連勝を重ねていった。
終戦後は、アルストゥリア大陸全域を支配地域に置くアルストゥリア帝国の樹立を宣言し、初代皇帝として即位した。
アルストゥリア大陸の王侯貴族は一旦、その地位と権力を剥奪された後、自らへの忠誠心に応じて新たな地位を与えられた。反面、貢献しなかったと判断された者は国王であろうと容赦なく処刑されたが、エラローリア皇帝の血を引く旧アルストゥリア王家の者達のみは例外で、オルキス大帝とその一族の権威付けのために利用された。
建国当初は国教が定められておらず、オルキス大帝は当初、ゲセブ教を国教に据えようと考えていた。
しかし、魔法の箱が発明されると魔術師や魔道具、さらにはゲセブ教を激しく弾圧。世にいう『魔術・魔素迫害』が起こった。
その後、オルキス大帝は魔術に変わるものとして蒸気機関などを積極的に活用、これにより世界は青色と灰色、二つの勢力圏に分かれてしまった。
オルキス大帝の没後、国策により彼を神とするオルキス教が作られ、それに伴い、国名をオルキス帝国、首都名をミンドリアンに改めている。首都には、オルキス一世の遺体が埋葬された聖帝大教会がある。
◯人口
二億六千万八八〇人
◯総面積
◯主な産業