ラピルリオ教について
◎ラピルリオ教(二神教、或いは交替神教)
エルフィス国の国教である二神教で、自然と先祖を崇拝する精霊信仰の名残が色濃く残っているのが特徴である。
ラピルリオ教の考え方では、この世のありとあらゆる現象、神々は、地母神ペルイと天父神ペリスの二神が変化した姿であるとされている。
祭祀は年に一度、エルフィス国の首都ラピスの最奥にある神域でおこなわれ、身を清めた男女が交互に踊ることで神を讃え、供物を捧げて神の力を回復させ、向こう一年の安泰を願う、というものである。
【ラピルリオ教教義】
この世のありとあらゆる出来事は、全て全知全能なる我らが一対の神である地母神ペルイと天父神ペリスが変化した姿である。草木はペルイの髪であり、池はペルイの涙で、川や滝はペルイの血である。雨はペリスの涙であり、天から降る石はペルイの怒りである。
我々は、日々の暮らしの中におわす二神に感謝し、戒めを守り、神域で祈らなければならない。
【戒め】
神域の草木を取ってはならない。
神域の土や石は持ち去ってはならない。
神域の水は飲んではならない。
神への感謝を忘れてはならない。