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下位魔族ではなくて、上位魔族が勝負を仕掛けてきた。

「ふは…あははは!ここが民家か!こんなものぶっ壊してくれるわ!」


大きな声が響き渡る中、俺は武器を取り出すと魔力を感じる。上位魔族だ…なぜこんなところに来たのかはわからないがどうやら俺たちを狙う気ではなく、無差別らしい。



「ハナ!杖を持つんだ。マーリンは弓を持って後方からの支援を頼む。」


俺は2人に指示を出しながら、急いで外へと出た。ハナに渡した杖は以前【大魔法士】が使っていたものを少々弄ったものだ。剣と杖、両方の役割を果たせることができる。



















「ちっ…邪魔が出てきたな!」


上位魔族は俺に向かって舌打ちをすると、【火属性下位魔法 練火】を放った。どうやら俺の強さを測る物差しを間違えたのか、下位魔法を打ってくるとは…まだまだだな。



「残念だったな…お前の腕はもうすでに切り落とした。」


俺はそう言いながら俊足で、前方へと移動。魔族は俺が言ったことを気にしたのか腕を見ると、やはり綺麗に腕は切れ落ちていた。




「くそっ…だがこうなったらどうする?」


魔族はそういうと闇の中に姿を消していく…現時刻は夜、周りと同化することなど容易いのだろう。

すると近くから何かしらの呻き声が聞こえてきた。



「ゾンビか!こうなったら…【聖剣 モスケレナ】降臨せよ!」


俺がそう言いながら、手に魔法陣を浮かばせて空に向ける。すると暗闇しか見えなかった空に一本の光がさし、次々にゾンビを光によって蒸発する水のように殺していった。周りには血と怨念しか残らない状況だ。



「おっ…久々だな、出すのは5年ぶりだろうな。」


俺はそう言いながら2本の剣を両手に一本ずつ持つ。この件は俺が過去3回暴走した時使っていた剣だ…2本あるということはその分強いってことだし、何しろ【大魔法具】がたくさんあるということでもある。




「レセルクを強化!」


ハナは単純なことを言いながら杖を振る、そして俺はすごく強化されたのだ。単純なことだがカップル状態じゃなければここまで強化できないし、何しろ詠唱が必要となってくる、だがしかし、俺とハナは今カップル状態になっているのだ。強化なんぞ容易い。



「ヒュン!ヒュン!」


マーリンが上位魔族に向かって矢を放つ、その間に俺は魔力をかき集めることにした。俺たちは脳内を魔法によってつないでいる、こうすることによって思考などを相手にバレないように伝えることができるのだ。



「ちっ…【宝具生成】持ちだったか。ならば早めに帰らなければ。」


「そうはさせない。【大魔法具 不神水士】ここでお前は終わりだ!」


俺が逃すかと【大魔法具】を使った瞬間に、周りから水が溢れ出てきて魔族は包まれていく。この【大魔法具】は捕縛を目的としていない。では何なのか、それは簡単"すぐに水圧によって消す"からだ

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