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嫌な予感がするのは俺だけなのか?気のせいなのだろうか?フラグではなかろうか?

燦々と太陽が照りつける中、魔族の群れ…兵隊たちは山を蹂躙していた。

彼らは森の主でも会った熊や魔物を一瞬で、そして一発で落とし殺して行く。


カツカツときれいまでに整列された兵隊たちは山の中を歩く…馬や歩兵たちはまるで何かの訓練を施されている訳でも無く、ただ…ただ一心に前進するのみしかしなかった。








そうそれは一つの目標のために______そう勇者に匹敵するレセルクを倒すために…
















遠くで馬だろうか…騎乗している人がいるのかわからないが、少しだけだが音がするな。

そして異常なほどの魔力反応だ。大量にいるのだろうか?

いやもしかしたら上位魔族以上の奴らがいるのかもしれないな。




「ハナ皇女…異常なほどの魔力反応が感じれました。一応避難した方がいいのでは無いでしょうか?」



「えぇ…どうせ来ないって。眠いし寝ておくね!」


そう言ってハナ皇女は俺の意見を無視して寝始めた。これこそがフラグというものでは無いのだろうか?




以前、日本という国から来た人たちが言っていたぞ『そんなことが起きないって言った時にフラグが立って回収する落ちになるのに、なんでそこまでしてみんなフラグを立てたいのかな?分からないな…フラグを立てたがる奴らの気持ちは。』と。





「まぁ…そんなことが起きるわけがないだろうし、寝るか…」


そう思って俺は寝ようと努力をするが、寝れない。

なんだろうか…今まで不安というものを感じたことがなかったのに急に感じ始めてしまった。

どんな時でも『不安だな…心配だな…』と思ったことがないのに、今回はなぜか感じてしまうな…








「どうせ…商人たちが通っているのだろう。うん、きっとそうだな。」


そう自分に言い聞かせても自分は納得しないし、未だ不安が続く。

最近の商人達はこんな国境沿いを通って商売しなくても皇都になんでも品物が入ってくるし、何しろ周辺の国まで行ってわざわざ買ってくる方が高く…利益が少ないからだ。


そしてドラゴン種の飼育が始まっている今では、馬よりそっちの方が何かと言って都合がいいからドラゴンを選ぶ人の方が圧倒的に多い。


馬に比べて多く荷物を乗せることが可能だし、維持費も安い。そして餌台や免許が必要なことを除けば全てにおいて最高の移動手段だといえるからだ。



『ドラゴンの音は聞こえないし、色々とやばいのではないのかな?』


そう思い始めて来た。ドラゴンなら大きな音が聞こえるし、それ以外といっても盗賊とかはいないし…



これは本当に魔族なのでは…?

次回は戦闘シーン多めです…!

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