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勇者パーティーから追放されてしまいました。

スキルってとても不思議だ…そう俺みたいなやつのも。そう俺は5歳の時に親に言い放ったらしい。

今でも不思議とそう思ってしまう何故か…


【宝具生成】と言うスキルを使ったのは確か最初は6歳の頃だった…バカステータスがおかしい物を作り出してその後、魔力を貯めると【大魔法具】と呼ばれる奥義をぶっ放して近くの山を抉り、その後確か魔力欠乏症候群になって3日は動けなかったんだっけ…


その後俺はそのスキルを生かして生活を送っていたが、ある日国王陛下の目に留まり魔王討伐のための【勇者】のパーティーに入った。あれからもう早1年…最初はみんながみんな強いと言うわけでなく、俺だけが強かった。【勇者】様も弱くてゴブリンでも倒せなかったくらいだった。俺のスキル【宝具生成】で作った宝具を使うと早く雑魚の敵は倒せるし、下位魔族なんて少し苦戦を強いられるがそれでも勝てた。




今現在は魔王がいる魔王城へと向かう道中だ…みんなは去年と比べるとすごく強くなったし、なにより魔力の量がすごく多いから何発も【大魔法具】が打てるし、このままうまく行くと魔王討伐も目に見えていた…


____________________そうこの日までは。____________________










そうこの日は上位魔族を倒した後、幹部クラスの魔族を倒すために向かっている途中で暗くなりキャンプをすることになったのだ。仲良く食事を取った後、俺は【大魔法士】のルエスに用があると言われ焚き火を眺めながら待っていた。



「レセルク…話がある。聞いてくれ。」


俯きながら…でも瞳に怒りを込めながら俺にそうルエスは言った。


「なんだよ話って…明日の作戦か?」


「いや全然違う…お前はまだ気付かんのか?」


ルエスはいきなり立ち上がると怒りを前面に込めながら…



「レセルク!お前は勇者様の足を引っ張りすぎだ…そしてなにより、存在自体が邪魔だ。だから我々はお前を今日付けで追放することにした…さっさと荷物をまとめて出て行け!」


俺はパーティーの重臣である【大魔法士】ルエスによって追放する事を宣言された。



「はっ!?いやいやなんでだよ!お前が持っているその杖だって俺が作ったんだぞ!?おかしいなにより【勇者】はなんて言ったんだよ!」


俺は全面的に拒否だと言うことを表しながら反論してやった。俺がいなくなったらその杖もただの木の棒になってしまうのに。


「考えてみろよ!お前なんて武器しか作れねぇ雑魚だ!勇者様の迷惑になってしまう」


ルエスは満面の笑みでドヤ顔をしながら俺にそう言い放った。お前の居場所はもうここにはない…塗装いいたげに。




「まぁ…納得いかねえが重臣であるあんたが言うなら出ていくよ。ちなみに勇者様には伝えているのか?」


俺は荷物を整理しながら一つ疑問に思った事を口にする。このパーティーの全ての決定権は【勇者】であるティアのみのはずだ、伝えていなければ余裕で殺されてしまうだろう。





「いや…後で伝えておく。いいからさっさと出て行ってくれないか?」


【大魔法士】ルエスはちょっとイラつきながら荷物整理中の俺に向かってそう言ってくる。どうせ【勇者】と結婚したいだけのために入っているのだろう…あぁくそすぎるわぁ、【大魔法士】様は。



「いいけど後悔するなよ?俺がいなくなったら全ての装備がパーだからな?」


俺は丁寧にルエスに向けて警告をしてやった。まぁ…あいつのことだから聞いていないんだろう、自分の利益になることしか考えていないんだから…


「あぁ…どうぞ!さっさと出て行ってくれ虫唾が走ってしまう前にな!」


俺はルエスにそう言われたのであいつのお望み通りさっさと出て行ってやった。それと同時にスキルを操作、あいつらはもう武器も防具も持たない雑魚になった。










「あぁ…でもよくよく考えれば、ブラックだったし。助かった!俺は自由だ!」


俺は森の出口へと向かう道中、そのことに気づくとそう叫んだ。




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