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Frontier of Nueva  作者: ルナ
1/2

Story.1 黒髪少女


なうなうなうー


ふざけたなうー


しかたないなうー



旧暦・3598年


神人大戦が勃発し、恐慌が訪れた。


永きに渡る戦争でいくつかの国が滅びゆき、そして新たな兵器『anarchy』という大規模殲滅機が開発された。

それはいくつかの国を滅ぼしたあと、大国である『ウェンシェンティ』が保有する『月』と呼ばれた星をも粉砕、跡形もなく消し去った。


それが星の神々の逆鱗に触れた。


突如天から現れた神の放った熱線が、星の7割の人類を消滅させてさらに土地を腐敗させていった。


その影響でほぼ全ての文明機が消滅。

さらに突如、特別な力を持つ者や異質な耳や歯、翼を持つ者が現れた。



それから約300年後の、星界歴318年


ここ、人工学園都市『フロンティア』は本土や魔族国から切り離された人工島である。


そこでは、体に異質な物があり力を持った者である『魔族』と、通常の体ながらエレメントを持つ『人族』が共存している。



というのが表の情報


実際は魔族批判や魔族差別など日常茶飯事。


それに耐えきれずにテロや喧嘩を起こす魔族もおり、そこでまた市民からの批判も起きる。

更には魔神教、という反勢力的団体などのテロ集団が日々狙っていたりもする喧騒と戦いに塗れた都市である。


そして今、学園都市永三原地区で魔族と人族の喧嘩が起きていた。


1人は猫耳の生えた獣人の男、もう1人は人族の男である。

獣人は彼の胸ぐらを掴み、吼える。


「オラァ!もういっぺん言ってみやがれやこのクソもやしがぁ!」


「耳が腐っていて聞こえなかったのかな獣?この店が獣臭くなるから出て行けと言ったのだよ。

というか、臭くなるから服を触らないでくれるかな?買い換えなくてはならなくなるからね!」


「っあああ!」


この喧嘩の原因は、飲食店『マルケドナルト』というハンバーガーショップの支店に獣人が入ったことで、今胸ぐらを掴まれている男が騒ぎ始めたことだ。

獣人差別などはあるものの、この島では基本的に獣人と人族どちらとも入店可能となっている。

しかし、それを無視して人族の男が出て行けと言ったのだ。

本来なら、人族が悪で獣人が正義だろう。


だが、この島での獣人の信用度はかなり低い。

獣人の学生はまだマシだが、大人………16歳以上の獣人が問題を起こした場合そのほとんどが獣人を周りは悪だと見定める。


それほど魔族や獣人の信用度は低いのだ。


獣人の怒りが沸点を超え、人族の男を殴りつける。

「きゃああああ!」と周りの女性が悲鳴を上げるが獣人の男の手は止まらずに人族の頬へと刺さる。


ズドンっ!という音がなり人族の男が錐揉みしながら吹き飛ばしされていき、落下した瞬間「ぶぎゃっ!」と声を上げる。


その姿は見る影もなく、頬は腫れ服はボロボロだった。

その姿をみた周りの人族が「ぷっ」と吹き出してしまい、笑いが周りに伝聞してゆく。


「っ!ぎ、ぎざま!よぐもぼぐをなぐっだな!ゆ、ゆる"ざない!ぶっごろじでやる!」と言って、笑われた男は激昂して獣人に手を向ける。


「ごのでにずどえまりょぐよ!びのだまをもっででぎをうで!ぶぁいあーぼーる!」と聞き取れないレベルの詠唱。


しかし詠唱にそんなことは関係なく、手から現れた火の玉が獣人に向かって焼き殺そうと飛んでゆく。

しかし、獣人の目の前に女の子が立ちはだかり、火の玉を水で消し止めた。


「あなたたち!喧嘩はやめなさい!口論だけではなく武力まで使うなんて!それでも大人ですか!」


ーーー


黒髪、黒目の少女。


腰には刀を差し、服は特徴的な黒と白のメッシュが入った制服。

それは学園都市の由来たる学園『フロンティア・ノヴァ』の制服である。


この『フロンティア・ノヴァ』とは()の能力持ちである1人『ミタマ・ヴェルソン』が運営する教育機関である。


主な授業内容は古代文学や計算方程などの勉学から、射撃、詠唱、格闘術や気功術などの戦闘訓練を行っている大規模学園で、試験さえ受かれば魔人だろうが獣人だろうが人族だろうが関係なく誰でも入学できる。


そして、試験内容は至って簡単である。


それは『自らの突出点を示せ』だ。


例えば天才的発想力や天才的推理などの知力から刀術や魔法技量などの戦闘技術、更には料理や仕立て、鍛冶や歌などでも良い。


しかし、それは入学基準が優しいという訳ではない。


少しの才能、少しの力などで入れるわけではなく、世間一般では『天才』や『秀才』と呼ばれるものしか入れないのだ。


そしてそれは、この学園を卒業することは栄誉であるとされている由縁である。



ーーー


「お、おんなぁ!そ、そごをどげ!

おればぞごのげものをぐじょずるんだ!

ど、どがなげればまぼうをうずぞ!」とボロボロになった男が脅迫する。


しかし、彼女は引かない。


というか、引けない。


何故なら後ろから獣人の男に、捕まっているからである。


「女ぁ!何しに入ってきやがった!テメェも俺を獣と罵ろうってえのか!あぁ"?!」と興奮していた獣人は、邪魔されたと思ったのかキレていた。


「い、いや!離してください!私はそんなことしません!その、私は喧嘩を止めに来ただけで…………」と弱々しくなりながらいう。


もともと、彼女は気が弱いのである。


しかし生まれ持った正義感から止めに入ってしまって、それでもなんとかしようとした結果最初の言葉に至ったのだ。


しかしそれすらも煽りに聞こえたのか、獣人は更に激昂する。


「ふざけてんのかゴラァ!まずはお前から殺してやる!」

そう言って獣人は、彼女に向かって拳を振るう。

周りから「危ない!」という声が出るが、堪らず彼女は目を瞑る。


拳が当たる………瞬間。


リン


という鈴の音が辺りに響き渡り、目をあけると辺りが凍りついていた。


「えっ、なっ、ええ?」と目を開けた彼女が驚いていると、1人のフードとローブを被った男が現れる。


その怪しげな風貌は、周りが見れば怪しむだろう。

しかし精巧な顔立ちと真っ白な肌。


そして黒一色の制服。


それは、ひと目で『フロンティア・ノヴァ』の中で5位以内に入ると得る特権であることが伺える。


『フロンティア・ノヴァ』にはランキング制度があり、知力と戦闘能力の計測を行いランキングを定める。


高ランク者には土地の優遇や値段割引など様々な特権があり、上位五人にはその象徴として『制服をカスタム』する権限が与えられる。

そして、黒一色の制服を持つ男。


彼は…………


「俺は時雨(ときさめ) 柚楽(ゆら)

学園序列第1位『黒の魔導師(ノワール)』と呼ばれている。

とりあえず俺ははんばーがー?とやらを全力で食べに来たのにうるさくて非常に不機嫌だ。

そこの黒髪少女、どいてくれないかな?というかそこの獣人の腕くらい切り落として逃げればいいだろ?

腕なんていくらでも治るんだから」


時雨 柚楽は、超絶的変人である。





なっなっなっ、


なうなうなうー


おやすみなう〜




気晴らしに書いたなうー


ちゃんとした作品を書くつもりがなんでこんなことに………



詳しくはエロゲノヤツヲ見てください。



ついったー


@ruminasu_runa


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