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奴小説  作者: 奴
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暇潰し

   奴小説


 はじめに

 今この文章を読んでいる方はよっぽどの暇人、またはこのサイトの新着をチェックしていて、たまたまこのタイトルを開いた方だと思います。

 前者の方々へ。先に言っときますけど、あなたがこれから読もうとしているものは今後の人生においてまったく役に立ちませんし、清々しい読了感も得られません。本当に暇で暇で何もやることがないって方だけ「ああそういえば奴botがまた何かやり始めたらしいなちょっと見てみるか」みたいな感じのノリで読んで頂けるとありがたいです。こっちもそういう状況の時にこれを書いています。「トイレ行きたいな」とか「お菓子食べたいな」とか、何か他の用事が出来たらすぐにでもそっちを優先してください。尿意や食欲を我慢するほどの重要さは皆無です。

 後者の方々へ。今すぐ閉じて他の素晴らしい作品を読んでください。

 なんかニコニコ動画の手描きMADの前書きみたいになった(キャラ崩壊注意! みたいな)、サムいかな。まぁ良いか。




 奴botというアカウントがツイッター上に誕生して五年が経った。

 この一文に果汁の如くギュッと濃縮されたバカバカしさとアホさ加減。自分でも呆れる。

 「奴botを始めた理由は?」

 たまにダイレクトメールで尋ねられるその質問には「暇潰しです」と答えている。実際はなんとなく始めた事で、その「なんとなく」をもうちょっとマシな言葉に言い換えようと考えあぐねた結果に出た返答だから、暇潰しとしか言いようがない。お陰様で五年前から現在に至るまで、暇は割と潰せている。

 奴botのフォロワー数について、自分でもなんでこんな事になったんだろう、と常々考えている。これを書いている現在、二〇一七年九月十一日午後十時、確認してみたら四十六万二千四十八人だった。細胞かよ。水曜どうでしょうで大泉洋が作ったパスタかよ。なんでこんなに増えたんだよ。

「奴botとかいうしょーもないアカウント、なんであんなにフォロワー多いの?」

 こっちが聞きたいです。なんでだ? テツandトモのネタに出来そう。

 ただ、一つわかることは、フォロワーの多さとそのアカウントの人気は必ずしも比例しない、たぶん。

 多くの人に見られて、更に拡散されるツイートがあんなん(ツイッター参照)じゃ、嫌う人がいるのも納得できる。木くずを詰め込んだ木製のジャングルジムに白熱電球突っ込んだら燃えるとか、浮気がバレて謝った後ゴルフクラブを真っ二つに折る動画をアップロードしたら叩かれるとか、それくらい明らかな事だと自覚している。こんなんでも自分のツイートが多くの人に見られるという自覚もあるから、結構考えてツイートしているつもりだ。それでも一番盛り上がってた二〇一五年頃に比べれば奴botの勢いももうないし、今は「どうせ終わりかけのコンテンツだし」という開き直りもあってわりかし気楽にツイート出来ている。この文章もそんな気持ちで書き始めた。しょーもない事でも、五年間も続けてれば見てくれる人々もそれなりに出てくるし、変化も欲しくなる。

「奴botまだ生きてたんだ」

「奴bot死んだの?」

 この、一見相反し合っているように見える二つのツイートも、元を辿っていけば「最近見かけない」という共通した結論に落ち着く。こっちも今はそれくらいが丁度良いと感じる。延々同じネタを繰り返してるんだから、当たり前といえば当たり前なのだが。そんな、芸人だったらとっくに消えてるようなアカウントでも、自分がヒロシやパペットマペットをまだ好きなように、奴botの事をまだ見てくれている人たちがいることが嬉しい。一緒にしたらお二方に失礼か。

 そんな感じの五年間で、兵庫県尼崎市の人口よりも多くなった数が記されているフォロワー欄、とっくに飽きてるけどフォロー外すことすらめんどくせーっていうズボラな方とか、わけわからん捨てアカウントとかスパムアカウントとか。そういうのも入り混じっての四十六万二千四十八人だということは重々承知した上で、奴botをフォローしてくださってる方々には感謝しています。今後ともよろしくお願いします。とりあえずの目標として、フォロワー五十万人目指して(凍結されないように)これからも適当にやっていきます。

 ブログを開設するほどのものでもないし、私小説ならぬ奴小説として、こんな形でここに記しておこうと思う。かといっていきなり奴botが異世界に飛ばされたりしないのでご安心下さい。異世界路線を期待してた方はごめんなさい。第一話はこれで終わり。

気が向いたらまた書きます

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