ドッペルゲンガー
小説を初めて書くのでどういった感じに書けばいいかわかりません
なので中傷的な言葉でも何でもいいので
できるだけ感想とアドバイスなどしていただけたら光栄です
「あぁ!!またやってしまった」
コンクリートの壁から響き渡る爆発音
「ねぇ。。。いい加減諦めたら??」
心配そうに言ってくるのは僕の幼馴染の 天月≪あまつき≫ 梓≪あずさ≫ 20歳
彼女はどちらかというと幼い顔立ちで全てにおいて子どもである。
が、しかし僕より大人なのはびっくりだ。
僕の名前は 天音≪あまね≫ 和也 18歳
とある大学の大学生だ。
そこで宇宙研究部に所属している
毎年先輩たちが大学祭のためにいろいろとやっているのだが
今年は僕ら2人だけしかいないのだ
「梓よ・・・なぜお前は手伝わないのだね?」
「だってつまらないんだもん」
「ならば大学祭どうするつもりなのだ?」
「ん~・・・やめちゃえw!」
こ、この女・・・自分から頼んでおいたくせに
なんという言い草だ!!
まぁ昔からこういう性格だったから仕方がないが
もっとしっかりしてほしいな
「そういう訳にはいかんだろw」
「梓はいつも適当すぎるの!!
俺より年上なんだからしっかりしてくれよ」
本当に世話がやける女だ
もともとこの大学も梓が無理やり俺を入れたんだしな
むしろ騙されたの方が正しいのかもな
「だって最近和君冷たいんだもん・・・」
今にも泣きそうな目で見てくる
「実験ばかりで全然かまってくれないし
寂しくて死んじゃうよ~~」
とうとう泣き出した。
「あぁわかったわかった!!
ならこれ終わったらなんか食いにいくかw?」
「今じゃないと嫌!!」
なんなんだこいつは。。。
まったく実験が進まない
これでは間に合わないじゃないか!
「お前分かっているのか?
この実験の重大さ?」
「えぇそなの知ってるよ~♪」
満面の笑み・・・
「ならばこれをやらないといけないこと
君なら分かるだろ??」
「明日でもいいじゃん!!
今日は私に付き合って!!」
これはダメだな・・・
「まぁわかったよ・・・はぁ・・」
「ため息ついたら幸せ逃げるよ~?♪」
ム、ムカつく・・が、いいだろ
もう家でやるしかないな
机の上にあったノートパソコンを手に取り
部屋を後にした。
すでに梓は校門付近でいつものように待っている
「遅よー!!置いてっちゃうよ!!」
できるならば置いて行ってください。。。
こっちは大学祭のことで頭がいっぱいなんだよ
「ねぇ和君どこに行きたい??
私ね最近できたカフェに行きたいんだ♪」
「ならそこにしましょうかw」
決まっているのに否定する必要もないだろう
否定するとかえってめんどうだからな
大学から近いというので歩いて向かうことにした
大学を出て交差点に差し掛かった時
キィィィィイィッッッ!!
‘ドスン‘
ものすごい鈍い音がした
目の前で若い男の人が車にはねられたのだ
すると突然頭痛が・・・
頭が割れるような痛みにおそわれ
その場に倒れこんでしまった
「和君!!和君!!かず・・く・・ん・・」
だんだん意識が無くなっていくのが分かった
そして目が覚めた
バッッッ!!!
たしか目の前でだれか引かれて
そしたら急に頭が割れるような痛みにおそわれて・・・
そうだ!!
ここは・・・!!!
梓がいない?
病院か?いや違う
家でもないぞ
周りが真っ白の空間に一つだけベッドがある
そこに僕は居た。
その瞬間分かった
「あぁ俺死んだんだな」
そう言った途端に
何やら影が現れた
「やぁ僕!!」
何を言っているんだこいつ??
「混乱しているようだね
確かに君は死んだ世界にいるよ」
な、なんなんだ?
「だけどね
君は死んでなんかないんだよ」
「ちょ、ちょっと待て
それはどういうことなんだ??」
なんだか意味が分からなくなってきたぞ
「君の意識だけがこっちの世界に来たんだよ
幽体離脱ってこと
君は見てはいけない者を見てしまったから
こっちに連れてきたよ」
なにを言っているんだ?
見てはいけない者??
「見てはいけない者とはなんなんだ?」
周りが余計に静まり嫌な感じがした
「それはもう一人の自分さ・・・」
もう一人の自分・・・はっ!!
まさか!!
「気づいたようだね・・・
事故で引かれたのは君なんだよ
いや、もう一人の君なんだよ
だからこっちの世界に連れてきた
君たちの世界に 天音和也 が二人居たらおかしいだろ?」
あの時の男
まさに俺だった
あいつは引かれる間際に
俺を指さし・・・笑っていた。
ものすごい寒気が走った・・・
「なるほど、だから俺は殺されたのか
君に・・・」
「そう!大正解!
じゃないと世界の均衡がおかしくなるからね
仕方がなかったんだよ」
「どうして俺がもう一人いたんだ?
一体なんなんだアイツは!」
「他人の憎しみや怒りを形にした人ならぬ人」
他人の憎しみ??怒りを形にした人ならぬ人だと?
「それが何で俺の姿だったんだ?」
「君の寿命がそこまでだったからだ」
俺の寿命があそこで終わっていたのか・・・
ならばあのもう一人の俺わ・・・?
「もう一人の俺はどこに行ったんだ??」
「もう一人の君は今も 天音 和也 として
生き続けているよ。そしてどんどん
憎しみを増やし続けるだろう」
「増やし続けたらどうなるんだ?」
「それはなってからのお楽しみ。
時間が来た僕はそろそろ行くよ
あ、一つだけ」
までまだ聞きたいことが!!
「まっ・・・て・・・!!!!」
声が出ない
どうなっているんだ
「君はもう喋ることもできないよ
死人なんだから
さっきまで話せたのは死んだ直後だったからだよ」
息ができない
死んでいるのになぜこんなに苦しいんだ。
「これが憎しみと怒りの苦しさなんだよ」
「もうそろそろ最後にするよ・・・
あの君の見た者は
次々に人を殺していくよ
そしてみんなこの世界へ連れてこられる
ココへ連れてこられた人間は
二度と生まれ変わりなどないだろう」
なんだと!!
急に死という恐怖が襲ってきた
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い 死
「そして
憎しみと怒りが増えるたびに
殺し方も残酷なものになるんだよ」
意識が薄れていく・・・
だがこいつの表情はわかる
笑っていやがる
快感を味わっているかのように
「あ~たのしみだなぁ
君みたいな表情たまらないなぁ
もう怖くて怖くて潰れてしまいそうな表情w」
ココで俺の視界が途切れた
「あ~消えちゃった♪
どんな殺し方してやろうかなw」