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(完結)
詩の続きです!
種の保存。
そのために生かされ、
友愛も、親密さも、
ひとさじの欲望の犠牲になる。
僕たちがすべからく
自分を大事にできないのは、
そいつのしわざに違いないよね。
くだらない仕様を決めた運営を
恨む輩は少なくない。
誰しもがこの長大な
プログラムの中に於ける、
いわゆるひとつの
XXとXYに過ぎないと、
ある日突然告げられる。
僕たちは、
サイバーグリーンの螺旋を描いて
落ちていく
ただの燃えがらなんかじゃない。
錐揉みさせる円錐の先で、
量子力学の宇宙を切り拓く。
裸体はとにかく
殴るのには向いてない。
そういうところが、厭になるよね。
完結です^_^
お読みくださり、ありがとうございました!