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ジョンのボーカル

ザ・ビートルズ。世界で1番素晴らしいバンド。真実の音楽。最高で最強のロックン・ロール。本物の才能。世界を変えた伝説の4人。愛だけを歌い続けた4人のBOYS 。ビートルズを越える事は不可能だ。懐かしき過去も現在も未来もビートルズは永遠に輝き続ける。

 

偽物は何処まで行っても偽物だ。無益だ。得るものは無い。時間を無駄にしてまで、くだらない雑音は聞きたくない。本当に本当に人生は短いよ。生きる情熱を持って本物に触れること。本物を見抜く目と心を持つこと。本物の才能を認めて受けとめる事で、受け手も本物のセンスが身に付いていく。


ビートルズの歴史は現在進行形だ。次から次へと新たな発見がある毎日だ。

 

ビートルズを生んだイギリスは、シャーロック・ホームズやハリー・ポッター、シェイクスピアやサッカーを生んだ国でもある。ちなみに長いことネス湖でネッシーを飼っていた国でもある。僕はシャーロック・ホームズも大好きなんだ。何回読んでも飽きない。特に『バスカヴィル家の犬』は何回読んだか分からない。


リバプール芸術大学の校長先生はポール・マッカートニーだ。ポールが初めて校長としてのスピーチで言った言葉の中に、こんな一言があったんだよ。それがまた超クールなんだ。

 

 We Can Work It Out。

 

と一言、言ったら、生徒たちは拍手喝采で喜んで叫び回っていた。聞いたことがある言葉だよね。

 

大体、校長の話は眠りを誘発する事が多いけれども、喜びの叫びと拍手喝采がある校長はポールくらいかもね。

 

今の時代はクリエイティブな才能を持つ事が凄く大事だと思います。昔、坂本龍一さんが「日本はクリエイティブな事に対して尊敬や敬意を抱かない国」と言っていたけれど、確かに一理あるし的を得ているとも思うね。もっともっとクリエイティブな日本にしないといけないね。アートは世界を癒すし救うよ。

 

ビートルズがいた60年代は愛の時代でもある。いくら文明が発達しても人間が求めるのは愛だけだからね。これからの未来はクリエイティブな時代と愛の時代になれば良いな。

 

60年代はルネッサンスの時代。誰もが今よりも生き生きとしていて、若い時代だし、光と影や挫折も希望もあったとは思うけど、純粋な心があったり、生き抜くという強い思いがあったと感じるんだよね。特別な時代だったと凄く思う。ビートルズ、ジミ・ヘンドリックス、ボブ・ディラン、ビーチボーイズ、サイモン&ガーファンクル等々、凄いミュージックがいた時代。

 

もしも、ビートルズが生まれた瞬間に立ち会えたらどうする? ジョンとポールの出会った日に遭遇したらどうする?

 

奇跡を信じるかい?

 

今から書くことは本当の話であり、真実であり、事実でもあります。



☆『ボブの陽気な1日』

作者 蒼井真之介



教会の日曜学校の生徒、ボブ・モリニューは何ヵ月も前から母親に頼み込んで「お母さん、お願いだからテープ・レコーダーを買ってよう。家のお手伝いをするし、お母さんの肩や腰のマッサージもするからさ。ねぇ、買ってよう」と駄々をこねていた。

 

1950年代、高価なテープ・レコーダーは一般的に普及はしていなかった。物珍しい、好奇心、最先端の代物にボブは夢中になっていた。

 

ようやく、ボブの願いを聞き入れてくれた母親から数ヶ月分のお駄賃とお小遣いを貰って、ドイツのグランディッヒ社製の高価なリール・テープ・レコーダーを手に入れた。リール・テープ・レコーダーはグレー色で3つのボタンが付いていた。

 

1957年7月6日。ジョン・レノンのバンド、ビートルズの母体、クオリーメンは、その日、昼と夜に合わせて4回のライヴをする。

 

初めてジョンとポールが出会った日。ポールの演奏を聞いたジョンは「また後でライヴをするから見てくれよ」とポールに言った。

 

「わかった。楽しみにしているよ」ポールは嬉しそうにジョンに頷いた。

 

教会のホールでダンス・パーティーがあり、ワルツを演奏するバンドが休憩をする間、クオリーメンが演奏をする事になっていた。時間は20時過ぎだった。

 

クオリーメンの出番があとわずかの時に、ダンス・パーティーに来ていたボブ・モリニューはホールのステージ脇に立って屈むと、コンセントを見つけてリール・テープ・レコーダーを繋いだ。ボブはマイクを手に持ってダンス・パーティーの録音を始めた。

 

クオリーメンが出てくるとボブはジョン・レノンにマイクを向けた。

 

クオリーメンはロニー・ドネガンの「プティング・オン・スタイル」とエルヴィス・プレスリーの「ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」の2曲を歌った。ボブは満足気にクオリーメンの演奏を録音していた。



おしまい

 


皆、つまりね、信じられない話なんだけどもね、ジョンとポールが出会った日の演奏が、音源が2曲も残されているんだよ!

 

あははははは。


凄い話でしょう?


そのテープは1990年代にサザビーズのオークションにボブ・モリニューが出品したんです。ポール・マッカートニーが代理人を通して無事に落札しました。

 

現在、ポールの家の地下の倉庫にオリジナルのテープは厳重に保管されています。もちろん、最先端の技術のデジタル・リマスターを施してね。作業はアビーロード・スタジオでしました。アップルの倉庫にはデジタル・リマスター盤が保管されているはずです。


現在、その日の録音は数十秒間の断片しか聞けません。少しずつ発掘されていて解明はされてきています。僕も昔、聞いたことがあります。興奮して鼻血が飛び散りました。サウンドボードではなくて、オーディエンス録音だから録音状態は完璧からは程遠いけども、聞こえてくる歌声は、まさにジョン・レノンそのものだから、めちゃめちゃビビるよ。

 

本当に、ジョンとポールが出会った日の録音があるというのは奇跡としかいいようがないです。

 

ビートルズの音楽は世界共通の遺産です。近いうちに2曲の完全版が公開されると良いね。

 

では、今回の「ビートルズの夢」はこの辺で!

 

 今日はもう1つだけ。

 

 「ザ・ビートルズは人類が生み出したもっとも賢く、もっとも神聖で有能な神の化身だ」ティモシー・リアリー博士

 

 

 

つづく

ありがとうございます。

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