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おいしいものをおいしくたべたい

作者: xoo

 朝の番組で大きなクレープをガブリと食べるギャル曽根さんを見た。

 わが家ではギャル曽根さんは人気である。それまでの大食いの人と違って、美味しそうに綺麗に(食い散らかさないで)食べる姿が安心できる。今朝の番組では動物のデコレーションをしたクレープだったが、チマチマではなくガブリと食べに行っていて、「本気で食べたいんだ」「美味しいんだ」と感じさせてくれた。


 一方では「デカ盛り」には魅力を感じない。ただ量が多いだけ、四苦八苦して食べる姿を見ても「美味しそう」とは感じないし「食べたい」とも感じない。確かに全部食べ切るのならばコスパは良いのかもしれないが、「自分なら」全部は食べられない。美味しく食べられる範囲を超えている。そんな店に、メニューを、わざわざ食べたいと思わない。

 学生街には昔から大盛りのメニューで有名な店が付き物だ。札幌にいた時、北海道大学の近くにライス2キロにルー1キロのカレーライスが有名な食堂「時館」があって(長期休業中)、食べ切れれば賞金がもらえた(すぐ近くに住んでいたこともあった)。熱狂的な信者がいるラーメン二郎だって、元は慶應大学近くで大学生の腹を満たしていた店だ(札幌店で1回しか食べたことがない)。他にも数多ある。

 ただねぇ。「量は正義」かもしれないが、美味しく食べられる量は限度がある。その限度を超えても、美味しいと感じないのならば、わざわざ食べる気もないんだよね。雪印パーラー札幌本店のジャンボパフェ(以前はI am a No.1だけだったはずが3種類に増えていた)とかのインスタ映えするメニューは求めていない。


 「量」だけじゃない。「温かいものは温かいまま」「冷たいものは冷たいまま」そして「食べたい時に食べたい」。

 病院勤めの人に聞いたが、「適時適温給食」という言葉がある。大昔に入院した時、夜ご飯が午後5時くらいに出ていた記憶がある。今では朝は7時半とか8時、昼は12時、夜は午後6時で、配膳車もドアがついて保温できるようになっていて、これら適時適温給食を行っていない病院は、診療報酬を減らされるそうだ(いやまあそれでも「○○病院の飯は不味い」「味が薄い」なんて話はよく聞くけれども)。

 以前、中部国際空港のある飲食店に入ったら、注文したのに30分も40分も音沙汰が無かった。搭乗時間が迫って来る中、責任者らしき人に確認したら、「注文が通っていなかった」と言われた。急いでガッついて(火傷しかけた)、飛行機には無事乗れたけど、名古屋市内の本店支店含め「こんなヤバい店は二度と利用しない」と心に決めた。そこの食べログさえ開きたくない。


 まあ貧乏舌の私だが、身の丈に合った価格と量のものを食べるようにしている。ある意味、保守的かも。ラーメンとかは普通盛りじゃ食べた気がしなくて大盛りにすることが多いけど、それより多いと食べている間にぬるくなって美味しくない。博多のラーメンは適当に入った路面店で普通盛りに替え玉1回だったけど、これくらいが丁度よい量で美味しく食べられた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 全く同意です。 大食いの人も小食の人も食べられる量を美味しく食べるのが良いと思います。 [一言] 我が家でもギャル曽根さんは綺麗に食べるので好感を持って見ています。 代わりに食べて貰って…
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