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アルビノの剣  作者: 純
1/1

彼女との出会い

初投稿です

僕は生まれた時からアルビノだった


常に誰かが僕を見ている


僕が変だから


常に僕は気を使われる


僕が変だから


常に僕は笑われる


僕が…


―キモチワルイ―


「うわああああああ!

ハァ、ハァ、嫌な夢をっ!ハァ、見てしまった…」


今日から「俺は」高校生になるのか


憂鬱だ


だが、また眠る気にはなれない


「シャワー浴びよう」


鏡に映る俺は今日も白い


この皮膚も髪も目も全部嫌いだ



体を拭いて、4人分の朝食を準備する


親戚の子である俺を彼らは受け入れてくれる


高校にも入学させてもらった


だから、家事だけでも自分にやらせてもらってる


けれど、この家で俺は異物だ。いや、どこに行っても

俺の居場所はない


昨日も仕事で夜遅くに帰ってきた。起こしたくはない


俺だけ皆より早く食べて学校に行く


ニット帽を被って


……

…………

…………………


「まだ人少ないな」


クラス分けのプリントが配られた


どうやら一年C組になったようだ


クラスにまだ人はいない

指定された席に着く


ニット帽に手を掛け、、やめる


「(どうせ見られるのに変わりはしない)」


しかし手を動かすことが出来ない


思い出すのは奴らの目と母の、、、



頭に温もりを感じる



―ごめんね―



その声をかき消すように無理矢理ニット帽を剥ぎ取る


数分後、何人かがクラスに入ってきた

俺の髪を見て色々な反応をする


今まで通りだ



生徒のほとんどが集まり、席に座る

少しずつコミュニティも出来ているようだ


俺は話す勇気が出なかった

あの目で見られるのが怖かったから


チャイムが鳴り先生がクラスに入ってくる


「これからあなた達の教師になる佐藤けn「「遅れてすいません!」」


勢いよく扉が開き


活発そうな、これからクラスメイトになるであろう女子生徒が現れた


「早く席に着きなさい」


俺を気にした様子もなく、そいつは俺の前の席に座った


先生の話も終わり、体育館で入学式も終わらせた


「これから自己紹介をして貰います。席順に席から立って自己紹介してください」


自己紹介をしないといけないらしい


今日はいつもより調子が悪い、あの夢のせいだろうか


それとも、いまだに誰かが俺を見ているから?


俺はもう帰りたかった


これが終わればようやく帰れる


遅刻してきた奴の番になった


「中山蓮です!好きなことは睡眠で、部活は剣道部に入ろうと思っています!1年間よろしく!!!」


ニカッと笑い活発に話す



初めて見る目だと思った


「次は君の番だよ?」


話されてハッとした


そうか、次は俺の番か


立ち上がった瞬間、皆の視線が一気にこちらに向かった


「(皆、俺の知っている目だ)」


大きく息を吸う


上手く言葉が出ない


蓮が俺を見ているのに気付く


「名前は宮本蒼人みやもとあおとって言います。身体がアルビノという体質のため、髪や肌の色が白っぽいです。1年間よろしくお願いします」


自分でも驚くぐらい流暢に話せた


彼女を見て話したおかげだ


なんだか変な気分になった


挨拶が終わって、帰れると思ったらクラスメイトの多くが俺の席に集まってきた


皆、好き勝手俺に話しかけてくる


「私、アルビノの人って初めて見た」

「目って赤いもんだと思ってた」

「今度遊び行こうぜ」「一緒に帰ろうぜ」

「部活とか入るの?」「日光って直接当たって大丈夫なの?」…etc


その目には初めて見る「物」に対する好奇心のように感じる


人は初めて見る物に意識しなくても恐怖を感じる

だからそれを自分の中に取り入れて観察し、弄び拒絶反応を起こさないようにする


どこかの本にそう書いてあった


彼らの目がそれなら俺は物なのだろう


それに関して深く考えることは止めた

最初は誰しもこんなもんだ


ふと、彼女の目を思い出した


彼女の目は違った気がする


救いを求めるように探す


ちょうど教室を出た所だったようだ


適当に質問に答え、彼女を探す

まだ帰ってはいないようだ


少しの間探しそろそろ帰ろうかと思ったとき、軽い爆発音のような音が聞こえた


少し気になり、見に行くと


そこには二人の剣士が闘っていた


そして、その室内の隅には正座をして真剣に二人の闘いを見ている彼女がいた


「(そういえば剣道部に入るんだったか)」


しかし、今は二人の闘いに俺も見いってしまう


激しくも何か上品とも言える闘いにみとれてしまう


あの爆発音はどこから出てるのだろうか

少し気になる


闘いが終わったのか、お互いに礼をして面?を取っていた


大柄だけど優しそうで緩い顔をしている男の人と凛とした少し怖い顔の女の人だった


俺に気がついたのか、男の人が近づいてくる。


「体験希望者かい?」


「えっと「蒼人君じゃん!剣道部、気になるの?」


「いや、たまたま見かけただけで「今の見て興味出なかった?!」


「え、えーっと」


「ハイ、ストップ蓮ちゃん」


女の人が蓮さんの肩を叩く


「名前、教えてもらえる?」


何故だろうか、この人達からはあの目を感じない


「はい!俺の名前は」



今日はいい日になる気がする







































すごい難しかった

もしかしたら続けるかも

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