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14.蠱毒の外法

 ガイムとジアーが言葉もなく見守る中で、ザラームが回復魔法をアスファに施す。アスファはすぐに目を開けた。そして、ザラームの表情を見ると、白い顔で薄らと微笑んだ。


「貴方でもそんな顔をするんだな……」

「黙っていろ。バカにつける薬はないというが本当だな。まさか、こんな手段に出るとは……」

「……あのさ、なにが起きたのか、今ひとつわかんないんだけどさー……解説してくんない?」


 遠慮がちに口を挟んだのはジアーだった。アスファが苦しい息の下、口を開く。


「つまり、ガイムはある男に唆され、無意識のうちに操られていたということ。身体を蝕んでいる呪詛が解けたら、女王と和解すると約束してくれたから、代わりに私が呪詛を引き受けた。それだけだ」


 短い解説に、ジアーは呆気に取られると、やがて眉間の皺をゆっくりと揉み解した。


「えっと……命を共有している俺たちにひと言の断りもなく?」

「それは問題ない。この呪詛は肉体という器に作用し、命まで奪う代物でもない。ただ苦しみ続けるだけだから、私が引き受けて全魔力で抑え込めば普通の生活くらいは送れる」


 だからまったく問題ない。そう答えたアスファに、ジアーは呆れ果てて言葉もなかった。


「だからって、自分が苦しむことをわかっていて呪詛を引き受けるなんて、お前、やっぱり正気じゃねーよ……」


 アスファは思わず笑った。笑うと少しだけ苦しみが和らぐ気がした。


「ジアーは遠慮がないな。まぁでも、その通りかもしれない。私は、どうしてか自分を大事にできないから、いつも姉様たちを悲しませてばかり。本当に、困ったこと……」

「いいから喋るな。俺の魔力が傍にあれば多少は苦しみが緩和されるはずだ。じっとしていろ」


 ザラームがそう言ったときだった。氷の洞窟の入口のほうがにわかに騒がしくなった。やがて、一人の女性が駆け込んでくる。ガイムとまったく同じ顔。妖精の女王マタルだった。


 マタルは脇目も振らず、ガイムに抱きついた。マタルの身体を受けとめたガイムはやや呆然としていたようだったが、やがて顔をクシャリと歪めて泣き出した。双子の姉妹は、今ようやく、和解したのだった。


 ガイムから事情を聞いた女王マタルは、ザラームに抱えられているアスファの元へとやってきた。感謝の想いが流れ込んでくる。アスファは薄らと笑った。


「ん……問題ない。私にも大事な姉が二人いる。姉様たちも私を愛してくれている。これからは姉妹仲良くな」


 そう告げたアスファに、女王マタルとガイムは大きく頷いた。これで問題は解決したはずだった。


「なぁ、俺たち、どうやって麓の町ジャバルに行くわけ?」


 女王が何事かを告げた。答えたのはアスファだ。


「先ほどの少女が町まで案内してくれるとさ」

「そっか、ならいいや。それはそーと、アスファが呪詛まで引き受けたのに、俺たち、ただ働きって酷くない?」


 アスファは思わず顔をしかめた。


「ジアーは別になにも損害を被っていないだろう?」

「寒すぎて凍傷になりそうだよ。まったく、アスファが余計なことしなきゃ、こんな寒い思いしなくて済んだのに……」

「……悪かった」


 一応、巻き込んで悪いと思っているアスファは素直に謝った。


「おい」

「ん?」

「女王がなにか言っている」


 ザラームの言葉に、意識を研ぎ澄ませれば、女王が一旦一緒に村へ戻ろうと言っていた。それに頷いて歩き出そうとしたアスファの身体がフワリと浮いた。ザラームが抱えあげたためだ。


「ザラーム?」

「あいつらの前でならともかく、今は意地を張るな。大人しくしておけ」

「……わかった。ジアー、このことは……」


 アスファの言葉を聞くまでもなく、ジアーは面倒臭そうに答えた。


「あいつらには内緒って言うんだろ? わかっているって……」


 その返事に安堵して、三人は女王マタルやガイムと一緒に妖精の村へと戻った。そこで、今回の件のお礼にと手渡されたものにアスファは目を丸くした。それは、紅い宝玉が填まった房飾りで護符の一種であった。


「これ……貰ってもいいのか?」


 女王が頷く。なんでもモカッダス山の内部に立ち入るのなら持っていて損はないということだ。ありがたく頂戴することにして、アスファは房飾りを『サラーブ・セイフ』の柄頭に取りつけた。女王はそれに驚いたようだった。


「海底王に会ったことがあるのかって? あぁ、この前な。そのとき、この『剣』を貰った」


 聞くところによると、『サラーブ・セイフ』は、人間が知らないだけで、伝説の剣であるらしい。そして、房飾りと剣は元々ひとつだったという。


「へぇ……ひとつだったものが離れ離れになり、またひとつになるとは素敵な偶然だ。なにか意味があるのだろうな」


 アスファの言葉に、女王も頷いた。それから、心配そうにアスファを見上げる。


「身体は大丈夫かって? あぁ、気にするな……確かに身体の奥深くに呪詛が息づいているのを感じるけど、普通を装えないこともない。魔力の制御がまた難しくなったけど、それだけ。だから、二人とも気にしなくていい」


 微笑んでみせるアスファを、ザラームは睨むように見つめていた。


「そう睨むな、ザラーム。さて、そろそろ暇しようか」


 妖精の村を辞して、三人は再び少女の案内のままに霧の森の中を進む。ザラームが抱えあげてくれているので歩かなくてすむのは楽なのだが、アスファはどうにも落ち着かなかった。しかし、ザラームの魔力で呪詛の苦しみが緩和されるのも事実なのだ。思わずため息がこぼれる。


「どうした。苦しいのか」

「いや……後で話す」


 今は案内の少女がいる。聞かれたくはなかった。どこをどう走り回ったのかはわからないが、いつの間にか霧が薄れ、町の近くにまで来ていることがわかった。


 少女が別れを告げて戻っていく。それと同時に霧が晴れた。


「あっ、来た、来た。アスファお嬢さーん! ……って、どうした? ザラームに抱えられて」

「なんでもない。ただいま、ハーディ」


 町の入口ではハーディが待っていた。別れてから数日は経過していると知って三人は驚いた。体感時間では一日に満たないくらいだったのに。


 ハーディは深く聞かなかったが、代わりに、にっこりと笑顔で言った。


「後でお説教な」



 無事に合流した一行は、麓の町ジャバルで宿を取った。聞くところによると、天空闘技場までの道のりは長い年月の末に踏み固められ、獣車でも問題なく通行できるということだった。


「よかった。下手をしたらサマーァを連れて、皆で山登りかと思っていたところだった」

「ちょっとそれ、冗談でもやめてくださいませ。世界一高い山に徒歩で登るなんて、考えたくもありませんわ」


 マイヤがげっそりしたように呻いた。ハーディの報告では、隊商は無事に送り届け、報奨金も貰えたようだった。


「それはそうと、妖精はなんの用だったんだ?」


 バドルの問いにはアスファが答えた。


「女王を助けてくださいと頼まれた。妖精の女王が誤解と逆恨みによる呪詛をかけられていたから、術者に呪詛をやめさせた。それだけ。お礼にこの紅い宝玉の填まった房飾りをくれた」


 『サラーブ・セイフ』の柄部分を掲げて見せる。レイラが感心したように房飾りを眺めた。


「なんだか高価そうな房飾りねぇ。しかも、まるでこの『剣』に誂えたようにぴったりだわ」

「そう。本来この二つは共にあったものらしい。けれど、長い年月の末に離れ離れになってしまったようで、今回、久方ぶりにひとつに戻ったとのこと。それにはきっとなにか意味があるはず」


 へぇー、とレイラが感心する。カウィがなにかに気づいたように口を開いた。


「ずいぶんと大人しいな、ジアー。なにかあったのか?」

「俺? なにもねーよ。考えすぎじゃね? ……いや、あったといえばあったな。アスファが妖精について行ったせいで俺まで寒くて凍え死ぬとこだった」


 ジアーの言葉に、皆が首をかしげる。アスファが説明した。


「呪詛をかけていた術者は氷の洞窟にいた。だから、ジアーが寒いと騒いで仕方がなかった」

「大体、防寒具でもねーこの格好で氷の洞窟なんか入ったら普通に寒いだろ。危うく凍傷になるところだったぜ」

「ザラームが炎魔法を使ってくれたお陰で助かったな」


 皆の視線がザラームに集まった。


「別に……アスファに頼まれたから仕方なくやっただけだ」

「へぇー、アスファお嬢さんに頼まれたから、ねぇ……」


 ハーディがニヤニヤする。


「ザラームってアスファには甘いよな」


 そう言ってバドルが笑った。


「あら、それを言うなら、ここにいる全員、アスファには甘いですわ。皆さんも自覚がおありではありませんこと?」

「違いない」


 マイヤの言葉に、思わず破顔したのはファリスだ。アスファの真っ直ぐなひたむきさは、ついつい応援したくなる。


「私に甘いかどうかは置いておいても、皆には感謝している。いつも未熟な私を助けてくれて、ありがとう」


 アスファの素直な感謝の言葉に、全員が照れると同時にほっこりした。こういう具合だから、守りたくもなる。


「はいはい、いい話にまとまったところで、天空闘技場に関する話をしようぜ。山の気候は厳しいぞ。しっかり防寒対策をしておこうな。あと食糧と水。往復で途中補給ができないから大量に買っておく必要がある。忙しいぞ」


 雰囲気をぶち壊したのは、いつも通りハーディだった。マイヤが文句を言う。


「せっかくいい雰囲気でしたのに、台無しですわ」

「まぁまぁ。でも必要だろ? 現実的な話。そうと決まれば、みんなで買い出しに行こうぜ」


 ハーディの提案に、アスファが小さく手を挙げた。


「少々疲れた。皆には悪いけど、私はここで休んでいていいか? 山の対策はハーディとマイヤ姉様に任せる」


 マイヤがやれやれと肩を竦めた。


「仕方がないですわね。じゃあ、ジアーとザラームも居残りですのね。防寒具はひと揃い買っておきますわ。ただし、後になって文句は言わないでくださいまし」

「おーう」


 ジアーが返事をして、ザラームが頷いた。


「サマーァはどうしよう。竜は寒くないのかな」


 やはりどこかずれたようなアスファの問いに、ハーディが笑った。


「じゃあ、サマーァには大判の毛布を用意しておくよ。それでいいだろ?」

「あぁ、ありがとう、ハーディ」

「いいってことよ。そんじゃあ皆の衆。買い出しに出掛けようぜ!」


 六人が出て行って静かになった宿の一室で、アスファは寝台に横になった。ザラームが黙ってその傍に近づく。アスファの横たわる寝台に腰をおろし、手をアスファの頭に当てた。アスファの身体が途端に楽になる。


「なぁ、ザラーム……」

「なんだ」

「貴方が今の私を気にかけてくれるのは、罪悪感からか?」


 アスファの声は、責めるでもなく、ただ寂しさをなぞるように静かだった。ザラームが目を瞠る。


「……なんだと?」

「ガイムを唆し、密かに操って蠱毒の術を行わせた男……あれは貴方のことだろう?」

「!」


 話を聞いていたジアーが絶句する。ザラームはわずかに瞑目すると、アスファに尋ねた。


「……何故わかった?」

「ガイムの意識に触れたとき、記憶の一部が流れ込んできた。その中にあった男の顔。あれは間違いなく貴方だ」


 ザラームは悟った。『移し身』の術を行使する前にアスファが見せた寂しげな微笑み。あのとき、アスファはすでに知っていたのだ。あの事件の裏に魔王の存在があったことを。


「ちょっと待てよ……こいつが、魔王が仕組んだことだと知っていて、お前、呪詛を受けたのか?」


 ジアーの喘ぐような問いに、アスファは淡々と答えた。


「あぁ、知っていた。だからこそ、この身に呪詛を受けようと覚悟した。仲間の不始末は、長である私の責任だから」

「バカ! そんなの、こいつが仲間になる前のことじゃねーか! いや、そもそも仲間なのかすらも……」

「仲間だよ、ジアー。ザラームは私たちの仲間。たとえ魔王であっても、そうでなくても、そのことに変わりはない」


 目を閉じて微笑みすら浮かべているアスファの言葉に、ジアーは今度こそ完全に絶句した。


「アスファ……」


 名前を呼ぶザラームの声もどこか戸惑いと自責の色を帯びていたのだった。



 宿に戻った六人が見たのは、信じられないような光景だった。寝台の上で深い眠りについているアスファ。その小さな身体を抱き寄せているザラーム。寝台の足元にはうずくまるジアー。


「な……なにが起きたんですの……?」


 マイヤはそれきり絶句してしまう。それくらい、室内の光景は異様だった。


「……別になにも」


 答えたのはジアーだった。


「ただ……アスファのヤツがあんまりにも大バカなんでさ……つながれている間くらいは傍にいてやろうかと……」


 どこか打ちひしがれているようなその様子に、誰もなにも言えなかった。


「ザラームくん、いったいなにがあったんだ。教えてほしい」


 最年長のファリスがいち早く口を開いた。問われたザラームは一度視線をファリスに向けて、それからまた手元に戻した。


「こいつは……俺を仲間だと……たとえ俺が魔王であってもなくても、仲間だと……この大バカ者め……」

「そうだよ、お前のせいだ! お前が妖精に呪詛なんて教えるから、アスファは今も苦しんでいるのに……!」


 ジアーの言葉に、マイヤが弾かれたように尋ねた。


「どういうことですの?」


 皆には内密に、と頼まれたジアーだが、どうしても話さずにはいられなかった。話して楽になってしまいたかった。


「アスファは妖精の呪詛を解いたんじゃねー。自分の身に移したんだよ! 魔王が仕掛けた呪詛だと知って!」

「!?」

「いったいなんの呪詛だ?」


 カウィが尋ねる。答えたのはザラームだった。


「蠱毒の外法だ。今回の場合、対象を殺すほどの呪力はない。だが、対象が生きている限り苦しめ続ける」


 それは、幾百の呪いをひとつの器に閉じ込め、穢れを濃縮する禁断の術。


「なんだって!?」


 これにはファリスも驚いた。ただ一人、気づいていたハーディは目を伏せて視線を逸らした。


「貴様! 自分がなにをしたかわかっているのか!? アスファから離れろ!」


 バドルがザラームに食ってかかる。それを止めたのはなんとジアーだった。


「ダメなんだよ。魔王が仕組んだ呪いだけど、実際に呪いをかけたのは魔王じゃない。この場合、魔王の魔力はアスファの苦しみを和らげる方向に作用するらしい。アスファの口から聞いたんだ。間違いねーよ」


 誰もが呆然と眠るアスファを見た。これだけの騒ぎになっても目覚めない様子を見ると、かなり深い眠りについていることが知れる。その幼い顔には疲労の色が濃かった。


「そんな、アスファ……どうしてですの……?」


 よろめくマイヤの身体をレイラが支える。ジアーは呻くように吐き捨てた。


「アスファは言ったんだよ。仲間の不始末は、長である自分の責任だって。こいつ、こんな目にあっても魔王のことを仲間だって……!」


 それでファリスは気がついた。ザラームは先ほどからどこか傷ついたような表情をしていたのだ。


「ひょっとして……ザラームくん、君は後悔しているのか? 己のしたことで、アスファくんが傷ついたことに……」


 ザラームは視線を逸らして答えない。だが、眠るアスファの苦しみを和らげようと寄り添う姿こそが、その答えだと知れた。


「だったら……償ってもらうしかねぇよな? わかっているよなぁ。今のお前のやるべきこと、お前自身の在り方」


 ハーディの言葉に、ザラームは視線をアスファに落とした。疲れた顔をして昏々と眠るアスファ。こんな彼女の姿を自分は見たかったわけではない。自分が欲しかったのは、彼女の──なんだったのか。


「……少なくとも、俺が見たかったのは彼女のこんな姿ではない。贖罪の話は受け入れよう」


 その答えに、皆が安堵した。


「やれやれ……アスファときたら、そんなものを抱えて、どうして普段通りにしていられるんだ?」


 カウィの疑問に答えたのは、またしてもジアーだった。


「全魔力を総動員して呪詛を抑え込めば、普段通りの生活を送れないこともないって言っていたぞ」


 なるほど、と魔法の素養のある者は納得した。アスファが抱える魔力は実はこの場にいる誰よりも高い。もちろん、魔王を除いての話だが。だから、そんな離れ業をやってのけることもできるのだ。


「だったら、普段の生活は問題ねぇな。あとは、眠るのが多くなることと、戦えなくなったことくらいか」

「どういうことだ?」


 ハーディの言葉に、バドルが尋ねた。


「すべての魔力を、呪詛を抑え込むのに使っているから、『剣』や魔法に魔力を割く余裕がないってこと。消耗する魔力の回復のために、必然的に眠っていることが多くなる」


 その説明に、手を挙げたのはレイラだった。


「じゃあさ、モカッダス山の内部にアスファちゃんたちが光魔法で潜り込むって話は……」

「……俺が行く」


 レイラの言葉を遮って答えたのはザラームだった。皆の視線がザラームに集まる。


「アスファの代理は俺がやる。それが責任を取ることにもつながるだろう。それに、アスファが他人に任せてじっとしているとは思えない」


 確かに、と全員が思った。アスファのことだ。無理をしてでもついて行こうとする姿が目に浮かぶようだった。


「じゃあ、任せるぞ……本当に、いいんだな?」

「あぁ」


 ザラームの返事に、ハーディは頷いた。


「んじゃ、それ以外のヤツらは予定通りってことで。バドルちゃん、カウィ、ファリスは仕合。それ以外は観戦。優勝したら、山の内部に向かうのはその三人と、アスファお嬢さん、ジアー、魔王、の六人。それでいいな?」


 ハーディの言葉に皆、納得して、その日は早めに眠りについた。だが、皆、あまりよく眠れなかったようだった。


「これから山に登るのに、皆、元気がないな」


 翌朝、出発の準備を終えたアスファがサマーァに話しかける。サマーァも、応、と頷いた。


「お前は最初からぐっすり寝ていただろーが……ったく、人の気も知らずに暢気なもんだぜ……」


 ぶつくさ文句を言うジアーに、昨晩、アスファのために怒った形跡は微塵もなかった。アスファも皆の様子から、呪詛の件がバレたのだと察したが、あえてそのことには触れなかった。それが、彼女なりの「いつも通り」なのだった。

ご読了ありがとうございます。

罪と赦しの狭間で、二つの心が静かに揺れていました。

アスファのまなざしは、過去の罪さえも抱きしめるように優しく、

魔王の沈黙は、悔恨と共にわずかな希望を孕んでいました。

壊すことでしか進めなかった者と、癒すことで歩もうとする者。

その交わりが、いつか同じ光を見上げることはできるのだろうか──。

風は、まだ旅の途中です。


2021/03/08

レイアウトを変更しました。

2021/03/13

加筆・修正しました。

2025/11/11

加筆・修正しました。

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