1月23日
雪が降るかも
今日は、朝から久しぶりに雨が降っている。天気予報は、午後は雪が降ると言う。駅に向かう道で、雨に濡れながら自転車を漕ぐ人が沢山いた。私の空想では、未来の道には1人乗りの屋根付き自動車が、自動運転で、駅まで連れて行ってくれるので、雨に濡れて出勤することはなくなる。
しかし、今こそまで技術が進んでしまうと、私の今の仕事は完全に機械に奪われる。
田舎の、のどかな田植えの記憶も、いつしかみんな、田植え機?がいっぺんに終わらせてくれる。人が仕事で汗をかいてする、コミュニケーションを、機械は理解してくれない。
ぎこちない、機械操作を冷たくあざ笑うパソコンに、私はいつも1人であたふたしている。そして、とてつもない初歩の質問を恥をしのんで、やっと聞く。
「ギガってなんですか?」しかし、知らなかったのは、私だけではなかった。携帯会社勤務の青年は、馬鹿にせずに優しく教えてくれた。
一同、すっきりした。
歩いていると、1人のお爺さんが自転車で追い越していった。
ベージュの半纏らしきものを着ていた。
半纏にしては、珍しい色だなあと思ってよく見ると、フリース素材だった。
フリースが、和風の聖域に進出している。
確かに、あったかいかも。この変化には、ついていけるかも。
知らないところで、変わっていく世界。