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四季の詩

春の詩『春のしじま』

作者: 中島 透乃

『春のしじま』




湖に うす白き花弁




湖畔の樹木に若葉を飾りて


神は軽やかに


四方(よも)を巡る




静寂は死者の名に非ず




萌ゆる芽は 光の粉を吹き


再生の甘き日差しは水面(みなも)を覆う


空は青く陶酔す




湖一面に (ほろ)びし花弁


風はとろりと湖面を揺らし


還らざる花は 酩酊に


腐りゆく身を震わせる




その神を


酔わせ




沈めようと















+++++++++++++++++++++++


何故か私の書く春の詩は、不穏なものが多いです。

……穢れた大人でスミマセン。

春は空気がザワザワとしていて、何もかもが

生きているような、それでいて恐ろしいような、

そんな気がするのです。


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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは。 春の物憂さ、なんとなくわかります。私の場合は花粉のせいかしら(笑) 生活環境が変わったり慌しかったり、そういうこともあるかもしれませんが。 自然は素朴で、偉大で……、ちょっぴ…
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