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仕組みの外側  作者: Svolik
第二章
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第十三章

最初の夜のあと、数日が過ぎる中で、二人の間にはある種の安定が生まれていた。それは退屈という意味ではなく、むしろ予測できるという安心だった。彼は急がなかった。毎晩、彼女の身体に戻り、すでに知った感覚を繰り返しながら、少しずつ深めていった。彼女を愛撫し、ゆっくりと高め、そして頂点へ導く。その過程の中で、彼女は単に感じるだけではなく、自分の中でそれがどこから生まれ、どう強くなるのかを覚え始めていた。


三日も経つ頃には、彼女はもはやただ横たわっているだけではなかった。彼の動きに合わせて身体を動かし、時には先に反応し、求めるように変わっていた。彼女はまだそれを言葉で理解しているわけではなかったが、身体はすでに知っていた。


だからこそ、彼は次へ進むことにした。


その夜、彼は彼女をすぐに寝かせなかった。呼び寄せ、そばに立たせ、その距離を曖昧にしないまま、静かに彼女の手を取って自分の下へ導いた。


彼女の指先が彼の男根に触れた瞬間、彼女はわずかに止まった。触れていいのか、その強さでいいのか、何も分からないまま、ただ触れているという状態だった。


彼は手を引かなかった。


軽く力を加え、触れ方を示した。


「握れ」と静かに言う。


彼女は少しだけ強く握った。


さらに少し。


そのわずかな違いがすぐに分かった。彼の身体が応じるのを感じ取り、彼女の動きは変わった。まだぎこちないが、確かに意識がそこに向いていた。


彼はそれを少しの間続けさせ、やがて静かに言った。


「下へ」


彼女はためらわなかった。ただゆっくりと膝をつき、視線を落とした。そこには恐れではなく、集中があった。


彼女の唇が初めて彼に触れたとき、彼女はすぐに離れた。予想していなかった感覚だった。柔らかさと温度、そしてそれが自分の意思で起きているという事実が、彼女の中でまだ整理されていなかった。


彼は短く言った。


「大丈夫だ」


彼女はもう一度触れた。


今度は離れなかった。


唇が彼を包み込む。最初は弱く、頼りない感触だったが、彼が手を添えてわずかに圧を示すと、彼女はそれを理解した。力を逃がさず、そのまま保持する。


彼女の呼吸が変わる。


動きが生まれる。


最初は不規則で、どこかぎこちない。しかし彼の反応を感じ取るにつれて、それは徐々に整っていく。彼は完全には任せず、必要なときだけ触れて導き、彼女が迷わないようにしていた。


やがて彼女の動きは安定した。


唇の動きと手の動きが合わさり、ひとつの流れになる。その中にはもう戸惑いは少なく、代わりに「与えよう」とする意志があった。


彼はそれを感じていた。


だからこそ、止めなかった。


緊張が高まるにつれ、彼は彼女の頭に手を置いた。押さえるのではなく、知らせるように。


彼女は一瞬だけ動きを緩めたが、すぐに理解し、再び続けた。


そして、その瞬間は予告なく訪れた。


彼女は完全には準備できていなかった。


突然の変化に、彼女の身体は一瞬固まる。動きを止めるでもなく、続けるでもなく、その場で受け止めるしかなかった。


彼は彼女を引き離さなかった。


そのまま、静かに支えた。


「止めるな」と低く言う。


彼女は声を出せなかった。


しかし、その言葉は届いていた。


彼女は動きを戻す。最初はぎこちなく、だがすぐに落ち着き、状況を受け入れていく。何が起きているのか完全には理解していない。それでも、拒まない。


「飲み込め」と彼は静かに言った。


命令ではなく、次に進むための言葉として。


彼女はすぐには従わなかったが、逃げもしなかった。わずかな間のあと、彼女はそれを受け入れた。


しばらくしてから、彼女はゆっくりと離れた。


呼吸を整えるのに時間がかかった。


彼はすぐに距離を取らなかった。


代わりに、彼女へと身を寄せ、そのまま口づけた。


間を置かず、ためらいなく。


それが何を意味するのか、彼女に理解させるために。


彼女は一瞬だけ止まった。


しかし、そのまま応じた。


その動きには、もう最初のような慎重さはなかった。


自然だった。


彼はすぐに離れず、そのままの時間を保った。彼女が自分の中でそれを受け入れるまで。


やがて唇が離れたとき、彼女は彼を見上げた。


長く、じっと。


「これで……いいの?」と彼女は静かに尋ねた。


その問いは技術ではなく、意味についてのものだった。


彼は彼女の頬に手を添えた。


穏やかに。


「それでいい」と答える。

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