第6話 自己改装
カノウにより事態の鎮圧がされ、
白を別室の療育室へ連れていかれる。
「ufjw(jfgひむかほたやむこよはらつゆらんふやねほゆねほなんで、3786852さたはやつな、僕、私が、白へ、空から、記憶継承さ、!れれるたんだ、、」
カノウは人格の混雑が進んでると見込み、一声をかける。
「空さんは、あなたへ記憶を託し、幸福な生き方を歩んで欲しかったの。100%真実。無限の可能性が見える私がそう言う。思い出してみて。空との幸せな記憶を…!!」
白はその言葉を聞いて涙を流すが、
言葉の羅列がまとまってない。カノウは白に付き添う。
…白は何も無い真紅の空間にて目を覚ます。
ヴァルキュリアの中ではないのは確かだった。
???「よぉ。現在の白よ。」
白はその声する方に向くが、その声主を見てありえないと口を漏らす。
声主はまさに自分そのものだった。
「なんで…!僕が二人いるんだ!!」
「違う。俺は記憶を託される前の白だ。言うなら旧白。」
旧白は続ける。
「ほんとーにあんな事が起きるとは想定外だったな。しかも空が失記者で。しかも俺より180年生きてるときた。そんな奴に記憶を託されてどんな気分だ?悔しいか?」
旧白は白の肩に手を置く。白はその言葉に反抗する。
「違う!空は!僕に幸せになって欲しいから!託してくれたんだ!!」
その手を追い払う様に振り上げる。
「ならなぜ今崩壊が始まってる?今ある状況はなんで起きてる?失記者でない君にリスクあるのを承知で託すなんて正気の沙汰じゃねぇよ!!」
旧白は白に手を上げる。白は地面に倒れ込むが、旧白は止まらない。
白に馬乗りになり、暴力を振るい続ける。
「俺達は!!空に裏切られたんだ!!これからは!俺が主導権を握って生きてやるよ!!人格崩壊するようなお前じゃあ意味ねぇんだよ!!」
白はその暴力に耐え抜き、旧白を跳ね除ける。
「それでも!!僕は!!空を信じ!空と同じ被害者を生みたくない!!」
それを聞いた旧白は嘲笑う。
「ははは、お前空を救えなかったのにヒーローの真似事をしようって言ってんのか!冗談は口だけにしろ!!」
「僕は子供の頃の記憶が無い。でも。誰かに助けもらっただけは分かる。顔も声も思い出せないけど、助けてくれた彼になりたいんだ!!」
旧白はその言葉に釘が刺さったように胸が締め付けられる。
「お前、あの記憶を思い出してもなお、観察者であることを拒み、救う側になると言うのか?」
「あの記憶は分からないが。例え思い出したとしても。全てを受け入れ、惰笑を受けようが、殴られようが、僕は乗り越え、ヒーローになるんだ!!」
旧白はその言葉に少しづつ笑う。
「ははは!!!そうだよなぁ!俺らしいわ!!その生を受け入れると言うならもう旧白という人格は要らないな!!また会えることを期待してるぜ…」
そう言い、旧白は消え、真紅だった空間は白い空間へと染まり、空間が完全に白くなると同時に白は現実に目覚めた。
目覚めた白を見たカノウは安堵する。
「よくやったね…貴方はもう正真正銘の失記者よ。」
「ようこそ。失記者の世界へ。」
続く
前話が少し短ったので、今週は2話掲載してます。




