第4話 救済×依愛
皆さんこんにちは。朝生暮死です。
改めて内容を確認したら、思ったより短ったので、
8月24日の夜18時に第5話投稿します。
ある繁華街の裏通り、ネオンの光も届かぬほどの暗がり――
静寂を裂くように、何かが吹き飛ぶ音が響いた。壁が砕け、そこから血飛沫を上げて転がる男。彼の背中には、源武の印が刻まれていた。
「フフフフフフフ……脆い、脆い!!それが源武の末裔の実力かぁ!!?」
奇声を発しながら、ツギハギだらけの異形がその場に立っていた。
彼の肌は人のそれではない。全身、色の異なる肌がストライプ状に繋ぎ合わされており、まるで違う人間のパーツを無理矢理縫い合わせたようだった。
男の左腕は明らかに女性のもの。右脚は子供のように細く、背中には複数の縫い跡が走っていた。
その目だけが、透き通るような純白。
「痛い?痛い?ねぇ、ねぇ、君はどこまで耐えられる?」
源武の末裔とおぼしき男は、血を吐きながら立ち上がろうとするが、異形の男はすぐに踏みつける。
「クク……源武、源ノ武者……その記憶、魂、そして絶対の継承――すべて、僕が飲み込んだよ……」
その異様な姿に、周囲の人々は誰一人近づこうとしない。
この世にある人を救う漫画、アニメ、映画を総じて正義の救済のストーリーがある。
たが彼だけ違う。魂そのものを救う者…彼のことを救済と呼ばれる。
数刻後…
雨が激しい中、源武の血縁者の遺体を見つめる女性が現れる。
??「ねぇ先に死ぬなんて悲しいよぉ…ねぇ…全部託すと言ってくれたのに…ねぇ…なんで私に記憶を託してくれなかったの…ねぇ…」
女性は。その遺体に触れるだけではなく、
倫理に反した行為をし始めた。
???「たしかぁ…死後46時間内なら睾丸の中の精子を抽出すれば…子を残せるぉ…んだっかけ…」
そう。彼女は路上で。男の尊厳を引きちぎった。
その引きちぎる音は雨音でかき消され、ネオンと軽快な音楽が流れる中で、その異常性の行為は目撃されることもすらもなかった。
彼女は例えるなら…マリアの顔を被った悪魔である。
つづく




