第13話〜泊合新〜
泊は慌てながらも、自前の車に乗りこむ。
「まずいまずいまずいまずい…」
「なぜこのタイミングで…!!」
「いや…20年前にあの子の密告で…」
「内部の情勢はもう既に明確だった…」
「この様な事態を回避するすべは幾らでもあった…」
「完全に私の落ち度…」
泊は、自責するがー
まだ救える命があるかもしれないという僅かな希望を抱き、
愛の一族の豪邸へ向かうーー
4時間前ー
付喪神へと転生した彼女の行動は1つだった。
「…そうか…みんなの記憶で私は生まれ変わったのか…」
「彼らの無念と執念へ答えるべく。私は歩まねばならない。」
「かつての名。(規制音)から私は、メイザを名乗ろう。」
重厚な扉を手にかけ、たった一言で破壊した。
「「「「縛解」」」」
粉々に崩れ落ちる扉の目前にはー
メイザの父親に当たる初老の男性が立ってた。
「よくぞ破った…ウルは残念だがー愛の一族を背負う次世代n…」
彼が言い終える前にメイザは父親の首を飛び跳ねさせた。
「……クソ親父が…最後の最後まで気持ち悪い…」
「この薄汚れた血筋を…今持って終わらせるー」
「「「「解縛」」」」
愛の一族の遺伝子にかけられた先代のウカの力。基永縛の契を破壊した。
同刻ー
「…!!先代がかけた永縛の契が…」
「…なんなんだ…!!遠くから感じる巨大な圧は…!!」
ウカはその圧に冷や汗をかく。
「永縛の契を壊すなんて…ワシ並の失記者か…それ以上の存在がいるのか…!?」
ウカは焦る口振りもするがー
笑みを零したー
父親の遺体を見つめるメイザは遺体に蹴りを入れる。
遺体は目前の襖を弾き飛ばし、
一族の者々に見つかられる。
「当主様ー!!!!お前!!なんて事w…」
一族の者々はメイザを見つめると体が硬直するー
「なんだ…この圧…とてもだが戦っても勝ち目はない…」
メイザは硬直する人々の網を通り抜けー
抜けた後ー
手を天に扇ぎー
高らかに笑う。
笑い声の一つ一つが人々の首が1人。1人。と弾き飛ばされる。
「実に…滑稽だ…」
彼女の足取りと身振り一つ一つで一族の鎖が解けれるように。
じわじわと豪邸にいる血縁者を殺戮するー
愛の一族は本家と分家を含め、総計1000名ほどいた。
近くにいる者は物理的にー
豪邸に居ない人は精神的苦痛を与え続けー
自死、他者に殺される遺伝の呪いをかけるという精神的に殺戮を続けた。
かくして4時間後ー
メイザは一族を諸々と滅亡を成功させたー
一部の者の通報により警察が到着するが
警察は動けずにいたー
メイザはワインセラーの中にある一升瓶を取る。
メイザは長い机の上に置き、
彼女は畳の上であぐらをかいて直に酒を飲む。
「ウル…貴方の願い。私の願いを…叶えたよ…」
画面が引き上がると。
首のない遺体が10体ほど出揃ってた。
数刻後ー
泊が愛の一族の豪邸へ辿り着く。
数十台の警察の車が豪邸を取り囲むが、未だに動きは無く、
泊が警察の目を掻い潜り、メイザの元へ辿り着くー
「…はっきり聞こう。君が…したんだね?」
「ええ…泊さんだったけ…20年前の愛労が世話になったようね…」
その愛労の名が出て、泊は目を丸くする。
「なぜその名を…」
「なんでって?私の母親。」
「愛縛部屋に入れさせられて死んだわ。」
…当時の年齢は15歳のはず…
…深く聞かないでおこう…
泊は話を続ける。
「君は……どっちなんだ…」
「世界の均等を崩させたいのか…ただ救いを求めた結果なのか…」
「…どちらかと言うと私はこの血筋を終わらせたかった。に近いわね。」
「そして…その血筋の問題を放棄した貴方も悪い…」
「私を捕まえたくあれば。倒してみなさい。」
メイザは手元にある日本刀を抜くー
「…少なくとも今回の件は責任を感じてるさ…」
「倒す事が君の救いになるなら僕は答えよう…」
泊は白衣のポケットに入ってた黒光りなグローブを取り出す。
泊の失イ物は常識。
形式はー常識回変
この世のこうであるべきだという常識を回変する力ー
(…建物や周囲の状況を考慮すると…)
(…あれは使いにくいが仕方なあるまい…)
双方のグローブの円状のボタンを同時に押すために
泊は祈りの掌印をするー
「…合体…」
その掛け声と共に
ヴァルキュリアの研究室の一隅に置かれてるアーマーが
バラけて泊の所へ行かんと自動的に空を飛ぶー
しかし。直ぐに泊の所へ来る訳ではない為ー
メイザの日本刀による猛攻を躱し続け、いなす。
「本当に僕…後支援向きなんだけどねぇ…」
ため息をつく暇もなく攻撃は止まらない。
しかし一瞬の不意打ちの攻撃が泊へ刺さったー
続く




