第6話〜死邂非〜
光龍はセイム一行の後始末をし、練共に白と会うー
「初めまして。白くん。僕は光龍。元々精乱死 を担当してたよ。今は不慮死の臨時もやってる。」
その情報量の多さに白はたじろぐ。
「ぁぁ。ごめんわかんないか。実際に見た方が早いね。」
光龍は円卓へ案内する。
「白に紹介したいから皆呼んで。」
「ん。わかった。」そう言い、練は電話をかける。
十分後に、練が答える。
「全員来るってよ。」
白はひとつ聞く。
「その耳かけはイヤホンじゃないんですか?」
「あぁ。これは補聴器みたいなもんさ。補聴器の上位版やけどね、」
光龍は続ける。
「僕はね生まれ持ち難聴でさ、不理解な環境下にいた時に、善さんに引き抜かれた。」
光龍は思い出すように顔を顰める。
「その善さんは今もここにいるんですか?」
「ううん。数年前に寿命で亡くなってね。蛇使い座も元々は善さんだったけど死後練が全て引き継いだ。」
2人は歩きながら会話を続ける。
「でも凄いじゃないですか、200年でこれだけの国を作り上げるなんて。」
「そうね。善さんと練には頭が上がらないよ。」
「今でも問題は山積みさ。より良い国を追求し続けるのが基本さ。短絡的じゃなくて512年の生を生きる者には長期的な安栄と繁栄がいる。」
「な、なるほど…」
その会話を終えた頃に円卓の重厚な扉へ辿り着く。
「さて。紹介しよう。不在の席もあるが、これが全員。」
「十三死和宮がこの国のトップであり、それぞれ特化した機関を担当している。」
円卓には2つの椅子が空いているが、説明は続く。
「練さんに軽く聞きましたけど、星座をモチーフにしてるのは分かります。」
「うんそうだよ。まず牡羊座から行こうか。」
牡羊座 安楽死宮 安楽福祉省 ルネ
牡牛座 飢餓死宮 物質供給省レンク
双子座 精乱死宮 記憶調整庁 光龍
蟹座 情死宮 家族社会省 イア
獅子座 英雄死宮 武功記録局 ザバルト
乙女座 病死宮 医療総庁 社医
天秤座 選択死宮 司法裁量院 ゴル
蠍座 自死宮 内省保護局 練 (元担当者)
射手座 旅死宮 外国内署 スロ
山羊座 労死宮 労働倫理省 カーカス
水瓶座 不慮死宮 浮棺省 光龍(代委任)
魚座 自然死宮 芸術文化庁 棺
蛇使い座 譲渡死宮 譲渡記憶庁 練
「以上がウロボロスを支える十三死話宮のメンバーだよ!」
白は説明を聞いて頭が混乱している。
「かなり、細かく分けているんですね…」
「あとなんで死話宮って名付けているんですか?」
「それは…」光龍が答えようとするが、
ルネが割入る。
「善様が私達に死の記憶を譲渡してくれたからだよ。」
「善様はなぜかはわからないけどけど膨大な記憶量を持っていてて死ぬ時じゃなくても記憶を譲渡することが出来ていたの。」
ザバルトがその話にまた割入る。
「俺達は元々はろくでもない奴だったからなぁ〜記憶の膨大さも異常やし。もしかしたら原始の4騎士かもしれないけどなぁ!」
ザバルトは高らかに笑う。
「そうね…でも彼はもう故人。もう深堀はできない…」
空気が濁った…
「あの…ごめんなさい…不吉な事を聞いてしまって…」
白が謝る。
刹那ー
「はぁ!!!?お前が白の結婚相手だと!?冗談も程々に白しろや!!」
「本当ですぅ〜!!!!私が白の自主規制を奪ったもんですね〜!!!」
「おい。どいうことだ!!!白おおおおおおお!!!」
セイムとクザが対面しており、事の顛末も全て知られてる状態で円卓に乱入したー
「なんでセイムさんがここにいるんですかァァァァ!!!!」
白は堪らず逃げるが、セイムには敵わない。
「ちょっと待ちな。」
ショートカットの髪型で、黒衣を纏った天秤座のゴルが話しかける。
「君達の選択で、この様な事態になってるのは明確ー」
「ならばお互い模擬戦をすれば良い。」
「はい????」
一方その頃ー
漏が地面に落ちてたヴァーネの紋章を拾い上げ、排水溝を車を乗りこなすように高スピードで移動する。
たが体力も尽き、少し休憩をし、
カノウに連絡を取る。
「もしもし。カノウさん…先程セイムさんから逃げた先にヴァーネの構成員を見つけ、盗み聞いた所、3日後にウロボロスを総攻撃するとの会話していました。」
「セイムさんの下りは気になるけど…了解。直ちに3日後に備えて非常事態を発令させる。」
つづく。




