第4話〜生漏隠〜
一方。ヴァルキュリアではー
「……いない!!白がどこにもいなーーい!!!!」
そう叫びながら社内を駆け回っていた。
「セイムさん今日もご乱心だな…」
「あー見えて面倒見はいいんだよネ…」
無とヴァイが話すが、
セイムが戻ってきて掴む。
「おい!白からなにか聞いてないのか!!」
ヴァイは目を逸らしながら
「あ、いえ、何も聞いてませんね…」
モノローグに四角いセリフ共にー
嘘である。
ヴァイは時宗から説明されてセイムを勝手に来ないようにヴァルキュリアに抑えてくれと頼まれてたのだー
ヴァイもセイムに白とクザの状況を知られたらもっと面倒くさくなると分かっていたー
ヴァイが茶化すが。
前方から思わぬ来客が来る
「うぃ〜セイムさん何してるんですかぁ〜?」
酒で酔っ払ったソクがやってきた。
ヴァイの表情が変わるー
(まずい…酒で自制が効かないソクに質問されたらバレる事は明確ーなんとかしないとー)
ソクはセイムにだる絡みをする
「セイムさーん僕と一緒に飲みましょーよーいい酒手に入れたんで〜」
嘘であるー
実際はーおチョコ1杯程度の酒瓶だったが…セイムの自室のワインセラーにあるワインを飲みたいだけだったー
「いらんわ〜最近禁酒中じゃし。」
読者もこの後の流れが分かってきただろう…
そう。
嘘であるゥー!!
セイムはソクはただ自室のワインセラーの高いワインを飲みたいだけだと分かっており、場を紛らす為の嘘であったー
無は三者のやり取りを見てたが…
「なにしょーもない心理戦を繰り広げとんの?白はウロボロスに行った。」
ナニイイイイイイイ!!!!
ヴァイは顔色を変える
まさかの第三者によるぶっこき…!!
後で時宗に怒られるのを確信して思考を巡らせるがー
諦めた。
「はぁ…時宗様に口止めされてたのにこんな形でバレるとは思ってなかったよ…」
「お!そうか!ウロボロスか!お前ら行くぞ!!」
「ちょっと待ってください!怒られるの私なんですよ!」
「構わん!わしは行く!!」
そう言って空港に辿り着くがー
空港警察に止められる。
この流れは読者も想像してる通りー
空港全出禁にされてたー
「なんじゃよ…!!ジユでもあるまいし!!!」
「陸は無理で…空も無理で…残るのは海…」
セイムはそうだ!と手をポンと鳴らし、
「ソク。お前の形式は循環束だったよな。なら、海も走れるんじゃないか?」
べべれけだったソクが一瞬で酔いが覚めてた。
「えっと…セイムさんご冗談ですよね?」
「ここから300km近くありますよ?」
「これもひとつの修行じゃ^^」
ニコニコ顔でとんでもない事を吐き出したー
「なら漏も解釈自体で出来るでしょう!?ねぇ漏!!」
ソクは汗ダラダラにしながら漏に話しかけるがー
いない。
「あれ。漏は?」
「セイムさんが出禁を言い渡された瞬間に排水溝に潜って逃げたよ…」
「しかもネズミくらいの小ささしか入れない排水溝に…」
「嘘やろ、、いくらでも漏でもそのサイズは激痛との戦いやのに…」
この流れを察した無がそろーりそろーりと帰ろうするが、
2人に止められる。
無も腹を括った。
〜数時間後〜
ウロボロスの海辺に4人が打ち上げられる…
「流石に300km海上走行はキッつい…」
「もう二度とやらん…帰ったら樽飲み干す…」
「ごめんね2人とも…」
これでウロボロスへ行く事が出来たかと思いきや、
オッドアイの男が話しかけてきた。
「君たち。不法入国者だよね?」
ヴァイ達は青ざめるが
セイムだけピンピンしてる。
「おぉ!光龍!久しぶりじゃな!」
「うg…セイムさんどうしたんですか」
「いまうげと言ったやろ。まぁいい。ウロボロスに用があってじゃな…」
「空さん案件ならもうやめてくださいよ?前大変だったんですから。」
「わりぃがもう空は死んだ。その記憶を継承された白に用がある。」
「そうでしたか…失礼。ちなみに時宗には…?」
「あいつワシに隠しよったから言ってない☆」
「ごめんなさいごめんなさい本当に!!うちの隊長がご迷惑おかけしました!!!」
ヴァイが謝りまくる。
「はは。セイムさんまたいいチーム組めたそうですね。」
「凹凸コンビだらけじゃがな…」
「「「テメーが言うな!!!」」」
「まぁ練には黙っとくよ。上手いこと隠れてくださいよ。」
光龍はそう注意するがー
「ん?まてあれ時宗のジェット機じゃね?」
海辺に置かれたジェット機を見つめる。
「待ってくださいセイムさんよからぬ事を考えないでください」
「最近海上保安庁の担当も任されたのでまじでトラブル起こされたら徹夜しないといけないんで」
セイムはその忠告におかまないなく進む。
「待って待ってほんまにやめてくださいやめてください」
光龍がセイムにしがみつくが、セイムは光龍を引すずってジェット機の中に入る。
ヴァイ達も着いていく。
「確かここを押せば動くんじゃったけ…」
ポチ。おびただしいエンジン音が鳴る。
「セイムさんほんとに辞めてください辞めてくださいいいいい!!!!今日の夜推しのアニメリアタイしたいんですよぉぉおおお!!!」
「知らん!ワシの言う通りにしろ!」
ヴァイ、無は察する。
光龍は私たちと同じ苦労人タイプだと…
ヴァイ、無は光龍の肩をぽんと置き、何も言わない。
「慰めてます!!?」
「ひゃっほーー流石マッハ20を誇るジェット機じゃ!!!」
セイムは同乗者4人がいることをお構い無しにジェット機をぐるぐる回して上下に動かしまくる。
ソクは耐え難いG数に耐えきれなくて全てをリバースしたー
「ぎゃあああああああセイムさん早く止めてぇぇぇぇ」
「吐いてしまったか…よし追い酒だ。」
そういいテキーラをがぶがぶと飲み干す。
「ほんとソクさんぶれないなぁ!!!」
無が思わず突っ込む。
しかしその追い酒も儚く…更にリバースをしてしまう。
ジェット機の床がゲ〇まみれになり、ヴァイ達はパニックになる。
はーやーくおろしてええええ!!!
光龍がハンドルを横から掴み、操縦がもたついてしまう。
「ちょま、それはまずい、、」
期待の重心がずれ、
ウロボロスの中心にある城の屋上に甲高い音を鳴らしながら不時着する。
「よし成功!」
しかし、悲劇はこれで終わらなかったー
駆けつけた時宗、練がいたー
それにきづいたセイムたちは恐る恐る降りて、
対面するー
練と時宗は口揃えて言うー
「「全員正座。」」
つづく




