第16話〜進信義〜
白はドクとの会話を終えた頃ー
ヴァルキュリアに警報が鳴る。
緊急事態発生!!緊急事態発生!!
ヴァルキュリア内部に数名の侵入者が居ます!!
各戦闘員直ちに現場へ向かうように!!
「ありえない!!!ヴァルキュリアは世界一のセキュリティを誇ってるんだぞ!!それを破る失記者とは…!!」
駆けつけたカノウがドクと白に伝える。
「敵はヴァルキュリアの防護壁を一蹴りで吹き飛ばした。」
「相当の力を持つ人…もしくは救済。」
その言葉で白の表情が変わる。
立ち上がろうとする白をドクは止める。
「行かなきゃ…!!」
「待った。君は最近戦いすぎて体は休めれても精神的には疲弊してる。今回は僕らに任せて欲しい。」
そういい、カノウとドクは知識館を去る。
「待ってくれよ!ドクさん…!!」
自分の無気力さに責める…
狼狽えながら…自責の念に翔られる。
たがドクのいうことは正しく、精神的にも疲弊してたがー
神は無慈悲に白に試練を与えたのだ。
知識観に大きな瓦礫と共にある人物が舞い降りた。
???「あぁ…本当にゼロノス様はこのような試練をお与えするのですね…」
その声に白は反応し銃を構える。
たがその人に白は驚愕する。
相手は、白黒と混合したアーマーを着ており、翼が生えた剣を握っている。
「あなたがゼロノス様に反する異端者…!!直ちに処刑する…!!」
白は思考を巡らせるが、ひとつの可能性しか思いつかなかった。
「…僕と同じ後から得た失記者…!!」
白黒のアーマーの人は白に切りかかるが白はすんでの所で引金を引く。
「変身。」
白の脳天から血が吹き出し血が凝縮する。
凝縮した血は白の脳天に戻る。
そしてその血は白のからだを突き破るー
以前は赤と黒の混色だったが
今回は違った。
赤と白のジグザグ模様のアーマーを身に纏ってた。
「あああああああああああああああ!!!!!なんで!!!貴方がゼロノス様から賜った力を持つのですか!!!なんという悲劇!!!」
甲高い声がを漏らし白は思わず耳を塞いだ。
「ほんとぅに…異端者ですね…!!処刑所ではありません。断首刑にします!!!」
白黒のアーマーの人は白に切り込み続けるが、
白にはビクともしてない様子だった。
むしろー吸収してるようにみえた。
白は今置かれてる状況を理解し始める。
「……そうか…レクニイム・ゼロを使ったせいか……」
白はレクニイム・ゼロの引き金を白黒のアーマーの人を撃つ。
また、記憶を失った感覚がしたー
それが何かについても思い出せないし何か恐ろしいことをわせれたんじゃないかと感じるがー
白は止めなかった。
空と誓ったあの言葉を無駄にしない為にも。
その銃弾は白黒のアーマーを割るー
その中にある顔が顕かになる。
とても鋭い目を持つ女性だった。
「クッ…!!!!こんな男に顔を割られるとは…!!!!」
「未来永劫に語り継ぐ程の恐悦黒歴史だ!!!!!」
その女性は。勢いよく白に膝を下ろし、手を祈りの形にする。
「あの日の神より…今ここで貴方に膝をつく方が、私にはずっと救いなんです──結婚して下さい!!」
白は硬直し、思わず変身も解ける。
「はい?????????????」
「知識館が…破壊された…」
ドクは、誰に聞かせるでもなく呟いた。
あまりにも冷たい直感が、背筋を這い、心を灼く。
震え、怒り、
「……侵入者、皆殺しだ。」
つづく




