第11話 〜刃漏白〜
白はヴァルキュリアの中にある模擬戦場に連れていかれ、
漏と白が対峙する。
「さーて!私は上のガラスから見てるから思う分戦っていいて!漏!そしてその変質的な体術を見せておくれ…」
そういいながらヨダレが漏れる。
「分かってーますよー要は白と戦って変身させたら良いんでしょ?」
そう言い、漏はファイテングポーズを取るー
アニメ空間ががいきなり写像的な空間へと変わり始めた。
息遣いのきめ細かさー筋肉の反射ー太陽の光の輝きー
全てが写像的へと変質してた。
「いやまてまてまてなにこのリアルさ!!え、まってこれあの…?え?まるであの…?地上最強の父親が出るあの…?」
白は名前を出さないが、そうとしか言えない現状が起きてる。
「なーに戸惑ってんだァ?早く変身しろや!」
そう言い漏は手を振り被る。
その攻撃に備えるが、いきなり拳の動線が変わるー
防御外の背中を狙われたー
白はその攻撃に悶絶する。
この感触は…ビンタ…?でもなんでこんな単調なのをするんだ…?と疑問をかける。
「まだまだ行くでぇー!」
漏は止めない。
今後は単なる正拳だった。たがー
「ぐぅ…!?」
左手がその拳で吹き飛んでいた。
後に泊は語る。
「漏の能力は軟体。彼は生まれながらの失記者で、失記者の理外の存在。白と類似する状況でありながら、偶然の一致による奇跡。」
泊は続けた。
「彼は、生まれた時に骨そのものを失った。生まれた当初も私も立ち会ったがかなりグロステクだったなぁ…今でも思い出すだけで震えるッ…!」
「私が作り出した人工関節人工骨により漏は日常生活が出来た。漏は更なる事を私に依頼した。」
「それがー私の中でトップに入るほどの難解な物ー多重関節」
場面は模擬戦場に戻る。
「え?左手がないー」
白は己が自覚した途端激痛の痛みが来るー
「うあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「まだ本気じゃないぜ。早く変身しろ。さもなければお前はここで死ぬぞ。」
「くそ…やるしかない…」対失記者武器の銃を頭に突きつけ、
自死の選択を取った。
脳天に炸裂した銃弾が、飛び抜け、大地に顕にした時
その銃弾と血は白を包み込むー
「変身」
硬質化した血を覆い、赤と黒のジグザグ模様のアーマーを覆う。
「それが変身か。実に面白い!!さぁもっと死合おうぜ!!」
2人は攻防を続ける。
たが、白の攻撃が時々すり抜けるような感触がする。
「…?なんだ…?明らかにおかしい…何故こんなにも殴ったという感触が無いんだ…?」
「あー気づいちゃった?僕骨そのものがないんだよねぇ!!」
またもやビンタを繰り出す。
「ぐぅ…そもそもこの不規則的なビンタの連続…普通の人体構造じゃ出来ない御業…」
「知ってるかい?蛇は、軟体さとしては1級品。でも蛇は骨ある。なんで骨あるのにあんな動き出来ると思う?」
「…骨そのものが細かいかもしくは多重にあるからできるからだろ?」
「ご名答。」そう言い正拳突きを食らわせる。
アーマーにヒビが入る。
「そうか…君は骨を失って後天的に多重関節を得たからできると言いたいのか…」
「100点満点!後で二郎奢るわ!」
「だからなんなんその二郎推しは!!!」
コミカルな口調で攻防は続いてるが、明らかに漏の方が優勢。
白は遠距離攻撃なら効くだろうと思い対失記者武器を取り出す。しかし、銃その物が歪に変質してたー
時宗は後にこう語る。
「彼の変質した武器を見た時、背筋が凍ったよね。失記者が身体に影響出すのは当然だとしても、物に対して変質するというのはたことが無い。恐らくあれはまだ進化の前段階ー完成系が楽しみだね。」
時宗は笑みを浮かべる。その目の奥は真っ黒に染まって見える。
白は変質した銃に驚くも、発砲する。
その瞬間何かを忘れた感覚があった。
その記憶は何かについても分からない。
その銃弾は漏には当たらないが、漏の余裕さが消えた。
「流石にまずいかな。ちょっと本気出す。」
そう告げ、あの高校生の得意とするのを繰り出すー
「ん???待って流石に怒られへん???」
「ビビったかい?このトリケラト〇〇拳niー」
ガシャンと音がなり、銀色のタライが漏の頭にあたる。
「うん。漏それはやめろ。講〇社に怒られる。」
泊の冷静なツッコミにより模擬戦は終わった。
つづく




