Track2
Track1に音弥、陸翔が東京育ちということがわかる文を追加いたしました。
「僕らの夏だ」
歌い終わり、陸翔からこんなお言葉。
「お前やっぱ歌上手いな!」
「ありがとう!」
前、2人でカラオケに行った時に歌ったら
「100点!?歌うますぎだろ…歌手になれよ…」
と言われた。それもバンドを始めるきっかけの1つになったかもしれない。
「でさ音弥って音域どのくらいなの?」
「ざっと7オクターブぐらい?」
「へ?」
「だから7オクターブ。」
「はぁぁ!?マジかよ!天才やん!!」
「そこまで言われると照れるな…」
ということがあった。
「じゃあ短いけど今日は解散で。明日空いてたら連絡して!」
「ありがとう。じゃあまた。」
そう言って彼の家を出ていった。
「よし、終わった…明日の予定確認しなきゃな。」
その時、電柱に貼ってあった1枚のチラシが目に入った。
【第42回隅田川花火大会7月27日開催!音楽ステージ特設!詳しくはホームページまで!】
「音楽ステージ…」
「!!」
「ここで1回演奏してみたい!たくさんの人が見てくれるし何より腕試しに繋がる!」
急いで家に帰り陸翔に連絡する。
音弥:今度の隅田川花火大会、一緒に行かない か?
陸翔:いいよー
音弥:音楽ステージで演奏できるらしいよ。
陸翔:マジで?
音弥:うん、ホームページに書いてあった。あと明日空いてる
陸翔:分かった。じゃあ明日俺ん家集合で。
いつの間に陸翔の家が集合場所になっていたことは置いといて、明日も陸翔の家に集合することになった。