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チートモブ少年VS偽ヒロイン  作者: 雪月花VS花鳥風月
【王立高等学園編】
3/16

入学と転入

「遂に乙女ゲーの開始か」

私の本名は広井明日香。

乙女ゲーのヒロインに成り代わり、ハーレムエンドを達成する為に異世界転移した女子高生よ。

本当のヒロインのアスカには男爵に引き取られる前に大金を渡して隣国に渡ってもらった。

シナリオ通りに王立高等学園に入学した。

必ずハーレムエンドを達成してみせるわよ。

偽ヒロインのテンションは非常に高かった。


「君達は今日から召喚士科の新入生だ。よって召喚士としての素質を調べさせてもらう。各人が得意な召喚魔法を発動してくれ。まぁ簡単な試験だと思って、気軽にしてくれ」

【召喚】

最初の男子はオークを召喚した。

【召喚】

二番目の女子はコボルトを召喚した。

【召喚】

三番目の男子はゴブリンを召喚した。

【召喚】

僕が召喚魔法を発動させたら、白真珠の指輪と黒真珠の指輪が召喚された。

「アイツ、魔物じゃなくて、二つの指輪を召喚したぜ」

「落ちこぼれは早く自主退学すれば良いのに。恥ずかしくないのかしら」

「全く恥知らずだよな。さっさと死ね」

三人から僕を侮辱する声がしてきた。

教官も呆れた視線を向けている。

「主様を侮辱したな」

「絶対に赦さん」

激昂した声がしたと思ったら、指輪から白虎と黒狼が出現した。

白虎はオーク、コボルト、ゴブリンを瞬時に爪で切り裂いた。

黒狼は殺気を放ち、三人と教官を威嚇した。

その場に居た全員が腰を抜かして、気絶してしまった。


「「主様、契約を結んで下さい。契約方法は指輪を嵌めて、私達に名前を授けてくれるだけです」」

二匹が甘えるように契約を懇願したので、仕方なく指輪を嵌めて、二匹に名前を授けた。

白虎をブラン、黒狼をノワールと名付けた。

名付けた直後にブランが白髪ショートカットのグラマーな美少女の姿に、ノワールが黒髪ロングヘアーのスレンダーな美少女の姿になった。

しかも全裸だった。

どうして全裸なんだよ。

早く服を着てくれ。

「主様、身体を密着させても良いですか」

「主様、匂いを嗅いでも良いですか」

ブランが身体を密着させてきて、ノワールが匂いを嗅ぎ始めた。

「「「「「「「・・・・」」」」」」」

目を覚ました者達が驚愕して、周囲が静寂に包まれてしまったが、直ぐに大騒ぎになってしまった。

ブラン、ハグするな。

ノワール、クンカクンカするな。


「君の召喚魔法は規格外で、私達の想定を超えています。つまり君の召喚魔法は危険過ぎます。よって校内での召喚魔法の発動を禁止とします。そして他の科に転入してもらいます。良いですね」

「・・・・分かりました」

学長室に呼ばれて、校内での召喚魔法の禁止と他の科への転入を言い渡されてしまった。

どうやら僕の召喚魔法が相当に危険視されてしまったようだ。

色々と考えた結果、前世の知識を活かせる錬金術士科への転入を決心した。

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