ヒロインの暗躍
独学で召喚術を極めて、地球の物品を自由自在に召喚出来るようになっていた。
機関銃を召喚して、開発した魔道具として売り込もう。
「これは危険過ぎる。よって王宮にしか納品しないようにしてくれ」
しかし機関銃を公爵に見せたら、危険過ぎるので、王宮にしか納品するなと言われた。
どうやら反乱などに悪用される可能性があるらしい。
「王太子殿下と謁見ですか」
公爵から王太子ルイモンド殿下と謁見をするように要求された。
どうやら機関銃に興味を持ったらしい。
「お前が魔道具を開発した錬金術士か。セシアンナから聞いていた通り、年齢の割には大人の雰囲気を漂わせているな。おっと話が逸れたな。そろそろ本題には入ろう。あの魔道具は大変役に立つ。開発の報酬として、勲章を授ける事が決定した」
王太子が開発の報酬として、僕に勲章を授けると言われた。
兵器の召喚はやめて、娯楽品の召喚をするか。
この世界は中世欧州みたいだから、チェスを召喚しよう。
チェスと解説本を召喚して、公爵に渡したら、国王陛下と王太子の分も用意してくれと頼まれた。
それどころか貴族達の分も用意させられた。
新たな娯楽品を開発したからと、特別に開発室を与えられた。
あのモブがチェスを開発したという噂を耳にした。
やはりアイツは地球からの転生者だった。
何としてもシナリオから退場してもらわなくてはならない。
確か聖騎士達がアイツへの恨みを漏らしていた。
聖騎士達を利用して、あのモブを排除してやる。
「おい、ちょっと付き合え」
「逃げようとしても無駄だぜ」
「絶対に逃がさないからな」
「覚悟しな」
何故か聖騎士達に取り囲まれてしまい、危害を加えられそうになった。
「主様に危害を加えるつもりですか」
「どうやら命が要らないようね」
「二人共、やめろ。相手は僕がする」
ブランとノワールが返り討ちにしようとしたが、僕が二人を止めた。
本当に殺してしまうかもしれないからだ。
「爆笑の恨みだ」
「モフモフの恨みだ」
「ムチで叩かれた恨みだ」
「罵倒され続けた恨みだ」
襲撃の理由は不明だが、降りかかる火の粉は払わせてもらう。
「ガァ」
「ギャア」
「グェ」
「ゲェ」
ニカク師匠直伝の秘技を駆使して、聖騎士達を瞬時に倒した。
「主様、流石ですのでハグさせて頂きます」
「主様、素敵ですからクンカクンカします」
「二人共、やめろ」
拷問じゃなくて尋問したら、僕に大怪我をさせろと、桃色髪の女子に頼まれたらしい。
以前に接触しようとした女子だろうか。
恨まれる覚えは無いんだけど。
あの女、必ず探し出して、思いっきり後悔させてやる。
あの女、絶対に見つけ出して、大泣きさせてやる。
ブランとノワールから殺気が溢れていた。
「二人共、穏便に探し出してくれ」




