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ダンジョン

さて、やって参りました。

薄暗くて湿っててこれぞダンジョンという感じ!

このどこかにお目当てのスキルもとい、ダンジョンマスターが居るんだね!


そんなことを考えながらふわふわと進んでいく。

もし襲われても良いように念力で小石を浮かせており迎撃準備も万端である。


(セドリック様、前方に魔物の気配がございます。

おそらくスライムとホーンラビットかと存じます。)


「スライムとホーンラビットか、何となくゲームや転生系の小説を読み漁ってたおかげか想像はつくな。」


慎重に進んでいくとスライム3匹、ホーンラビット2匹が光る草を食べていた。


おお、いたいた。何あれ、光る草食べてる…

インデックス、あれは何か分かるかな?


(はい、あの光る草は月光花という草でございます。葉は薄く光り、花は満月のように黄金色に輝きます。まだあの月光草は花は生えていないようでございます。)


ふむふむ、なんか薬とかに使えたりする?


(はい、回復薬に使えます。主に最高級ランクの物に使用されます。水で薄めると下位の回復薬も作ることが可能です。)


へー、ありがとう。

ちなみに私があれ取り込んだらどうなるの?

変身しちゃう?


(もちろん可能でございます。部分的に体に咲かせて採取したりといったことも可能でして、その際はMPを消費致します。)


自分の体から採取可能とかちょっと気持ち悪いな。

まぁ、便利だけど。


(体内で採取し、そのまま異次元ボックスに格納も可能でございます。お手間であれば私の方でMP上限を決めて頂きその範囲で採取も可能です。)


なるほど、じゃぁ今度もし必要があれば頼もうかな。


(かしこまりました。)


「さてさて、気を取り直してスライムさんとホーンラビットさんですよ。さっそく捕縛してスキルをサクッとゲットだぜ!」


ポケモ〇風に言うのがミソです。


「念力!」


相変わらずすごい速さで石が飛んでいき、ホーンラビットの足を貫いた。


「ピギッ!?」


あっという間にホーンラビットを足止めし、次のスライムに狙いを定める。


「よしよし、足を潰せば後はそんなに早くないスライムさんに当てるだけっ!」


ガッ!

勢いよく小石が飛び、スライムの核が貫かれた。


「あ、スライム死んじゃった…?」


(死んでも取り込んでいただければ大丈夫でございます。)


あれ、そーなん?

じゃぁ、とりあえずスライム放置でホーンラビット先に取り込んじゃおう。


再びホーンラビットに向き直り、捕縛を開始する。

あっという間にホーンラビットを捕縛し、スキルを手に入れた。


「それ、もいっちょ!」


スライムもさっさと捕縛し終わると月光花も取り込み、体内で生成できるか確認した。


問題なく生成できているようで、ボックスから取り出すことが出来た。しかも綺麗に大輪の花まで咲かせている。


「花まで咲いてるし、チートやな私。」


(流石セドリック様でございます。)


そんなこんなでインデックスと会話をしつつ、スキルを確認する。


「えーと、なになに?スライムが溶解液…?ホーンラビットがランナー?とりあえずそのまま鑑定!」


スキル溶解液Lv1:物を腐食させる液を出す。溶かせる物はレベルに比例する。


スキルランナーLv1:走る時に早く走れる。速さはLvに比例する。



ふーん、今のところ浮いてるからランナーは使わないかなー?溶解液は…岩がジワジワゆっくり溶ける?ぐらいの速さで溶けてってる…

いたぶりたい方むけ?


まあ、今は考えても仕方ないし先に進みますか。

ふよふよとポルターガイストボディで進んで行くこと数時間、ある程度この辺の魔物も取り込みが完了し、もう新種の魔物はいないかなって時点で奴が出てきた。


そう、ボス部屋ソレっぽいドアだ。

きっとここに奴が…ダンジョンマスターがいるに違いない。


気を引き締めてドアを勢いよく開け放った。


「たのもーーーう!」


言ってから気づいた、不意打ちすればよかった。

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